神戸市立小学校社会科作品展

第8回:神戸地区【主催:神戸市小学校教育研究会社会科部】

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事象を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が、社会科への興味関心を高めることを目的に毎年9月に開催されています。

作品:わたしの町 いぶき台のせい長記ろく

国土地理院長賞

作品名:「わたしの町 いぶき台のせい長記ろく」

受賞者:神戸市立井吹西小学校 3年 下野美郁

作品主旨:夏休み前、わたしは自分のアルバムを見ました。ページをめくると自分のせい長がよくわかりました。わたしが生まれ育ったいぶき台は、阪神淡路大しんさいの時から、神戸のふっこうとともに、発たつしたニュータウンです。むかしのいぶき台の地図を見くらべると、町が大きくなるようすがとても楽しかったのです。そこで、わたしは、変化がひと目でわかるようにセロハンを重ね、町のせい長アルバムを作ろうと考えたのです。


作品:わたしのすむ地いきを調べよう! -たて物・伝とう行事-

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「わたしのすむ地いきを調べよう! -たて物・伝とう行事-」

受賞者:神戸市立好徳小学校 3年 沖野由莉

作品主旨:わたしは、1学きに社会とそうごう学習で「校区たんけん」をして地いきのことをたくさん知りました。わたしがすむ地いきの地図を見て調べていくうちに地図をかいてみたくなり、かいているうちに何が、どこでどのような行事をしているのか知ることもできました。山、田、畑ばかりで目じるしがないので色つきシールをはったり、色をぬったり、写真をはったり、だれがみてもわかりやすい地図を作る工夫をしました。


作品:地図で見る灘の移り変わり

(財)日本地図センター理事長賞

作品名:「地図で見る灘の移り変わり」

受賞者:神戸市立摩耶小学校 6年 芦田さくら

作品主旨:今の灘区の街並みからは、昔の風景を想像できないけれど、地図を見ていると、明治時代は田畑が広がる村だったことがよく分かります。私の住む街が時代とともに、村から町へ、町から街へと変わっていった様子を、見ている人に分りやすく伝えたいと思いました。実際に地図をたどって歩いてみると、石碑などがたくさんあり、新しい発見として調べ、まとめました。自分の街の歴史を学ぶことができ、さらにこの街が好きになりました。


作品:神戸の地形

入選

作品名:「神戸の地形」

受賞者:神戸市立八多小学校 3年 小西慶亮

作品主旨:3年になってくばられた地図を見て、色分けだけでは高さのちがいがよくわからないので実際に作ってみました。神戸市は山の多い所、土地の高い所、平らな所の三つの大きな地いきがあります。違いが分かりやすいように、地図の大きさを1:75000から1:50000に変えて作りました。地図を作ってから実際に観測に行って、高さと位置がよくわかりました。次回には、もっと大きな立体地図にちょうせんしてみたいです。


作品:わたしたちの荒田町と荒田村

入選

作品名:「わたしたちの荒田町と荒田村」

受賞者:神戸市立荒田小学校 3年 山田菜月

作品主旨:3年生の授業で、地図の見方等を習い、実際に、自分の今住んでいる荒田町について調べました。中央図書館で、明治・大正・昭和の地図を集め、地図記号を調べたり、村から町へなっていく様子や、今はない五郎池と十郎池について、「五郎池」の屋号を使われている駄菓子屋のお店の方にお話を伺いました。昔の地図を見て、たくさんの発見が出来たと思います。


作品:岡本町たんけん

入選

作品名:「岡本町たんけん」

受賞者:神戸市立本山第一小学校 3年 福田光輝

作品主旨:現在、町探検の勉強をしています。岡本の町は神戸では少し名の知れた雑貨、ケーキ屋、服屋等の多いおしゃれな町と言われており「この町の店を一目で解ればいいネ」という話がきっかけでこの作品を作りました。道幅や建物の大きさ(面積)、高さ(階数)も出来るだけ本物と近いように、何度も足をはこび実際に見てつくりました。理科では、じしゃくの勉強、社会では地図記号も学習したので少しずつ取り入れました。近くにJRと阪急の2本の電車が走っているので、車両をスムーズに動かせるように考えました。


作品:ぼくの町 塩屋!!

入選

作品名:「ぼくの町 塩屋!!」

受賞者:神戸市立塩屋小学校 3年 松浦渓太

作品主旨:ぼくは、よく遊びます。友だちによばれれば、塩屋の町のどこへでも行きます。だから、塩屋商店がいのおじさんのやさしさや、色々な神社だってどこにあるか知っています。ほかにも外国人の住む家、ぎょ港、山だって知っています。ぼくの小さな町には、色々あるじまんの町です。この自まんの町を1学きにならった地図にしようと思い、作ってみました。


作品:ぼくたちの街の水道水(神戸市)

入選

作品名:「ぼくたちの街の水道水(神戸市)」

受賞者:神戸市立君影小学校 4年 小川裕人

作品主旨:夏休みに水道について勉強しました。ぼくの住む神戸市は海も山もあります。高低差のある土地でもたくさんの施設を通ってみんなの家に水道水を届ける工夫をしていることがわかりました。たくさんの施設を表すために地図を作ろうと思いました。奥平野浄水場でもらった資料を元に神戸市の地図を書いて、その中におり紙で浄水場、ダム、貯水池、給水池、配水池のマークを作って場所にはったり、文字を書くのは大変だったけどがんばりました。


作品:家の近くの立体地図

入選

作品名:「家の近くの立体地図」

受賞者:学校法人須磨浦学園須磨浦小学校 4年 内藤大晴

作品主旨:ぼくは今とても地理に興味があり、自宅のある須磨区周辺の等高線が記入されている25000分の1の縮尺平面地図を見ていました。その時、この平面地図を3D化することにより、今まで風景として見ていた地形と立体地図で見た時の地形を見比べると何か発見できるのではないかと考え、模型を作作成しようと思いました。結果、最近多発している土砂災害の危険に見舞われる可能性の高い地形であることが、観察、発見できました。


作品:伊能忠敬 測量実験!

入選

作品名:「伊能忠敬 測量実験!」

受賞者:神戸市立霞ヶ丘小学校 6年 右近萌乃

作品主旨:学校の教材の社会科資料集に、伊能忠敬のことがのっていました。伊能忠敬は、「幼いころから数学好き」と紹介されていました。私も、算数が好きで、測量技術について調べていくと、数字をたくさん使うことが分かってきて、興味をもちました。そして、私も伊能忠敬が行った測量方法と同じ方法を使って、測量をして地図を作ってみようと思いました。