地図ならびに地理作品展

第48回:広島地区【主催:広島県地理作品展運営委員会】

作品展の概要

「地図ならびに地理作品展」は、小・中・高・特別支援学校等の児童生徒に地図ならびに地理作品の制作を通して、地図に対する正しい理解を持たせると共に、それを活用する能力を身につけさせることを目的に毎年9月に開催されています。

作品:宇宙人虫めがね

広島市長賞

作品名:「宇宙人虫めがね」

受賞者:広島市立原南小学校 3年 茶之原健斗

作品主旨:さいきんテレビで宇宙人の話をよく聞くので、宇宙人はどうやって地球を見ているのか考えながら作りました。はじめの虫めがねでは広島県、次は広島市と虫めがねを重ねていくと、川、大きな道ろ、八木用水が見えて、さい後は、学校のプールまで見られているようです。


作品:江戸時代へタイムスリップ!!

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「江戸時代へタイムスリップ!!」

受賞者:安田学園安田小学校 3年 上野耀子
                     5年 上野響子

作品主旨:家の北には広島城、西には元安川をはさんで平和公園があり、緑が多く気持ちが良いので自転車で時々いきました。川岸には雁木があり昔はこの階段を下りて舟に乗って行き来していたのだと思うと楽しくなりました。広島は原爆が落とされ古い物が残っていないといわれるけれど、探そうと思えば色々な場所でその跡を見つける事ができます。自分達の町についてもっと知り、これからも広島の町を大切にしていきたいと思います。


作品:日本全国のとくさん物

(社)地図協会賞

作品名:「日本全国のとくさん物」

受賞者:広島市立八木小学校 3年 吉木祐未

作品主旨:2年生のころ、日本地図を見ているとたくさんの県があって、もっと日本全国のとくさん物のことを知りたいなと思いました。くふうした所はとくさん物を絵で楽しく表した所です。調べていると、わたしの知らない食べたこともない物がたくさんあることを発見しました。スーパーで買い物をする時は買う物がどこから来ているのか気をつけて見てみようと思いました。


作品:あなたは見てますか?

(社)日本地図調製業協会賞

作品名:「あなたは見てますか?」

受賞者:広島市立伴小学校 4年 榎崎絵梨香 他7名

作品主旨:この地図を作って、小学校の位置・川・地震などを調べて見ると、小学校の北側が土石流の警戒区域で、とても危険なことが分かり、川は水が溢れやすいことも分かりました。私たちは、危険な場所に実際行ってみたり、ダムに行ってみて、そこがどのように危険かと描いたことが工夫点です。題名は周りの危険を見てますか、という問いかけを題名にしました。自分の周りをよく見ることが災害の時に役立つということも分かりました。


作品:世界の食糧問題(5秒間に幼い子が1人命を落とす理由)

地球環境賞

作品名:「世界の食糧問題(5秒間に幼い子が1人命を落とす理由)」

受賞者:広島市立青崎小学校 3年 熊谷彩
                     5年 熊谷美咲

作品主旨:夏休みに読んだ「ヨハネスブルクへの旅」や、テレビで見たユニセフの黒柳さんが訪問されたネパールは、食料不足の人や病気の人がたくさんいました。5年生の教科書で栄養不足の程度を、図書館の本で自給率や原因を調べました。多くの国は内戦や干ばつにより食料が不足していること、日本は政治経済や外交が安定しているので、自給率が低くても輸入にたよることができることがわかりました。私たちが今すぐできることも考えてみました。


作品:厳島の河川集水域と勾配

国土地理院長賞

作品名:「厳島の河川集水域と勾配」

受賞者:ノートルダム清心中学校 2年 津山育子

作品主旨:友人と登った厳島の弥山を思い出しながら、地形図をながめていると等高線の湾曲と間隔が、島を3D映像のように立体的にイメージさせます。今年の長すぎた梅雨は、島の峰や尾根にたっぷりと雨を降らせましたが、この雨水はどのようにして川に集り流れていくのか地形図で調べました。平成17年の集中豪雨による白糸川源流域の土砂崩れは、集水域の標高、形状、面積と河川の勾配等の地形的原因によることが検証できました。


作品:変わりゆく町段原東雲2009夏

(社)広島県測量設計業協会賞

作品名:「変わりゆく町段原東雲2009夏」

受賞者:ノートルダム清心中学校 2年 大谷真由

作品主旨:私の住んでいる段原東雲地区は、比治山の影となり原子爆弾の被災を免れた地区で、広島市の段原再開発事業のため日々変化しています。この地域は道路も頻繁に変わるため、今回自分で最新の地図を作ろうと思いました。新しくできた町は利便性も安全性も向上しています。現在、高層住宅が次々建設中で今後ますます変わる地域だと思います。新しい町をみんなに知ってもらえればと思います。


作品:地図で見る広島市の移り変わり

広島市教育委員会賞

作品名:「地図で見る広島市の移り変わり」

受賞者:広島市立大州中学校 2年 田中耀理

作品主旨:私は以前祖父から被爆時の話を聞き、かつて広島に福島川という川が流れていたことを知りました。それはどこにあったのか調べたいと思い、昭和初期の地図を見てみると、川の変化だけでなく、地形が全く違うことや軍の施設が多数あったことに驚きました。平和記念都市となった現在まで、どのように道路や公共交通の整理が行われたかを調べ、三枚の地図で表し、広島市がどのように変化したのかを知ることが出来ました。


作品:世界の住居

国土地理院長賞

作品名:「世界の住居」

受賞者:広島県立五日市高等学校 3年 原田航汰、西村啓佑、正木博洋

作品主旨:ぼくたちは「世界の住居」について、世界の気候とともに研究しました。「地理」の授業で習った内容ですが、もっと調べてみようと思ったことが動機です。まず、インターネットを使って、いろいろな地域をまんべんなく調べました。結構、同じ住居ばかりに行きつくことが多かったのですが、初めて目にする住居を見つけた時は感動しました。探し出した住居の画像をコピーしておいて、「世界の気候区分」を塗った世界地図の上に貼っていきました。


作品:世界各国の穀物自給率 安全な水が使える人の割合

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:「世界各国の穀物自給率 安全な水が使える人の割合」

受賞者:広島県立五日市高等学校 3年 槙山衣織、湊尚子、宮本愛美、原本生

作品主旨:このテーマを選んだのは、最近「食料の自給率」が話題になることが多く、私たちにとって必要な「食料」と「水」の事情について調査してみようと考えたのがきっかけです。世界の食料自給率については思うようなデータが集まらず、結局「穀物自給率」としました。「水」については、私たちが普段使っている水道水のような「安全な水」として調査しました。そして、これらのデータを分布図として表わしました。