鳥取県児童生徒地域地図発表作品展

第24回(令和4年) 鳥取地区 主催:鳥取県地域社会研究会

作品展の概要

「鳥取県児童生徒地域地図発表作品展」は、県内の小・中・高・特別支援学校の児童生徒の地域に対する関心を喚起し、野外における観察の能力・洞察力・表現力を高め、同時に地図利用及び地図作成能力の向上を目的に、10月から12月に鳥取県内4箇所において開催されています。

作品:大尾崎放哉のふるさとマップ~ゆかりの地・句碑を訪ねて~

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:尾崎放哉のふるさとマップ ~ゆかりの地・句碑を訪ねて~

受賞者:鳥取市立修立小学校 6年 松岡 志音

作品主旨:
 校区には、自由律俳句で有名な尾崎放哉のゆかりの地や多くの句碑があります。調べていくと、「放哉といえば小豆島」という印象が強いので、「生誕地は鳥取」を発信するために、生誕130周年に句碑の建立やゆかりの地を巡るルートを整備したことが分かりました。放哉の魅力と地域のよさと共に、次世代に引き継ごうとする人々の思いを感じ、私も句碑やゆかりの地の位置を写真を活用して地図に表し、見た人に楽しんでもらえたらと思いました。


作品:ぼくの町の今とむかしマップ

鳥取県教育長賞

作品名:ぼくの町の今とむかしマップ

受賞者:鳥取市立富桑小学校 2年 田中 碧透

作品主旨:
 ぼくが通っている富桑小学校の寿団地についてしらべました。10年前と20年前の地図を見て、今とのちがいをしらべると、むかしは県職員住宅があり、畑も多かったですが、今はそれらはなくなり、新しい一戸建ての家が多くなっていて、きれいになっていることが分かりました。
 寿団地のまわりをじっさいに歩いて写真をとって分かりやすくまとめました。
 ぜひ見てくださいね。


作品:我が家の梨の行方

(公社)日本地理学会会長賞

作品名:我が家の梨の行方

受賞者:鳥取市立佐治小学校 5年 下石 竜生

作品主旨:
 ぼくの家は梨農家です。梨はどのように消費者に届けられるのだろうかということに興味を持ったので調べることにしました。我が家の梨づくりの特徴や歴史、どこに送られているのかを調べ、円グラフにまとめました。おいしい梨を作るための工夫や、流通にかかわる多くの方々の努力は理解していただけたでしょうか。 ぼくは、梨作りは簡単だと思っていたけれど大変だと言うことがわかりました。また、最近、梨の評価が上がっていることもわかりました。ぼくは、梨づくりの後継者になりたいと思います。


作品:鳥取、岡山鉄道地図 利用客減で危ない!!

(一財)地図情報センター理事長賞

作品名:鳥取、岡山鉄道地図 利用客減で危ない!!

受賞者:鳥取市立佐治小学校 5年 金田 弦土

作品主旨:
  ぼくは鉄道ファンです。それで、鳥取県と隣の岡山県の鉄道はどうなっているのだろうかということに興味を持ったので調べることにしました。調べてみると、鳥取県、岡山県にはたくさんの路線があり、ぼくの町にも鉄道がありました。分かったことは、岡山県南部など人口の多い地域の路線は利用が多いが、鳥取県東部では路線の利用が減り、存続問題が起きていることです。また、廃線は地元の観光に役立っていることです。これから未乗車の路線に乗ってみたいと思います。


作品:ネコのミイラがつなぐ湖山長者と摩尼寺

豊島郷土文化賞

作品名:ネコのミイラがつなぐ湖山長者と摩尼寺

受賞者:鳥取大学附属小学校 3年 仲倉 萌絵

作品主旨:
 私の小学校の前には、日本一広い池、湖山池があり、“湖山長者”という伝説が残っています。校外学習で、近くのお寺に行ったとき、“ねこのミイラ”を見せてもらいました。このミイラが湖山長者に出てくるネコだと聞いて、もっと知りたくなりました。伝説はいくつかあり、まとめるのがむずかしかったけれど、鳥取で有名な、“摩尼寺”にもつながっていることがわかり、びっくりしました。摩尼寺では、一年に一度しか会えない、今の私と同じ年の“8才の女の子”にも出会えた不思議な“ご縁”もありました。


作品:ディープな道の駅in鳥取県!その魅力と地域に果たす役割

国土地理院長賞

作品名:ディープな道の駅in鳥取県!その魅力と地域に果たす役割

受賞者:鳥取市立散岐小学校 6年 田渕 琴美

作品主旨:
 私のうちは車でよくいろいろなところへ行きます。東京へも車で行きます。私の家から車で5分のところにも道の駅があります。でも、鳥取県内のどこにどんな道の駅があるのか知りません。そこで両親にたのんで調べてみることにしました。ただ調べるだけでなく、もっと詳しく具体的に、利用する人の目線で知りたいことを深く調べてみました。調べてみると、地域との関わりが強いことや、災害時にも役立っていることが分かりました。分かったことを表にまとめてみると、それぞれの道の駅がどんな特徴をもっているか見えてきました。できた時期や場所とも関わりがあるのかなと思いました。


作品:こうして止めた!!鳥取青谷・気高原発

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:こうして止めた!!鳥取青谷・気高原発

受賞者:鳥取敬愛高等学校 社会部

作品主旨:
  “かつて鳥取県に原子力発電所の建設計画があった!?” 東日本大震災から10年以上が過ぎ、その記憶が薄くなってきた今、私たちは現実に引き戻されたような気持になりました。1980年代に進められたこの計画は、青谷町の地元住民による草の根の土地所有権取得運動によって阻止されました。およそ何人の方が、どのようにして、どの場所のどれくらいの広さの土地を取得されたのか。当時運動を進めた方々の思いを受け止めながら、私たちは調査を進めました。