児童・生徒の地図作品展

第30回(令和4年) 徳島地区 主催:徳島地理学会

作品展の概要

「児童・生徒の地図作品展」は、徳島県内の小・中・高校の児童生徒が作成した地図類を募集し、優秀な作品を展示して、地理教育・地図教育の発展を図ることを目的に毎年11月末から12月初めに開催されています。

作品:渋野町鳥獣被害マップ

文部科学大臣賞/国土地理院長賞

作品名:渋野町鳥獣被害マップ

受賞者:徳島市立渋野小学校 6年 米田 知永

作品主旨: 
 うちのポチには、猟犬の友達がいます。飼い主のおじさんは猟師として渋野町の害獣を駆除しています。父はブロッコリー農家で、渡り鳥の食害にあったり、猪に畑を踏み荒らされています。
 渋野町は農業の町です。町の人に聞いていくと様々な動物による被害にあっていることがわかりました。農作物の地図と合わせることで被害の実態を見やすくしました。対策に役立ててもらいたいと思います。


作品:コンビニワープのハザードマップ!~コンビニの危険を追求~

国土地理院長賞

作品名:コンビニワープのハザードマップ! ~コンビニの危険を追求~

受賞者:徳島県立富岡西高等学校 2年 篠野 愛莉

作品主旨:
  交差点に面したコンビニでワープをしている車をよく見かけます。コンビニワープでの事故を防ぐために対策している店舗はあるのかを知りたいと思い、阿南市内のコンビニについて調べました。交差点にあるコンビニ11店舗のうち、柵の設置などの対策をしているコンビニはたった3店舗でした。交差点の時間帯別の交通渋滞状況と店舗の混雑状況をGISで調べて掛け合わせ、重点的に対策をすべき時間帯が何時になるのかを示しました。


作品:ぼくのすむ町II

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:ぼくのすむ町II

受賞者:徳島市立千松小学校 3年 富永 郁晴

作品主旨:
 社会科で「お店のひみつ」について習っている時、買い物で困ったことが起きました。それは、できると思っていた支払い方ほうができなかったことです。よく行くお店や行ってみたいお店で話を聞くとお店の事じょうやお客さんのようぼうで決めていることが分かりました。この地図を見て、ぼくのように支払い方ほうで困る人がへったらいいなと思います。知らない支払い方ほうもたくさんあったのでもっとくわしく知りたいです。


作品:みんなで考えよう! 徳島の地域医療~無医地区の『安全・安心』を守るために~

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:みんなで考えよう! 徳島の地域医療 ~無医地区の『安全・安心』を守るために~

受賞者:鳴門教育大学附属中学校 1年 真田 蓮

作品主旨:
 徳島県の山あいの町に、私の祖父母の家があります。大きな病院まで救急搬送で1時間かかることもめずらしくありません。人口10万人あたりの医師数が全国1位の徳島県でも、過疎地における無医地区の問題は深刻です。病気やけがは待ったなしです。地域による「医療の格差」は「命の格差」につながります。
 全国的に過疎・高齢化が進む今、誰もが住み慣れた地域で安定的な医療を受けられる体制づくりが急がれています。


作品:ぼくのすきなおかざき海がんのちず

国土地理院四国地方測量部長賞

作品名:ぼくのすきなおかざき海がんのちず

受賞者:徳島市立国府小学校 2年 鈴木 颯真

作品主旨:
 ぼくは魚つりが大すきで、おかざき海がんにはおじいちゃんとよく行きます。いろんなしゅるいのさかなをつったり、すなはまあそびをしてたくさんの思い出ができたので、おかざき海がんを地図でかいてみたいと思い、まちをたんけんしました。
 いつもは車で通りすぎて気づかなかったけど、歩いてみるとゆうびんきょくや、たくさんのしんごうきがあることに気がつきました。
 地図作りは楽しいけど、思い出しながらかくのがむずかしかったです。


作品:鳴門海峡周辺の海底地形図

国土地理院四国地方測量部長賞

作品名:鳴門海峡周辺の海底地形図

受賞者:徳島県立城ノ内中等教育学校 2年 安藝 颯真

作品主旨:
 家族で釣りに出かけている鳴門海峡。いつ観ても毎回違う流れをみせる渦潮に、いったい海底はどうなっているのだろうかと疑問に思い作成した。
 工夫した所は、海底地形図の等深線を参考に、板を重ねることで深さを表現する所だ。制作にあたり、鳴門海峡周辺の海底は淡路島と大毛島の間を海水が通る際の幅が一気に狭く、浅くなっていることから渦潮ができる条件の一つになっているのだと考えた。


作品:わたしの大好きな町

GIS奨励賞

作品名:わたしの大好きな町

受賞者:徳島市立千松小学校 4年 坂東 知佳

作品主旨:
 わたしの住んでいる「かも地区」は、便利で住みやすい町だと言われています。スーパーマーケットやドラッグストアなどよく利用するしせつに注目して、「かも地区」でもどういうところが住みやすいのか調べてみました。また、どういうところに新しいしせつができるともっと住みやすくなるだろうか、ということを目で見えるようにまとめました。これから町がどんどん住みやすく変わっていくのが楽しみです。