多摩市身のまわりの環境地図作品展

第13回:多摩地区【主催:多摩市身のまわりの環境地図作品展運営委員会】

作品展の概要

「多摩市身のまわりの環境地図作品展」は、日常、触れたり感じている身のまわりの生活環境を取り上げ、自分で観察し、地図として表現することにより、環境の捉え方を身を持って学び、環境に対する理解を深めることを目的に毎年11月頃に開催されています。

作品:多摩市の水辺今昔MAP

国土地理院長賞

作品名:「多摩市の水辺今昔MAP」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 相原美咲

作品主旨:はじめ、地図作りのテーマをどのようにしようかと大変悩みました。近所にある中沢池に散歩に行ったときに、この池が昔からあることを知り、多摩の今と昔の水辺を調べてみることにしました。昔の水辺については、今も残っているところが少ないので、地名や昔の地図などをてがかりに調べていきました。今回、この地図作りを通して、私が住んでいる多摩市のことが分かり、それによって、もっと多摩市のことが好きになりました。


作品:ケイソウでわかる多摩市の河川の水質

(社)環境情報科学センター理事長賞

作品名:「ケイソウでわかる多摩市の河川の水質」

受賞者:多摩市立多摩永山中学校
1年 青井佑太、崔思揚、田代小夜
2年 許田佳暉、宮崎敏宏、萩原彩登、萩原一真、富崎大典、深見理希也、平澤直人、長南匠
3年 大山翔矢

作品主旨:多摩市の河川がどのくらいきれいかきになったから、調べてみました。私は地図を描きました。地図は、細かくてむずかしい所もあって大変でした。人数が多かったので、大きいのができました。仕事がたくさんあって大変でした。けん微鏡で見たらいろいろな種類のケイソウがいました。ケイソウには、たくさんの種類があるのを初めて見たので、びっくりしました。ケイソウで河川のよごれがわかるのは、すごいと思いました。ケイソウの形や大きさもいろいろあることもわかりました。大変だったけど楽しかったです。(田代小夜)


作品:安全な横だん歩道はどこだ!!

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「安全な横だん歩道はどこだ!!」

受賞者:むさしの学園小学校 3年 宮田日奈子

作品主旨:始めにわたしは、アクアブルーの横だん歩道をわたりました。中央分りたいまでしかわたれませんでした。そこでわたしは、ほかの所はどうなのか調べました。真夏のあつい中ストップウォッチを持って信号の時間、横だん歩道をわたり切った時間等をメモしました。写真もとりました。それから地図作りに取り組みました。ひょうかも書きました。アルファベットで何地点はここだとすぐに分かるような工夫もしました。賞が取れてすごくうれしかったです。来年もがんばります。


作品:一級河川 乞田川の役割

(社)日本地図調製業協会長賞

作品名:「一級河川 乞田川の役割」

受賞者:多摩市立北豊ヶ丘小学校 6年 藤浦有花

作品主旨:いつも見ている身近な乞田川が一級河川であることを知り、一級河川の意味、川の仕組みや役割について皆に知ってもらいたいと考え、調べることにしました。乞田川の特徴を示す写真を上流から下流にかけて撮り、それぞれの写真について説明したい内容を調べました。川に注目して分かりやすく地図を描くことや、地図上に写真と説明文をうまく配置することに苦労しました。今回の調査で、見やすい地図を作ることは難しいと感じました。


作品:多摩市たばこのポイ捨てマップ

(財)地図情報センター理事長賞

作品名:「多摩市たばこのポイ捨てマップ」

受賞者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校 1年 村上綾

作品主旨:私がこのテーマで調べようと思った理由は、最近よく道端にたばこの吸いがらが落ちているのを見かけるからです。たばこの吸いがらは、いろいろな場所にバラバラと落ちている訳ではなく、だいたい決まったところに落ちていました。公園の中などは少なく、道路には多く落ちていました。思っていたよりも落ちていたため、拾いながら歩くのが大変でした。でも、やり終えるととても気持ちがよかったです。私はこれから先、多摩市がどんどんきれいになっていけばいいなと思いました。


作品:多摩市メディカルMAP

(社)日本地理学会長賞

作品名:「多摩市メディカルMAP」

受賞者:多摩市立多摩中学校 1年 市原良美

作品主旨:この作品を制作しようとした理由は、私の住んでいる地域には小さな子供やお年寄りが多く在住しているので、それらの人々が健康で安全に日々を暮らすために、身のまわりにはどんな医療機関や施設があり、どんな役割があるのか調べてみようと思ったからです。病院等の医療機関を調べていく中で、患者を運ぶ救急車、それを動かす消防署の関わりや、各医療機関や老人施設が連携し合って多摩市の医療を支えていることが分かってきました。1つ1つ調べ、制作していく中で作品として出す地図というよりも、実際にお年寄りや患者達が見てどんな医療機関があり、努力しているかなどが分かってもらえる地図や、見て便利に使える地図を作って役だててもらいたいと思いました。内容がたくさんあり、知らせたい分だけ書いたので、十分整理が出来なかったところは反省点として、これから見直していきたいです。作った地図が取り上げられるとは思わなかったです。ただお年寄りがこの地図を見て、これからの生活などに少しでもやくだててもらえると嬉しいと思いました。よの中に人が見て幸せになり、安心できる地図があったらいいなと思いました。


