みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト

第15回(令和3年) 全国地区 主催:立命館大学歴史都市防災研究所

作品展の概要

「みんなでつくる地域の安全安心マップコンテスト」は、小学生が保護者や家族、地域住民、教員らと一緒に地域の安全安心について調べ、マップを作成することで地域の安全安心に対して関心を持っていただくことを目的に毎年8月末から作品を募集し、10月の表彰式を経て、12月まで作品展を開催しています。

作品:広島の路面電車、安全への取り組み ~次世代型路面電車「LRT」~

最優秀賞

作品名:広島の路面電車、安全への取り組み ~次世代型路面電車「LRT」~

受賞者:広島大学附属小学校 4年 髙田 啓介

作品主旨:
 僕は毎日路面電車で通学しています。
最近は広島も大雨が続くことが増え、洪水警報等が出ることが増えましたが、路面電車が運休になることはほとんどありません。その謎を解くために、浸水ハザードマップと重ねて調べ、路線が浸水の少ない場所を通っていることがわかりました。
また、危険な電停・踏切の特徴も調べてみると、様々な安全への取り組みがされていること、環境にも優しいL R T化が進んでいることもわかりました。


作品:仙台市上杉地区事故危険マップ!!

優秀賞

作品名:仙台市上杉地区事故危険マップ!!

受賞者:宮城教育大学附属小学校 3年 遠藤 勇翔

作品主旨:
 ここは宮城県庁や市役所、沢山の小中学校があり、仙台駅にもつながる仙台市でも特に交通量の多い場所です。僕はこの場所を通って学校へ登校しているのですが、一二年生が横断歩道を走ってわたるのを何度もみかけ危ないと思っていました。だからこの事故危険マップを作って下級生に見せたいと思ったのがきっかけです。
赤は危険、黄色は注意したい、青や緑は比較的安全な場所だと考え、目で見て分かるようなマップにしました。


作品:ここは危ないけん はよ逃げるじょ!! 見能林避難時間マップ

入選

作品名:ここは危ないけん はよ逃げるじょ!! 見能林避難時間マップ

受賞者:阿南市立見能林小学校 6年 西條 ひかり 4年 西條 珠寧

作品主旨:
 学校で防災の授業を受けたとき、海の近くにある私たちの地域は安全なのかと心配になったの
で、避難場所までの時間や危険な場所を実際に歩いて調査しました。そして避難時間をグーグ
ルマップと比較したり、GISを使って地図上に調査結果を重ねて表示したりしました。地図や表
から、グーグルが予測している時間と実際にかかる時間にはズレがあることや、赤や紫で塗られ
た地域の住民には素早い避難が必要となることがわかりました。


作品:新地町の防災安全マップ

入選

作品名:新地町の防災安全マップ

受賞者:牛久市立中根小学校 3年 竹内 優維、堀 陽

作品主旨:
 私たちがよく遊びに行く茨城県牛久市にある新地町の防災マップを作ったきっかけは、
地形が自然や川に囲まれていて、たくさん雨が降った時にどうなってしまうのだろうと考えたからです。
町の人の話から土砂崩れしやすい場所の他、アライグマなど動物による被害、危険な曲がり角など聞きました。お年寄りが多く住むので見やすく、また遊びにくる子供たちが手で触ったり楽しめるような、しかけのあるマップを考えました。


作品:だれでもなりうるよ! 松葉杖でおでかけマップ ~雨あがりへん~

入選

作品名:だれでもなりうるよ! 松葉杖でおでかけマップ ~雨あがりへん~

受賞者:新宿区立市谷小学校 3年 渡邉 響太郎

作品主旨:
 ぼくは、夏休みに入ってすぐ右足首を骨折して、ギプスをつけて松葉杖をつくようになりました。松葉杖で外を歩くと、今まで気が付かなかった危険があることが分かり、他の人も同じような思いにならないようにこのマップを作ろうと思いました。だれでも松葉杖になりうるからです。
また、この世界には15%も障がいを持っている人達がいます。皆が、障がいをもつ人達がいるのが当たり前と思うようになるのが大事だと思います。


作品:ぼくたちの町内の坂道ハザードMAP!!

佳作

作品名:ぼくたちの町内の坂道ハザードMAP!!

受賞者:仙台市立折立小学校 3年 伊藤 廣 6年 吉田 翔眞

作品主旨:
 仙台市にはたくさんの小学校がありますが、市内でもひと際高低差が多く坂道が多いのが現在通学中の小学校です。自転車では坂道の頂上まで登れなかったり、冬には車が止まれなかったりと危険な斜面も多いです。そこで、子ども達の通学エリアではどこに気を付けるべきか具体的な傾斜を測り地図にすることで視覚的に危険エリアを周知することができるのではと考えました。子ども達が自作した道具の説明なども交えながら作成しました。


作品:桂小学校安全マップ

佳作

作品名:桂小学校安全マップ

受賞者:京都市立桂小学校 4年 西 諒人、ホルム ケンイチ、中村 仁香、高木 結愛、高木 陽愛

作品主旨:
 私たちは、まず身近な安全や防災の状況を把握しようと、通っている小学校の通学路を中心に、グループで協力してマップを作成しました。
気を付けなければならない場所、登下校時に見守って下さっている方々、災害時知っておくべき施設など安全に関するものを、絵やマーク、英語を用いて表しました。
私たちが日々安心して登下校できている背景には、地域の方々・先生方・警察官など皆さんの支えがあることを、改めて実感しました。