平成18年7月~8月の地殻変動について
発表日時:2006年9月11日(月)16時00分
全国の地殻変動概況
別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果から求めた7月中旬から8月中旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。特に目立った変動は見られません。
トピックス
- 東海地域とその周辺で観測されていたプレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、すでに停止しているように見えます。 (別紙8[PDF形式:100KB], 別紙9[PDF形式:109KB], 別紙10[PDF形式:75KB])
- 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む基線で長期的な伸びの傾向が見られます。また、島内の基線で12月頃から見られていた伸びの傾向は、最近は停滞しているように見えます。 (別紙11[PDF形式:86KB])
問い合わせ先
国土地理院 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 測地観測センター 地震調査官 畑中 雄樹 (029-864-4825) 地理地殻活動研究センター 地理地殻活動総括研究官 村上 亮 (029-864-2477) 地理地殻活動研究センター 地殻変動研究室長 今給黎 哲郎 (029-864-6925)
補足説明
- 全国の1年間の地殻変動(2005年8月中旬から2006年8月中旬まで、別紙12)[PDF形式:57KB]
- 北海道地方では、平成15年(2003年)十勝沖地震後の余効変動の影響が見られます。
- 宮城県周辺では、平成17年8月16日に発生した宮城県沖の地震とその後の活動に伴う地殻変動が見られます。
- 伊豆半島東部では、3月末及び4月中旬から5月初旬にかけての伊豆半島東方沖の地震活動に伴う地殻変動が見られます。
- 硫黄島の変動ベクトルは、島内の地殻変動を表しています。
- その他の地方では、プレート運動による定常的な変動が見られます。