とやまみんなの地図作品展

第15回(令和3年) 富山地区 主催:とやま地図作品研究会

作品展の概要

「とやまみんなの地図作品展」は、富山県内の小・中学生を対象に、身のまわりの環境や地域の姿を観察・調査し、それらを「地図」として表現することにより環境や地図、さらには地域に対する関心を深めることを目的に毎年11月に開催されています。

作品名:集中豪雨からまちを守れ!松川雨水貯留施設のはたらき

とやま地図作品研究会長賞

作品名:集中豪雨からまちを守れ!松川雨水貯留施設のはたらき

受賞者:富山市立堀川小学校 6年 姫野 理央

作品主旨:
 近年、地球温暖化による集中豪雨が各地で様々な災害を引き起こしています。富山市は、その対策として「松川雨水貯留施設」を整備したこと知りました。この施設は地下にあり、普段は目にすることができないため、道路部分を透明にし、立体地図で表現しようと考えました。この作品を通して、集中豪雨から私たちのくらしを守るためには、これだけの施設が必要なほど、地球温暖化の危機が迫っていることを伝えたいと思い、作成しました。


作品名:富山湾漂着ごみの謎を追え!!

公益社団法人日本測量協会長賞

作品名:富山湾漂着ごみの謎を追え!!

受賞者:富山市立堀川小学校 6年 仲松 虹海、安川 瑠海

作品主旨:
 私たちは、4年生総合「富山湾」の学習で、富山湾の漂着ごみは、身近な川から流れ込んでいることを知りました。あれから2年が経ち、状況が改善されているのかが気になり、校区内のいたち川を調べました。
しかし、実際の様子や富山県環境政策課のインタビューから、現状が変わっていないことを知りました。美しい富山湾を持続させていくためにも、この現状を多くの人に伝え、危機意識をもってくらしてほしいと願い、作成しました。


作品名:堀川南地域を走るコミュニティバス

公益財団法人国土地理協会長賞

作品名:堀川南地域を走るコミュニティバス

受賞者:富山市立堀川小学校 6年 網谷 紗也佳

作品主旨:
 校区内に新しいバスの停留所を見付けたことからコミュニティバスへ興味をもちました。コミュニティバスの運行理由や経路の決定を調べようと、富山市交通政策課へ手紙を出しました。すると、堀川南地域を走るコミュニティバスは、地域でお金を出し合い、地域に住むお年寄りのために運行したものだと分かりました。作品の作成を通して、将来高齢化が進む富山市において、コミュニティバス等、公共交通の必要性を考えることができました。


作品名:私の町の石碑マップ

国土地理院長賞

作品名:私の町の石碑マップ

受賞者:滑川市立東部小学校 6年 澤井 遥

作品主旨:
 小さなころから、かくれんぼの隠れ場所としていた、大きな石碑の文字を父と一 緒に読んでみたことをきっかけに、夏休みを利用して石碑探しをすることにしました。
校区内を巡り、発見した石碑をそれぞれ大きな地図に特徴と一緒にまとめたと ころ、私の町にはいろんな物語や歴史があり、人々の思いが石碑にこめられてい ることがわかりました。
この取り組みを通して、歴史や文化を後の時代に伝えていくことの大切さを知 りました。


作品名:下条川の千本桜は本当に千本?

一般社団法人富山県測量設計業協会長賞

作品名:下条川の千本桜は本当に千本?

受賞者:富山大学人間発達科学部附属小学校 3年 奥 望帆子

作品主旨:
 一年生の時から「自分の住んでいる地域のようす」について調べています。その中で、不思議に思った下条川の千本桜について、詳しく調べ、地図に表現しました。桜の本数を実際に調べ、地図にまとめていく中で、川の東西の様子を比較して土地の使われ方に違いがあることに気付きました。また、下条川の歴史について調べて文章にまとめることで、今と昔のつながりについても理解することができました。


作品名:地図記号を調べてみよう

国土地理院北陸地方測量部長賞

作品名:地図記号を調べてみよう

受賞者:富山市立中央小学校 3年 余湖 祐月

作品主旨:
 1学期に初めて本格的な地図、そして地図記号と出会いました。*「畑= 」*税務署= 」*「電波塔= 」。今まで身のまわりの町内しか知らなかった世界が一気に広がりました。呉羽なしが広がる風景ってどんなの?「船に航路を知らせる灯台」ってどんな物?そんな思いが本研究へとつながりました。市北部の臨海地区、西部の丘陵地区、中央の駅周辺と官公庁街。地図を通して町の様子、人の動きが見えてきました。もっと地図でいろんな町へ出かけたいです。

*には、それぞれ対応する地図記号が記載されています。


作品名:黒部の黒西合口用水と水門

一般財団法人日本地図センター理事長賞

作品名:黒部の黒西合口用水と水門

受賞者:黒部市立中央小学校 6年 新村 吉平

作品主旨:
 家の周りの用水はどこからきているのかを調べたら、合口用水というものがあることを初めて知った。調べてみると合口用水は、農業だけでなく、発電や融雪、工業にも使われていることが分かった。
また、用水にさかもぼっている途中に水門がたくさんあること、水門の大きさが違うこと、手動や電動のものまで色々な種類の水門があった。水門は用水の水量を調節する働きがあり、とても大切なものだということがわかった。