地図ならびに地理作品展

第60回(令和3年) 広島地区 主催:広島県地理作品展運営委員会

作品展の概要

「地図ならびに地理作品展」は、小・中・高・特別支援学校等の児童生徒に地図ならびに地理作品の制作を通して、地図に対する正しい理解を持たせると共に、それを活用する能力を身につけさせることを目的に毎年9月に開催されています。
作品:とつ然起こる!災害!~だからいつも備えよう~

国土地理院長賞

作品名:とつ然起こる!災害!~だからいつも備えよう~

受賞者:広島市立矢賀小学校 5年 岡 柚歩

作品主旨:
 2018年に西日本豪雨災害があった時、どこへ避難したら良いか分からないし、何をすれば良いかわからなかった。また、私はアレルギーがあるので、アレルギー対応食に関して調べてみると避難所で100%対応している市町村は少ないので、家での備蓄が大切だと学んだ。ポイントはハザードマップと防災マップを見ながら、自分の住む街を歩き地域の防災に関係している人達にインタビューをしたこと。これからも防災について学んでいきたい。


作品:三度の災害から見る広島

国土地理院長賞

作品名:三度の災害から見る広島

受賞者:ノートルダム清心中学校 2年 迫田 美蕾、神垣 遥那、田上 瑛里子

作品主旨:
 最近、豪雨災害が多発している。そのため、過去の災害やそれに関する対策について学ぶことによって、周りの危険な地域について知り、今後の災害にも活かすことができると考えた。分担して作業をする際、情報を共有し、まとめたものを一つの作品にした。左から時系列順に書き、災害と対策の流れがわかるようにした。この学習を通して、今の時代に合わせて避難の仕方も変化していることを知り、次の災害が起こった際に活用したい。


作品:熱海伊豆土石流災害 ~盛り土に焦点を当てて~

国土地理院長賞

作品名:熱海伊豆土石流災害 ~盛り土に焦点を当てて~

受賞者:ノートルダム清心高等学校 1年 梶山 真央、新見 ひな、森山 菜津

作品主旨:
 7月3日、熱海伊豆山で大規模な土砂災害が起こった。夏休みを前に衝撃的なニュースだったので、一度熱海市の地理を確認したいと思った。また、ニュースの中で盛り土という言葉が何度もでてきたので、盛り土について詳しくしりたいと思いレポートにした。


作品:呉鎮守府水道の歴史

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:呉鎮守府水道の歴史

受賞者:広島大学附属小学校 4年 大谷 優歌

作品主旨:
 お父さんが子供のころ、近所の友達の家の庭が広く遊ぶのがとても楽しかったそうです。そこは、広島市東区にありましたが、呉市水道局の施設でした。なぜ、こんな遠くに呉市の水道施設があったのか不思議に思い調べてみました。すると、明治時代に呉鎮守府という海軍の本拠地が設置され、発展するうちに水の需要が高まりました。呉鎮守府とともにどのように水を確保していったのかをまとめました。


作品:井口台の砂防堰堤 もしもの時の備え

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:井口台の砂防堰堤 もしもの時の備え

受賞者:広島市立井口台中学校 2年 沖 早友里

作品主旨:
 私の住んでいる井口台地区は土砂災害の危険があるため、砂防堰堤を設置している。その砂防堰堤が7月の豪雨災害で土石流をくい止めたことを知り、井口台の砂防堰堤の位置や様子を調べようと思った。また、井口台は土砂災害の危険があるため、その時の備えをまとめようと思った。


作品:避難場所は本当に安全?

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:避難場所は本当に安全?

受賞者:広島県立広島井口高等学校 2年 栗原 有紗

作品主旨:
 ポスターを制作するまで、ハザードマップをしっかり見たことがなかった。実際に見てみると危険な箇所を発見できた。結果をまとめる際、直接現地に行って、自分の目で確かめた。避難所の周辺に何があり、どのような地形かに注目して見た。昔のマップも確認し、現在との違いも調べた。製作をきっかけに様々な気づきを発見でき、自分の住む地域に興味をもつことができた。地域の特色を理解した上で防災についても考えていきたい。