札幌市児童生徒社会研究作品展

第30回:札幌地区【主催:北海道教育地図研究会・札幌市教育地図研究会】

作品展の概要

「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方、考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に地図部門と社会科・生活科・一般作品部門で作品を募集し、児童生徒のより一層の学習向上に寄与することを目的に毎年10月から11月に開催されています。

作品:北海道の大自然!!

国土地理院長賞

作品名:「北海道の大自然!!」

受賞者:札幌市立幌南小学校 5年 渡辺萌々香

作品主旨:私は道外から引っ越ししてきたばかりで、北海道のことをよく知りませんでした。そこでこの夏休みを利用して、世界から認められている北海道の自然について、実際にその場所に行って調べてみたいと思いました。実際に各地を旅行してみると、昔から変わりない自然や、水鳥たちにとって大切な湿地がたくさんありました。ひと夏だけでは北海道の自然について知りつくすことはできないので、これからも北海道の自然について調べていきたいと思います。


作品:伏見の地域の今と昔の違い

HBC北海道放送賞

作品名:「伏見の地域の今と昔の違い」

受賞者:札幌市立伏見小学校 6年 坂上陽香

作品主旨:私は自分の住んでいる伏見の地域が、昔と今ではどう変わっているのかなと思って調べてみました。20年前の地図を参考にして自転車に乗って調べたり、歩いて調べたりしました。20年の間に、中学校ができたり、郵便局ができたり、図書館ができたり、マンションが増えたりと、大きな建物がたくさんできていることが分かり、びっくりしました。私は調べてみて、この20年間に地域が大きく変わり、とっても便利になったなあと思いました。


作品:わたしの公園さがし ~あいの里の公園をたんけんして

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:「わたしの公園さがし ~あいの里の公園をたんけんして」

受賞者:北海道教育大学附属札幌小学校 2年 谷和紗

作品主旨:私は学校から帰ると友だちと近くの公園にあそびに行きます。私のすむあいの里には、ほかにどんな公園があるのか気になり、夏休みにたんけんしてみることにしました。どんなゆうぐがあるのか、どんな名前なのか、そしてどんなとくちょうがあるのか写真とメモをつかってしらべました。新しい公園は、だれにでもつかいやすいようにつくられていることがわかりました、あそびながらたんけんしたので楽しかったです。


作品:ねだんのヒミツ

毎日新聞社北海道支社賞

作品名:「ねだんのヒミツ」

受賞者:北海道教育大学附属札幌小学校 3年 阿部未悠

作品主旨:社会科の授業で、ねだん調べのためにお店に行きました。その時に先生が、同じ物でも産地でねだんが違うことを教えてくれたので、どうしてかを調べてみました。スーパーや市場の人たちや、生産者にしゅざいをしました。とてもドキドキしたけれど、親切に教えてくれて、いろいろな工夫や苦労をしていることを知りました。日本でていねいに作られたおいしい食べ物を、たくさんの人に食べてもらいたいなと思いました。


作品:送電鉄塔大調査

(社)北海道測量設計業協会賞

作品名:「送電鉄塔大調査」

受賞者:札幌市立真駒内緑小学校 5年 石突卓朗

作品主旨:夏休みの前「鉄塔武蔵野線」という本を読み、送電鉄塔にとても興味をもちました。パソコンや電気関係の人に話を聞いて調べました。そして、一番身近な「鉄塔藻岩線」を追いました。空中線、旧空中線(地中線)の鉄塔は合計で33号でした。ところが、調べてみると藻岩線はとても短いことが判明しました。33号のある南札幌変電所から出ている十勝幹線は約400号もあるのです。今度は50から100号の鉄塔を追ってみたいと思っています。


作品:大通公園から見る札幌の歴史

札幌市教育長賞

作品名:「大通公園から見る札幌の歴史」

受賞者:札幌市立北九条小学校 6年 鈴木花波

作品主旨:小さいころから遊んでいた札幌大通公園は、季節ごとに楽しいイベントが行われ、自然の変化を味わうことができます。そんな大通公園やその周辺が、どんな歴史を経て今の形になったのか、どんな人が大通公園をつくったのか知りたくなり、今回調べてみることにしました。戦時中、イモ畑として市民のために利用されていたこと、噴水や花壇に変った今でも、市民のいこいの場となっていることがわかりました。


作品:札幌市 人口から見る少子化 世界各国 人口から見る少子化

(財)札幌市教育協会賞

作品名:「札幌市 人口から見る少子化 世界各国 人口から見る少子化」

受賞者:札幌市立北辰中学校 1年 橋本優花

作品主旨:テレビで少子化のニュースを見たとき、少子化問題に興味を持ちました。また、人口と少子化問題との関係はどうなっているのかと思い、札幌市の人口をもとに、少子化問題について調べてみることにしました。実際に調べてみると、日本ではもちろん、札幌市も少子化が深刻になっているということが分かりました。また、世界各国でも少子化問題は深刻になっていました。調べ終ると、私は人口や少子化問題にさらに興味を持てるようになりました。


作品:地形と地質~私と札幌の旅~

(財)北海道教育文化協会賞

作品名:「地形と地質~私と札幌の旅~」

受賞者:札幌市立北辰中学校 1年 岸本さやか

作品主旨:私は札幌に住んでいます。なので社会科の勉強では、「身近な地域の調査」という単元で札幌について学びました。学んだ内容は、札幌の扇状地、札幌の山地と平地、川、周りの市、歴史についてです。この中でもとても興味をもったのが、札幌の扇状地、札幌の山地と平地、川についてでした。このことをテーマにして調べていった結果、学校で学ばなかったこと以上にくわしく知ることができ、私の住んでいる地形はこうなっているんだと実感しました。


作品:羊蹄山麓の町村の特性について

朝日新聞北海道支社賞

作品名:「羊蹄山麓の町村の特性について」

受賞者:札幌市立真駒内中学校 1年 吉峯佳保

作品主旨:私は夏休みに、以前住んでいた倶知安町に久しぶりに行きました。すると、倶知安町は札幌と全く違って見えたのですが、うまく言えませんでした。なので、近くにある羊蹄山や町村の特徴について調べることにしました。そして「水がおいしい」、「畑が広く食べ物がおいしい」と改めて感じました。この作品を通して、倶知安町や羊蹄山を知らない人でも、良さや特徴を分かってくれるといいなと思います。


作品:利尻火山(利尻富士)について

(財)日本地図センター賞

作品名:「利尻火山(利尻富士)について」

受賞者:札幌市立琴似中学校 2年 藤森慶一郎

作品主旨:僕は、父が昔に登山した利尻山の話を聞いて、その地形に興味を持っていました。今回、父の誘いもあって利尻島全域の立体地形図を作ることを決意し、この作品を作りました。利尻山は、利尻富士とも呼ばれる非常に美しい山です。実際に作ってみると、予想よりも崖が多く、大変でした。また、この製作において利尻山について調べた結果、この山についてより深く知ることができ、学校で学んだ地学の理解も深めることができました。