潮位を測る(験潮)
|
潮位を測る(験潮)について![]()
新着情報
験潮の任務 験潮とは海面の昇降(潮位)を測ることです。潮位を観測する機器を験潮儀といい、国土地理院では、その施設を験潮場と呼んでいます。国土地理院では土地の高さの基準を決めるために1872年から験潮(潮位観測)を行っています。特に油壺験潮場(神奈川県三浦市)の観測結果は、油壺験潮場と日本水準原点(東京都千代田区)の間を定期的な水準測量により、日本水準原点の数値の点検に役立てられており、1923年の関東大地震や2011年の東北地方太平洋沖地震に伴い日本水準原点が沈下したため、原点の標高は、油壺験潮場との水準測量の結果を用いて改定されました。
また、長期間連続観測の潮位データを用いた地殻変動の監視など、防災にも重要な役割を果たしています。
|