第27回(令和5年)多摩市身のまわりの環境地図作品展

主催:多摩市身のまわりの環境地図作品展運営委員会

作品展の概要

「多摩市身のまわりの環境地図作品展」は、日常、触れたり感じている身のまわりの生活環境を取り上げ、自分で観察し、地図として表現することにより、環境の捉え方を身を持って学び、環境に対する理解を深めることを目的に毎年11月から12月頃に開催されています。

そんなバナナ!?暑いze多摩市

作品:そんなバナナ!?暑いze多摩市作品拡大画像

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:そんなバナナ!?暑いze多摩市

受賞者:多摩市立南鶴牧小学校 6年 尾山 基

作品主旨:
 その夏、僕は遊歩道を歩いた。
 んー!暑い!去年より暑いぞ!
 なぜ日焼けするのか調べてみた。
 バナナで実験開始。
 ナかなか進まず悪戦苦闘。
 ナんとかまとめて感謝です。
 あつめたデータは努力の証。
 ついつい、だらける夏休み。
 いっぱい調べた夏休み。
 ぜひみてください4部作。
 たましはみりょく的な街だよね。
 まいにち歩く遊歩道。
 しってほしい身の回りの環境。

微生物で分かる多摩川水系の環境

作品:災害時の飲料水を確保 たまし災害救援自販機map+作品拡大画像

(一社)環境情報科学センター理事長賞

作品名:微生物で分かる多摩川水系の環境

受賞者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校 1年 安達 琉天・嶋田 夏偉・田中 佑真・畠中 隼志

作品主旨:
安達 琉天◆今回の作品を制作するにおいてとても苦労した事は、炎天下の中で調査したことです。また、調査してみると多摩川はゴミなどがなく、ルールやマナーが守られているのに対して、乞田川や大栗川では藻がたくさんあったりゴミが散乱していたり、泡が流れたりしていました。僕はそれを見て多摩市の川の状況は、あまりよくないなと思いました。今回調査を通して、僕はボランティア活動を行い、みんなでキレイにしたいなと感じました。

嶋田 夏偉◆今回の作品を制作するにあたって大変だったのは、川の水や藻を採取するときのことです。まず、川の水を取るために土手を探した際には、マップを使って歩き回ったので大変でした。さらに藻を採取するときには、足元が険しいところでしか藻が見つからなかったのでとても苦労しました。しかし、この活動を通じて夏休みの良い発見と経験になったので良かったです。

田中 佑真◆今回の作品を制作するにあたって苦労した事は、綺麗な多摩市の自然の中で起こっている変化をどう分かりやすく伝えるかです。普段焦点を当てることが少ない河川で起こっている環境の変化を、カラーペンを使ったり詳しい資料を参考にしながらまとめ上げました。また、調査中にボランティアで河川の清掃を行っている人にお会いし、河川の環境はボランティアの方の協力もあり守られている部分もあるのだと実感しました。

畠中 隼志◆今回受賞した作品を制作する過程において、苦労したことは夏休みの非常に暑い中、環境に配慮し排気ガスを出さないよう、できるだけ歩いて調査をしたことです。また、調査をしていると、川に流れ出していた生活排水や工業排水の泡が、海洋や微生物への悪影響を及ぼすことが分かりました。そして、それらが海に流れ出している現状に違和感を覚えました。調査を終えて、多摩市の川を昔のテムズ川のようにしてはいけないと思いました。

災害時の飲料水を確保 たまし災害救援自販機map+

作品:災害時の飲料水を確保 たまし災害救援自販機map+作品拡大画像

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:災害時の飲料水を確保 たまし災害救援自販機map+

受賞者:多摩市立連光寺小学校 4年 荒井 優羽

作品主旨:
 私は、去年の研究で災害救援自販機を知りました。今年は、多摩市全体の災害救援自販機を調べて災害の時に役立つような地図を作りたいと思いました。色々な所に問い合わせしたり、インタビューしたり、イベントに参加したり、何度も同じ場所に自販機を見に行ったりしました。調査をはじめて地図が完成するまで8ヶ月かかって、すごく大変だったけれど、がんばって作った作品なのでたくさんの人に見てもらいたいです。

流れる生命の謎を追え!! ~環境DNAと採集による多摩市の川の魚類調査~

作品:流れる生命の謎を追え!! ~環境DNAと採集による多摩市の川の魚類調査~作品拡大画像

(一社)地図調製技術協会長賞

作品名:流れる生命の謎を追え!! ~環境DNAと採集による多摩市の川の魚類調査~

受賞者:多摩市立諏訪小学校 5年 佐伯 茉優歩

作品主旨:
  環境DNA調査法は、川や海の水で、そこに生息している可能性が高い魚が分かる、魚に優しい調査法です。今回の研究を通して、私は水だけで大栗川に生息する魚の種類の多さを知ることができ、とてもおどろきました。特にニホンウナギが生息する可能性を知った時は本当におどろきました。研究完成後の9月下旬、大栗川でタモ網による採集をしました。この時は環境DNAでは見られなかった雷魚等を確認する事ができました。

聖ヶ丘の階段マップ

作品:聖ヶ丘の階段マップ作品拡大画像

(一財)地図情報センター理事長賞

作品名:聖ヶ丘の階段マップ

受賞者:多摩市立聖ヶ丘中学校 1年 山田 琴子

作品主旨:
  聖ヶ丘はその名の通り丘の上にあり、階段や坂がたくさんある地域です。そこで私は階段に着目し、段数や注意ポイントを調べてみました。暑い日に実際に階段を回り、段数を調べるのは大変でした。でも普段歩いている階段も改めてみると手すりがついていたり、色をつけるなど安全への配慮に気付きました。この地図が私達の町、聖ヶ丘の安心安全に少しでも役立てば嬉しいです。

木実の名は ~たまにはどんぐり見てみよう~

作品:木実の名は ~たまにはどんぐり見てみよう~作品拡大画像 (公社)日本地理学会長賞

作品名:木実の名は ~たまにはどんぐり見てみよう~

受賞者:多摩市立南鶴牧小学校 4年 尾山 颯

作品主旨:
 今年の夏は特に暑く、私は主に夕方家のまわりのどんぐりや実のなる木を調べました。「どんぐり」とよんでいるけれど、実にはそれぞれ名前があることが分かりました。また、夏の実は成長とちゅうで葉から調べるのにとても時間がかかりました。おどろいた事は、スダジイの実です。みつけた時は、みたことのない形がこわかったです。げんざい、前々回調べた鳥たちが木や実に集まっています。私は鳥の名前と木の名前を知ったのです。

多摩市ゴミ0作戦隊!

作品:多摩市ゴミ0作戦隊!作品拡大画像 日本地図学会長賞

作品名:多摩市ゴミ0作戦隊!

受賞者:多摩大学附属聖ヶ丘中学校 1年 竹内 彩乃

作品主旨:
 私は、日頃から道に落ちているゴミが気になっており、「お世話になっている多摩市を綺麗にしたい」と思ってこの活動を行い、その活動についてまとめました。一度綺麗にしてもすぐに別のゴミが捨てられるので、何回もゴミ拾いするのが大変でした。しかし、ゴミ拾いをして環境問題に目を向けることができたいい機会だったので、これからも環境問題をなくす取り組みを積極的に行っていきたいと思いました。