仙台市中学校生徒地図作品展

第41回:仙台地区【主催:仙台市中学校社会科研究会】

作品展の概要

「仙台市中学校生徒地図作品展」は、仙台市内の中学校生徒が高度分布図、土地利用図、地図模型の作成を通して、地図についての理解と地理的な考察力を育てるとともに、資料活用の能力を高めることを目的に毎年11月から12月に開催されています。

作品:地図模型 富士山

仙台市長賞・審査員特別賞(全国展)

作品名:「地図模型 富士山」

受賞者:仙台市立三条中学校 3年 斎藤真樹子

作品主旨:私は、昨年利尻島を作成し、今年は富士山に挑戦しました。島とは違い、スケールが大きく、時間も手間もとてもかかりました。富士山自体は写真でも見たことがあり作業しやすかったのですが、ふもとの山々は複雑な構造で一番苦労しました。私は地図模型を通して、精神力や思考力、そして物事を最後までやりとげる大切さを学ぶことができました。これからの受験勉強や将来への自信にしていきたいと思います。


作品:土地利用図 帯広

仙台市長賞

作品名:「土地利用図 帯広」

受賞者:仙台市立広瀬中学校 2年 益野恵菜

作品主旨:私が土地利用図に挑戦したのは今回が2度目です。今年は「帯広」に挑戦しました。帯広は防風林を特徴とするのでそれをはっきり見せるように、黄色と緑を対照的にきわだたせるように心がけました。また色ムラをなくすこと、道路にはみださないように気を付けました。完成したときはとても達成感がありました。今回、素晴らしい賞がいただけ嬉しく思います。来年も機会があれば土地利用図に挑戦して更によい作品にしたいです。


作品:高度分布図 江住

仙台市長賞

作品名:「高度分布図 江住」

受賞者:仙台市立中山中学校 2年 木之村史織

作品主旨:今回、白地図の着色をしてみてたくさんのことを学ぶことができました。まず、平面で土地の高低をあらわすことができるということです。色によって土地の起伏の状態や高低差をはっきりさせて、その地域の特徴を読みとりやすくできました。また、小さな範囲を細かく塗るのでなかなか進みませんでした。けれども根気のいる作業だったので精神を鍛えることができたと思います。完成したときは、強い達成感を感じることができました。


作品:土地利用図 仙台

仙台市長賞

作品名:「土地利用図 仙台」

受賞者:仙台市立中山中学校 2年 佐々木尚哉

作品主旨:仙台は自分の住んでいる所なので、塗る所一つ一つの場所を思い出しながら丁寧に塗ることだけを考えていました。仙台を塗って一番驚いたことは、市街から離れたところは森林や田畑が多かったことです。現在は森林が減少していますが、仙台市は緑豊かな所だと思いました。今回白地図の作業を行って、自分の住んでいる市の特徴がとても分かりました。そしてこれからも仙台市が緑豊かな都市であり続けていてほしいと思いました。


作品:土地利用図 宇都宮

仙台市長賞

作品名:「土地利用図 宇都宮」

受賞者:仙台市立富沢中学校 2年 野口美貢

作品主旨:今回、土地利用図を制作するにあたって根気強さを身につけることができました。地図をむらなくはみ出さないように塗るのは、とても大変でした。しかし、その大変な作業を最後までやり遂げることによって大きな達成感と自信を感じました。土地の特徴を表現できるような配色、細かいところでの作業、いろいろ難しかったけれど制作を終えた時、何かを得た気がします。この地図制作で学んだことを活かしこれから過ごしていきます。


作品:高度分布図 江住

仙台市長賞

作品名:「高度分布図 江住」

受賞者:仙台市立八木山中学校 2年 内保晶子

作品主旨:私は、今回初めて地図着色に挑戦しました。初めは、そこまで大変ではないだろう、と甘く見ていましたが、段々塗り進めていくとムラが出でいたり、川にはみ出してしまったりして思った以上の大変さでした。ムラを無くすために1回塗った上にまた何度も塗り重ねていったりと、時間がかかり、根気も必要な作業でした。ですが、最後まで諦めずやり遂げた事で完成した時はものすごい達成感を味わえました。社会の地図着色を選択して本当に良かったです。


作品:地図模型 阿寒湖

仙台市長賞

作品名:「地図模型 阿寒湖」

受賞者:仙台市立上杉山中学校 3年 坂田大吾

作品主旨:地図模型の作業は、本当に大変でした。2年間続けて島を作りましたが、今年は、阿寒湖を作りました。今までの島とは違い、周囲が海ではない内陸地は全面を作らないといけなかったので、とても苦労しました。歪んだところを少しずつ修正したり、枠を作ったりと、大変な作業でした。夏休みをほとんど費やして、やっとのことで完成した作品を見た瞬間、ものすごい達成感を味わうことができました。


作品:地図模型 利尻島

仙台市長賞

作品名:「地図模型 利尻島」

受賞者:仙台市立上杉山中学校 2年 南舘里香

作品主旨:兄が中学2年の夏休みに毎日、利尻島の地図模型を作っていて、その時は毎日大変だなあとしか思っていませんでした。実際、私がこの利尻島に取り組んでみると、思っていた以上に難しく、やってもやっても全く終わらなく、とても過酷なものでした。特に、標高が高くなるにつれて等高線の間隔が狭くなるので、1枚1枚切り抜いていくことがとても大変で、手が痛くなりました。そのようにして完成した利尻島は、自分の最高傑作となりました。


作品:高度分布図 江住

国土地理院長賞

作品名:「高度分布図 江住」

受賞者:仙台市立中山中学校 2年 大山理子

作品主旨:私は、高度分布図に挑戦しました。高度分布は土地利用図とは違い、細かい所はあまりありませんでしたが、山の高さがだんだん低くなるのをきれいに出すことが、私の中の一番の課題でした。夏休み前から始めましたが提出日ギリギリまでかかりました。途中、あきらめようと思った時もあったけれど最後まであきらめずにやりきり、とても達成感がありました。江住という所では高い山は少なく、穏やかな山が多くありとても緑豊かな所だと思いました。


作品:土地利用図 前橋

国土地理院長賞

作品名:「土地利用図 前橋」

受賞者:仙台市立人来田中学校 3年 狩野日菜子

作品主旨:私がぬった前橋は桑畑が多く、全体的に複雑な土地利用となっていました。そのため、どうしたら利用の様子をきれいに、そして見やすく表わすことができるのか、とても悩みました。その後、全体的に濃くぬると決めたのですが、実際ぬってみると、むらが目立ち、自分の作品に自信を持てなくなった時もありました。多くの時間と沢山の困難を乗り越えた後の完成には、大きな達成感を覚えました。中学校という忙しい時期にとても貴重な体験ができてよかったです。