重力・ジオイド

2枚の写真は、絶対重力測定(左)と相対重力測定(右)

絶対重力測定(左)と相対重力測定(右)



 国土地理院は、全国で重力測量を実施し、国際的な基準に整合した重力値を提供しています。重力値は、正確な標高を決めるために必要であるほか、地下の活断層や資源の探査、計量機器の較正などに広く利用されています。
 日本の標高の基準は、測量法で平均海面と定められており、この平均海面を陸域にまで仮想的に延長した面をジオイドといいます。国土地理院では、重力測量や水準測量の結果などから、ジオイド・モデルを作成し、提供しています。ジオイド・モデルは、衛星測位で標高を求めるために使用されています。