みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト

第16回(令和4年) 全国地区 主催:立命館大学歴史都市防災研究所

作品展の概要

「みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト」は、小学生が保護者や家族、地域住民、教員らと一緒に地域の安全安心について調べ、マップを作成することで地域の安全安心に対して関心を持っていただくことを目的に毎年8月末から作品を募集し、10月の表彰式を経て、12月まで作品展を開催しています。

作品:ぼくもヒーローになる車いす・ベビーカーたすけマップ

奨励賞/最優秀賞

作品名:ぼくもヒーローになる車いす・ベビーカーたすけマップ

受賞者:港区立赤坂小学校 2年 吉野 珠生

作品主旨:
 足の病気で車椅子に乗った時、街の中には、普通に歩くことはできても、車椅子だと不便で怖い場所が沢山あることに気付きました。そんな時、知らないお兄さんが、急な坂道で車椅子を押して助けてくれました。僕にはそのお兄さんがヒーローに見えました。
 僕でもヒーローになれる場所はないかと、弟のベビーカーを押して調べてみたら、出来ることが沢山見つかりました。ヒーローが大勢いれば、どんな場所も優しい街になると思います。


作品:もしも、箕面まつり開催中に緊急事態が起こってしまったら(大地震などの自然災害やケガ・病気など)

優秀賞

作品名:もしも、箕面まつり開催中に緊急事態が起こってしまったら(大地震などの自然災害やケガ・病気など)

受賞者:箕面市立北小学校 6年 武藤 七菜

作品主旨:
 「祭り」という非日常的な活動中に、自然災害など緊急事態が発生した時のことを考えて作りました。何故このようなことを考えたかというと、私が大阪府北部地震を経験した場所は、いつも避難訓練をしている学校でも家でもなく、登校中の通学路でした。このとき「いつどこで何が起こるかわからない」ということ、知っておくことの大切さを学んだからです。それから今回歩いてみて、誰もが逃げやすい道かどうかも大事だと思いました。


作品:土砂災害・洪水から身を守る

入選

作品名:土砂災害・洪水から身を守る

受賞者:舞鶴市立倉梯第二小学校 6年 川北 朋史

作品主旨:
 舞鶴市は過去に大雨で由良川が氾濫し大きな災害が発生したと学習していました。でも実際に自分の校区の危険箇所について見直すことはありませんでした。そこで、舞鶴市の二つのハザードマップを透明シートを使って色分けし一目で分かる一つのマップにまとめました。校区をじっくり見て回り、安全な避難の仕方を調べたり、避難場所に備えられているものも見せてもらったりして、自然災害への意識を高めることができました。


作品:常願寺川の堤防を調べる

入選

作品名:常願寺川の堤防を調べる

受賞者:富山市立藤ノ木小学校 3年 蒔田 陸人

作品主旨:
 今回僕は自転車で、家の近くを流れる常願寺川の堤防を走破しました。その時見つけた看板や石碑を見て、常願寺川の歴史や堤防について興味を持ち、調べました。常願寺川は昔からあばれ川とよばれ、水害をたくさん起こしてきた川だったことや、かすみ提とよばれる昔の人が考えた堤防のつくりが今も残っていることを知りました。近年、色々な場所で水害が起きていますが、この川が水害対策の参考になればいいなと思いました。


作品:工事中 広島駅の安心・安全マップ

入選

作品名:工事中 広島駅の安心・安全マップ

受賞者:広島大学附属小学校 4年 田原 優里奈

作品主旨:
 私は毎日広島駅を利用しています。今建て替え工事をしている広島駅で、もし誰かが急に気分が悪くなったり、火事や自然災害が起きたりしたら、私はどのように動いたら良いのか気になっていました。そこで、安全安心マップを作ってみようと考えました。調べてみると、広島駅には様々な安全設備が至る所に設置されていることに気が付きました。たくさんの人にマップを見てもらい、皆で安心して広島駅を利用できたら良いなと思います。


作品:さまざまな災害に役立つ通信手段 公衆電話を探せ!!

佳作

作品名:さまざまな災害に役立つ通信手段 公衆電話を探せ!!

受賞者:広島大学附属小学校 5年 山田 隼太朗

作品主旨:
 2025年に太陽フレアと呼ばれる太陽の表面で起こる爆発現象で、携帯電話や電気が数週間に渡ってつかえなくなるかもしれないニュースを見ました。7月にも電波障害で携帯電話が使えなくなり緊急電話にも困った経験から災害に強い公衆電話を見直し、いざという時に迷わず使えるよう地図にしてみることにしました。


作品:松原小学校の安全マップ

佳作

作品名:松原小学校の安全マップ

受賞者:世田谷区立松原小学校 3年 田邉 雄咲

作品主旨:
 学校の授業の「安全マップ」作りがきっかけで、学区域全ての道にある「こどもをまもろう110番」と防犯カメラの場所を知りたいと思い、調べました。110番がある家やお店は111か所、防犯カメラは37か所あり、見通しが悪い道に多くあるのではないかと考えました。犯罪のしにくい地域になるよう地域の人たちが協力し、見守ってくれていることが分かり、調べる前より安心して出かけることができるようになりました。