札幌市児童生徒社会研究作品展

第42回(令和3年) 札幌地区  主催:札幌市教育地図研究会

作品展の概要

「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に社会科・生活科及び総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集し、将来のよき札幌市民・北海道民の育成につながることを願って、毎年9月から11月に開催されています。

作品:僕の街の土砂災害ハザードマップ

国土地理院長賞

作品名:僕の街の土砂災害ハザードマップ

受賞者:札幌市立円山小学校 5年 福川 皓貴

作品主旨:
 熱海市で発生した土砂災害をニュースや新聞で見て、自分が住んでいる街の防災対策について調べてみようと思いました。市の災害担当の方に電話で教えてもらいながら、国土地理院の「地図Vector」と「重ねるハザードマップ」を用いて、ハザードマップの立体模型を作りました。佐賀の祖父母の家に大雨警報が出た時に、すぐに「重ねるハザードマップ」を使って、災害リスクや避難場所を伝えることができてよかったです。


作品:知られざる三角山問題!?~立体地図で見る三角山~

札幌市長賞

作品名:知られざる三角山問題!?~立体地図で見る三角山~

受賞者:札幌市立宮の森中学校 1年 一村 ひまり

作品主旨:
 ある日、弟が泥だらけになって帰ってきました。靴や靴下も赤土にまみれていました。どこに行ったのかを聞くと、三角山の採石場に行っていたというのです。今まで、何度も三角山には登っていたのに採石場の事を知らなかった私は、とても興味をもちました。
三角山の採石場はあまり緑化が進んでおらず厳しい現状であることを知り、地域に住む一人として、この問題について皆に伝えて行きたいです。


作品:かつて校区内を走行していた定山渓鉄道を巡って

札幌教育地図研究会会長賞

作品名:かつて校区内を走行していた定山渓鉄道を巡って

受賞者:札幌市立幌東中学校 3年 大久保 由奈

作品主旨:
 「定山渓鉄道」とは大正7年から昭和44年までの51年間、札幌~定山渓間を走行していた鉄道である。大都市となった札幌市街地のどこを走行していたか、興味をもち調べたところ、校区内にその一部ルートがあったことを知った。今ではその足跡はほとんど残っておらずルートはよくわからない。しかし、昔の地形図や航空写真と現在の地形図を比べながら校区内のルートについて実際に歩いて調べた結果、その足跡を見つけることができた。


作品:琴似発寒川のナゾ

札幌市教育協会賞

作品名:琴似発寒川のナゾ

受賞者:札幌市立山の手南小学校 5年 安部 玄眞

作品主旨:
 私の住んでいる家の近くに、琴似発寒川が流れています。地図で調べると、川は直線で人工的に作られた新川につながり、川に流れていました。私は、元々の流れの続くが知りたくて、昔の地図と比べ、今回の作品の調査内容とテーマが決まりました。山や川など、いろいろな自然に囲まれた札幌。その札幌の川の歴史や、人々がどのように川と共に暮らしてきたのかを汁ことができました。本当に勉強になりました。


作品:羊蹄山

札幌教育地図研究会会長賞

作品名:羊蹄山

受賞者:札幌市立琴似小学校 5年 山田 敬介

作品主旨:
 夏休みにニセコへ行った時、母が運転する車で羊蹄山のふもとを一周しました。途中、羊蹄山に降った雨や雪がしみこんで地下水となって一日に8万トンも出てくる吹き出し公園によりました。雪のたまりそうな場所を見つけたいと思い、羊蹄山の立体地図を作りました。等高線が内側にくぼんでいる谷がたくさんあり、山頂には直径700メートル、深さ200メートルの大火口があって雪や雨が地下水となり水道水などになっているのだなと思いました。


作品:札幌オリンピックと地域の発展

札幌市教育長賞

作品名:札幌オリンピックと地域の発展

受賞者:札幌市立篠路西小学校 6年 近藤 舞櫻

作品主旨:
 私は、オリンピックが過去に札幌でも開催されたことがあるという話をきっかけに「オリンピックと地域の発展」について調べました。調べていくと、日常の中にたくさんのオリンピックの軌跡があると知り、本当に驚きました。普段当たり前に利用している地下鉄や地下街、そして真駒内の街そのものがオリンピックのために作られていたというスケールの大きさが当時のオリンピックに関わった人や街の必要性を教えてくれると思いました。


作品:わたしの防災マップ2021

札幌市教育長賞

作品名:わたしの防災マップ2021

受賞者:札幌市立篠路西小学校 4年 近藤 穂乃実

作品主旨:
 私は、自然災害について調べました。理由は、この自由研究を友達や家族が見ることで災害で命を落とす人や、けがをする人を少しでも減らしたいと思ったからです。また、自分が災害や防災について勉強することで万が一の時に、家族を守ってあげられると思いました。一番見てほしい所は「けいかいレベル」です。正しく知ることで危険を事前に避けることができます。これからも災害と防災について調べていきたいと思います。