仙台市中学校生徒地図作品展

第54回(令和4年) 仙台地区 主催:仙台市中学校社会科研究会

作品展の概要

「仙台市中学校生徒地図作品展」は、仙台市内の中学校生徒が主題図、高度分布図、土地利用図、地図模型の作成を通して、地図についての理解と地理的な考察力を育てるとともに、資料活用の能力を高めることを目的に毎年11月から12月に開催されています。なお、今年度は作品は募集しますが展覧会・表彰式は行わず、紙面による審査結果公表といたします。

作品:地図模型「利尻島」

仙台市長賞

作品名:地図模型「利尻島」

受賞者:仙台市立上杉山中学校 1年 芳賀 司

作品主旨:
 地形面では、島の裾部分がなだらかであることから、広がるように形成されたのではないかと思った。
 水産業面では、沿岸漁業や昆布などの養殖に力を入れているのではないかと思う。
 観光業では、名所や名勝が多数あるため、多くの観光客が訪れるのではないかと考える。そして、島には空港があり、登山客や観光客が移動しやすいようになっているのではないかと思った。さらに、宿泊施設が多くあるため、多くの人が来るのではないかと思う。


作品:土地利用図「前橋」

審査員特別賞/仙台市長賞

作品名:土地利用図「前橋」

受賞者:仙台市立第二中学校 3年 相原 桃子

作品主旨:
  前橋の地図をもとにすると、利根川の周辺に住宅地が多いことが分かった。また、宅地を囲むようにして畑が広がっていることも読み取れ、全体的に住宅に対して田畑の占める割合が高いことが分かった。この前橋地域は、南北に伸びるように広がる桑畑が特徴的である。北部にある森林の中にも桑畑が点在しており、地域に占める桑畑の割合が高いことから、養蚕業が盛んに行われていることが分かった。


作品:地図模型「利尻島」

国土地理院長賞

作品名:地図模型「利尻島」

受賞者:仙台市立上杉山中学校 1年 佐藤 志皇

作品主旨:
 利尻島は、北西の傾斜がなだらかで、利尻山以外にも小さな山などがあることが分かった。
 標高は1721mで、中心に向かって標高が高くなっていることが分かった。
 島は、森林におおわれており、特に、針葉樹林が多いことが分かる。
 形は、きれいな錐形で富士山のようだが、山頂の部分から色々な方向に、深い谷のようなものが広がっていると分かる。
 標高が低い所の沿岸部には、住宅などが多く、人が集中していると考えられる。


作品:土地利用図「川越」

国土地理院長賞

作品名:土地利用図「川越」

受賞者:仙台市立第一中学校 3年 伊藤 和也

作品主旨:
 川越市は、武蔵野台地の一部にあるため西部には森林が広がり、開発により多くのゴルフ場がつくられていることが分かる。西部の丘陵地帯に延びる道路沿いには果樹園が見られる。裾野の方には、住宅地の間を縫うように桑畑が広範囲に分布するといった特色が見られる。川の西側の比較的標高が高い地域では畑に利用され、東側の低地には水田地帯が広がっている。関越自動車道付近には、北関東工業地域の一部である工場が進出している。


作品:土地利用図「成田」

国土地理院長賞

作品名:土地利用図「成田」

受賞者:仙台市立第一中学校 3年 南 花恋

作品主旨:
 成田には、成田国際空港を中心に、その西側に市街地、南北に水田や畑が広がっていることが分かる。果樹園は、あちらこちらに点在するのみである。各地にはゴルフ場や工業団地も造られていることが分かる。空港付近には、荒れ地や空き地が広がっていることや未開発の地域が広がっていることから、針葉樹林や広葉樹林が広がる森林地帯を切り開いて開発されたことが分かる。