第44回(令和5年)札幌市児童生徒社会研究作品展

主催:札幌市教育地図研究会

作品展の概要

「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に社会科・生活科及び総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集し、将来のよき札幌市民・北海道民の育成につながることを願って、毎年9月から11月に開催されています。

今はなき「幌内鉄道」の謎に迫る ~泥炭地を抜けて運ばれた石炭~

作品名:今はなき「幌内鉄道」の謎に迫る ~泥炭地を抜けて運ばれた石炭~
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奨励賞/国土地理院長賞

作品名:今はなき「幌内鉄道」の謎に迫る ~泥炭地を抜けて運ばれた石炭~

受賞者:札幌市立三角山小学校 6年 一村 理仁

作品主旨:
 僕のおじいちゃんは岩見沢に住んでいます。遊びに行くときはいつも三笠にあるトロッコに乗りに行きます。
 そのトロッコは、廃線になった本物の線路を使っていることを知りました。
 なぜそこに線路があったのか不思議に思い調べてみることにしました。
 この自由研究を通して、幌内鉄道は北海道の近代化に欠かせないものであったことを知り、この三笠の日本遺産をより多くの人に知ってもらいたいと思いました。

地質図から分かる札幌市とその周辺の古くからの土地利用

作品名:地質図から分かる札幌市とその周辺の古くからの土地利用
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札幌市長賞

作品名:地質図から分かる札幌市とその周辺の古くからの土地利用

受賞者:札幌市立伏見小学校 6年 西岡 知沙

作品主旨:
 私は散歩中に山や川を見つけたり地図を描くのが好きで、1年生から自由研究で地図を描いてきました。4年生では標高地図で札幌の扇状地や支笏火砕流を知り、5年生では古地図で水田や馬鉄が苦労の末に沢山作られたことや泥炭地を知り、驚きました。今年は今まで気になっていた"舗装の下"を知りたく地質図を選びました。地図を描いて現地で確かめて発見した事を書き込むのはとても楽しいです。地図を作った先人・先達の方を尊敬します。

おーり とーり 石垣島!!

作品名:おーり とーり 石垣島!!
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札幌市教育長賞

作品名:おーり とーり 石垣島!!

受賞者:札幌市立真駒内曙中学校 2年 滝沢 惇人

作品主旨:
 私はこの夏、沖縄県石垣島を旅しました。札幌に住む私にとって雪のない沖縄は憧れの場所です。
 中でも、川平湾で出会ったウミガメや、毎晩ホテルに現れるヤモリには心が躍りました。
 気候はもちろん、生き物も食べ物も北と南には大きな違いがあり、また沖縄本島との違いも肌で感じました。
 そこで、現地の方の話を交えながら、基本的情報、旅の行程、地形図と三つの構成で、石垣島をリポートします。多くの人たちに、石垣島を感じてほしいです。

わたしの学校の校くのこうえんしらべ

作品名:わたしの学校の校くのこうえんしらべ作品拡大画像

札幌市教育長賞

作品名:わたしの学校の校くのこうえんしらべ

受賞者:札幌市立明園小学校 1年 田尾 紗雪

作品主旨:
 私は、私の通う「明園小学校の校区の公園調べ」をしました。休みの日に、「探検バッグ」「お弁当」「おやつ」「水筒」を持って、歩いて校区内の7つの公園を回りました。とても暑い日だったので、日陰で休みながら頑張って歩き続けました。今回、公園調べをして、それぞれの公園の特徴が分かりました。私が「○○で遊びたいな。」と思った時に、どの公園に遊びに行けばよいか分かったので、やって良かったなと思いました。

北海道の火山「十勝岳」について

作品名:北海道の火山「十勝岳」について作品拡大画像

(一社)地図協会賞

作品名:北海道の火山「十勝岳」について

受賞者:札幌市立幌東中学校 3年 越田 朱姫

作品主旨:
 日本は、環太平洋造山帯に属す、火山大国。そして、日本には、世界文化遺産に登録されている火山「富士山」があります。最近は、地震がとても注目されていますが、私は、地震とのつながりが強い火山に視点を置きました。火山の地形には、まだまだ謎がたくさんありますが、「少しでも被害が最小限になれば」という思いで、このマップと対策について、作成しました。また、温泉を作り出す火山の魅力も伝わればいいなと思いました。

おいしいお米 たくさんのお米を作るひみつ

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札幌市教育長賞

作品名:おいしいお米 たくさんのお米を作るひみつ

受賞者:札幌市立厚別北小学校 3年 佐々木 英俊

作品主旨:
 僕の大好きな塩おにぎりは米が命です。農家さんで稲作体験をして米作りの秘密を調べました。北海道芦別市の山本さんは農薬をたくさん使わない安心安全な米作りをしています。米は広い平野で作るのが普通なのに、山と山の間のせまい盆地に作っていてびっくりしました。上流のきれいな川の水をたっぷり使い、山に強く吹く風で稲を乾燥させて、おいしい米を作ります。そのため、山の上まで続く畑は階段になっていました。模型も作ったので見てください。

山本さんの稲作から日本の農業を考える

作品名:おいしいお米 たくさんのお米を作るひみつ作品拡大画像

札幌市教育長賞

作品名:山本さんの稲作から日本の農業を考える

受賞者:札幌市立厚別北小学校 5年 佐々木 正明

作品主旨:
 毎日食べる米。僕のバケツ稲は病気になりほとんど収穫できなかった。北海道芦別市の山本さんを取材して稲作体験をさせてもらい、農業の大変さを実感した。山本さんは、全国から需要のある無農薬米や特別栽培米などを生産していて、高齢化と後継者問題を解決するため近隣農家で会社を興した。協力して生産性を上げられるため、週休二日制や安定した給料の支給ができるところが持続可能な農業の形だと感じた。全国に広まればいいとポスターにした。