第26回(令和7年)いばらき児童生徒地図作品展(茨城)

主催:いばらき児童生徒地図研究会

作品展の概要

「いばらき児童生徒地図作品展」は、茨城県の小・中学生が身のまわりの環境や地域の姿を自ら観察・調査し、それらを地図として表現することにより、環境や地図さらには地域に対する関心を深めることを目的に毎年11月から12月頃に開催されています。

受けとって!水害の記憶 ~大子町の自然災害伝承碑を訪ねて~

奨励賞/最優秀賞

作品名:受けとって!水害の記憶~大子町の自然災害伝承碑を訪ねて~

受賞者:茨城県立日立第一高等学校附属中学校 1年 庄司 彩乃

作品主旨:
 令和元年東日本台風により、私が幼い頃に住んでいた大子町が甚大な被害を受けました。この研究では、明治時代に起こった水害の記録を残す3基の自然災害伝承碑と東日本台風の関係性を久慈川周辺のハザードマップをもとにまとめています。東日本台風での推定浸水区域と伝承碑の位置が一致していたことから、伝承碑は過去の災害の悲惨さを伝えるだけではなく、現在の私達への注意喚起にも役立っていることが分かりました。

「水戸郷土かるた」の場所に行ってみた

優秀賞

作品名:「水戸郷土かるた」の場所に行ってみた

受賞者:水戸市立双葉台小学校 1年 今川 紗矢香、4年 今川 紗佑里          

作品主旨:
 私たちの住む水戸市には、水戸郷土かるたというものがあります。学校で郷土かるたの絵札をつくる授業があり、実際の場所がどうなっているのか知りたくなったので、調べることにしました。管理している人がいる偕楽園やお寺・神社などは、読み札の通りの昔からの様子が残っていましたが、管理する人がいない場所は石碑が残っているだけでした。未来に向けて、これからも私たちの世代が次につないでいくことが大切だと感じました。

もしもの時、どうする? みんなのひなん所調べ

優秀賞

作品名:もしもの時、どうする? みんなのひなん所調べ

受賞者:茨城大学教育学部附属小学校 4年 甲野藤 優文

作品主旨:
 僕は、避難所のことを調べるまで、避難所の種類や過ごし方が分かりませんでした。また、僕は今まで避難所に避難したこともありません。今回、実際にいろいろな人に話を聞いて知らなかったことも詳しく知ることができました。このマップを見た人が、避難所に避難する時には、マップを見て知ったことを活かして、安全に避難できればいいなと思いました。

関東一涼しい北茨城市を大調査! ~チャンス到来!自然がもたらしてくれた町おこし案件~

優秀賞

作品名:関東一涼しい北茨城市を大調査! ~チャンス到来!自然がもたらしてくれた町おこし案件~

受賞者:茨城県立日立第一高等学校附属中学校 1年 髙倉 優馬

作品主旨:
 私の住む北茨城市は、テレビでも紹介されるほど関東で最も涼しい地域の一つです。
この自然の恵みを生かし、「消滅可能性都市」と呼ばれる北茨城市のピンチをチャンスに変えたいと考えました。なぜこの地域が涼しいのかを科学的に調べ、その原因を科学的に明らかにすることで、地域の特色として観光や町おこしに活用し、次世代を担う私たちが地域の発展に貢献していきたいです。

歩いて測るぼくの道 ~伊能忠敬式測量で地図を作る~

優秀賞

作品名:歩いて測るぼくの道~伊能忠敬式測量で地図を作る~

受賞者:私立茗溪学園中学校 2年 星野 禮

作品主旨:
 伊能忠敬記念館を訪れたことをきっかけに、伊能忠敬の測量方法で自分の町を測ったらどれほど正確にできるのかと思い、このテーマを選びました。実際に歩数や角度を測る作業は想像以上に大変で、特に坂の角度を測るのに苦労しました。そこで、縄跳びなど身近な道具を使って距離を比べる工夫をしながら測量を進めました。結果の地図を見ている人にもわかりやすいように書いたのでそこにも注目してほしいです。

我が家のハザードマップ ~取手市の水害から身を守るために~

優秀賞

作品名:我が家のハザードマップ~取手市の水害から身を守るために~

受賞者:私立茗溪学園中学校 2年 今泉 華

作品主旨:
 今まで水害について深く考えたことがなかったのですが、取手について調べていた時、過去に利根川や小貝川が大氾濫をおこしたと知り、危機感を覚えました。そこで、いざという時家族が落ち着いて避難できるよう我が家専用のハザードマップを作ることにしました。実際に自宅から指定避難所まで歩いてみると、地図だけでは分からない点も多く、より現実的な避難プランを立てることができました。

食を生み出す大地の声  茨城県を巡って見つけた農業と地形のふしぎ

優秀賞

作品名:食を生み出す大地の声 茨城県を巡って見つけた農業と地形のふしぎ

受賞者:私立江戸川学園取手中学校 1年 有坂 実織

作品主旨:
 本調査では、茨城県内を実際に自家用車で走り、地域毎の地形や気候と、どんな農作物が作られているのかについて調べました。霞ヶ浦周辺では水田やレンコン畑が多く、湖の影響で冬の寒さが和らぐことが分かりました。反対に、太平洋に近い鉾田市では、海風で温暖な台地が広がっているため、メロンなどの畑作がとても盛んでした。調査を通して、同じ茨城県でも、土地の違いで農作物の種類が大きく変わることが分かりました。