作品:ヒートアイランド現象防止における緑地の効果について

日本国際地図学会長賞

作品名:「ヒートアイランド現象防止における緑地の効果について」

受賞者:多摩市立北豊ヶ丘小学校 6年 金子哲志

作品主旨:ぼくは、今回環境地図展の作品テーマを何にしようかと迷いましたが、最近の環境についてのニュースで一番気になっている、「地球温暖化」に関することを調べてみようと思いました。多摩市はとても緑が多く、また、ぼくの通っている北豊ヶ丘小学校には自然林があり、駅の方から帰ってくるとすずしい気がします。そこで、林や公園は本当に暑さを和らげる効果があるのか、21カ所の地点の気温を測って比べてみることにしました。同じ日のなるべく同じ時間に21カ所の気温を測らなければならないので、お父さんにも協力してもらって、車で回ってもらいました。効果がわかりやすいように快晴で暑い日にしたので、暑くてなかなか大変でしたが、2時間かかかって何とか測定出来ました。比べてみると、確かに緑地や公園、そして特に、北豊ヶ丘小学校の自然林の気温が低くなっていることが分かり、緑には暑さを和らげる効果がとてもあるんだなと、改めて確認出来ました。自分で測定してみて、自分の住んでいる地域が環境にめぐまれていることがよく分かったので、うれしかったです。みんなが自然環境を大切にし、地球を守っていくことが大切だなあと思いました。


作品:よこやまの道

パルテノン多摩賞

作品名:「よこやまの道」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 若狭沙季子

作品主旨:私がこのテーマにした理由は、家の近くによこやまの道の看板があって「よこやまの道」ってどんな道なのかと思ったのが始まりでした。よこやまの道を歩いてみると人通りが少なく、あまり知られていないのかな?と思い、もっと大勢の人達に知ってほしいと思いました。そこで、私はいろいろ調べてマップにしました。このマップは、絵を描くことにとても苦労しました。ぜひこのマップを見て、“よこやまの道”に行く人が増えてくれるとうれしいです。


作品:多摩市のいい伝え

多摩市教育委員会教育長賞

作品名:「多摩市のいい伝え」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 阿部桐子

作品主旨:私は、多摩市内のどこにどのようないい伝えがあるのか知りたくて、調べてみました。話し手によって少しずつ話が異なっていたため、まとめるのに苦労しました。また、ゆかりの場所を暑い中歩いてさがすのも大変でした。ニュータウン区域外では伝えてくれる人がいましたが、区域内ではあまり話がみつかりませんでした。ニュータウン開発によって、生活は便利になりましたが、伝統は消えかけているので、もっと守っていきたいです。


作品:多摩市の小中学生数と学校の変化MAP

運営委員会長賞

作品名:「多摩市の小中学生数と学校の変化MAP」

受賞者:多摩市立北豊ヶ丘小学校 6年 多田知史

作品主旨:僕の学校は平成23年に統合される。昨年、近くの中学校も統合された。学校がどんどん減っていく。また、ニュースでも少子化が問題になっているので、多摩ニュータウンで小中学生数がどのように変化しているのか調べてみた。昭和57年に市制がはじまり、増え続けた生徒数も平成1年からはへり続け、平成21年は平成1年の半数ちかくまでへったことがわかった。そこで平成1年と平成21年の学校のマップを作った。フィルム紙を使い、下のフィルム紙は学校数の一番多かった平成1年の学校の位置と生徒数で、フィルム紙をかさねると平成21年の学校マップになるようにした。苦労した点は、生徒数、学校数を資料から調べてグラフにすることが大変な作業だった。校章も調べて使った。学校が閉校になると、校章や校歌もなくなってしまうことに気がつき、残念に思う。閉校した学校が再び使われるくらい、子供の数がふえていく未来にできたらいいなと思う。


作品:多摩市の高齢化

多摩市長賞

作品名:「多摩市の高齢化」

受賞者:多摩市立鶴牧中学校 1年 堀之内公香

作品主旨:この作品を作るにあたって最初に苦労したのが題材選びでした。なかなか「これだ!!」というのが見つからず悩んでいました。その時、国が「高齢化」を大きな問題として取りあげていることを知りました。そこで多摩市でも高齢化が進んでいるのかが知りたくなり、この題材にすることに決めました。そして「高齢化」について調べていくうちに、今まで知らなかった事を知ることができました。高齢者のための福祉施設もその1つです。今回、調べているうちに高齢者のための福祉施設があることを初めて知り、高齢者の人数に対し福祉施設の数が少ないということを感じました。そして、作品が完成し、分かったことは全ての地域で高齢化が進んでいるという現状でした。ここまで進んでいるとは思ってなかったのでびっくりしました。今回、この作品を作成することにより、今までなにも感じてなかった高齢化について少しでも知ることができ、とても勉強になりました。