神戸市小学校社会科作品展

第13回(平成26年) 神戸地区 主催:神戸市小学校教育研究会社会科部会

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事象を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が、社会科への興味関心を高めることを目的に毎年9月に開催されています。

作品:私の町の防災マップ

国土地理院長賞

作品名:私の町の防災マップ

受賞者:神戸市立住吉小学校 6年 樹岡夏希

作品主旨:阪神淡路大震災が起こって20年目を迎えるにあたり、校区地図に、どこに避難所があるか、どこまで行けば津波から逃げることができるか等、自分の命を守るための情報を書き加えていくことで、一枚の地図が自分にとって大切な防災アイテムになると考え作成していった。今年の台風直撃後には、地図をたどり自分の足で歩くことで、危険な場所等も確かめることができ、改めて地図が防災・減災の必需品であることを実感した。


作品:日本の地理と特徴について

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:日本の地理と特徴について

受賞者:神戸市立西山小学校 5年 村崎樹

作品主旨:ぼくが、ジオラマを作って日本の地理と特徴について調べたのは、一学期の社会で高地や山脈や平地などを習ったことがきっかけで、東日本大震災で大きな被害が出たことは、日本の地形と深い関係があると思ったからです。日本になぜ地震や火山が集中しているのか、地震による津波や原発事故による原子力発電の見直しや遠くはなれた孤島がなぜ重要なのかを調べて一部をジオラマで表現しました。


作品:47都道府県 日本調べ

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:47都道府県 日本調べ

受賞者:神戸市立神出小学校 5年 東紗菜

作品主旨:私は、日本という国の形を実際に作り、何がどこにあるのかを調べてみました。真っ白な日本地図では、島の形や場所・湾の形などの特徴がよく分かりました。そして、各地域の地形や気候をいかして農業・林業・漁業が盛んになり工業が発展している事、日本独特の美しい風景や自然・古くからの建物などを見に来る観光業などが成り立っている事が分かりました。私は、これからも日本の伝統と文化を大切にしていきたいと思います。


作品:神戸の古墳の研究

神戸市立博物館賞

作品名:神戸の古墳の研究

受賞者:神戸市立福住小学校 6年 岩本穂佳

作品主旨:神戸の古墳を見学しに行き、本やインターネットで調べて地図に表すことで、より古墳のことが分かるようになりました。意外にも自分の家の近くに古墳があったり、また、神戸の端の方にある少し山深いところに古墳があったりと、地図に表すことで、楽しくその存在を調べることができました。そして、地図に古墳前期・中期・後期と分類してみると、やはり地理的にも関連性が分かりおどろきました。


作品:震災から20年~ぼくの住んでいる町 長田~

生涯学習支援センター賞

作品名:震災から20年~ぼくの住んでいる町 長田~

受賞者:神戸市立蓮池小学校 6年 稲川裕貴

作品主旨:ぼくは、長田区の中でも校区内について調べました。普段遊んでいる公園が防災公園であり、その防災公園のある町が区画整理によってきれいに整備された事を知りました。区画整備する事によって道幅を広げ、広い道路を200メートル間かくに作り大型車が通れるようにしました。また、住宅地の中も車が通れる道幅を確保したそうです。震災当時の住宅が密集していた町並みと現在の町並みの違いを分かり易くするために地図で比かくしました。


作品:神戸市の立体地図作り

入選

作品名:神戸市の立体地図作り

受賞者:神戸市立桂木小学校 3年 米谷愛香

作品主旨:1学期に社会科の『わたしたちの神戸』で地図の勉強をしました。いろいろな記号や色分けなど見ていると、いろいろ想ぞうしてわくわくしました。そして、六甲山や海や人工島などを作ってみたくなり、立体地図を作ることにしました。等高線にそって切るのがむずかしかったけど、色やニスをぬるのが楽しかったです。出来上がると、神戸市はこんな形だったのだとよくわかりました。やはり、ふつうの地図より何倍もわかりやすかったです。


作品:竹田城跡

入選

作品名:竹田城跡

受賞者:神戸市立だいち小学校 4年 湖山雄翔

作品主旨:僕は、お城めぐりが大好きです。竹田城跡を友達にも知ってほしいと思って作りました。正確な場所と形が分かるように国土地理院の等高線の地図を使いました。平面の地図で見ると、どこが急な坂になっているのか分かりにくかったけれども、等高線を何枚も作って重ね合わせてみると山の形・坂・石垣の高さなどが分かりました。


作品:いくつあるかな!自動販売機調

入選

作品名:いくつあるかな!自動販売機調べ

受賞者:神戸市立若宮小学校 4年 田中美百

作品主旨:自動販売機調べをした理由は、夜歩いている時に自動販売機がとても光って目立っていて、いくつあるのか気になったからです。以前、総合の時間に、校区内の防災設備等を調べたので、校区内にいくつ自動販売機があるのか調べました。まとめる際にわかりやすいよう、地図をかくことにしました。目印には、学校やスーパーをかきました。白黒だと、どこをかいているかわからなくなったので、道は茶色、川は水色でぬりました。


作品:くらし大発見! 伝とうをさぐる 自然に合わせた日本の住まい

入選

作品名:くらし大発見!伝とうをさぐる 自然に合わせた日本の住まい

受賞者:神戸市立小束山小学校 5年 水口梨愛

作品主旨:南北に長い日本では、地域によって気候や地形がちがい、それぞれ独特なくらしの工夫をしてきました。しかし、昔からどの地域でも自然に合わせた生活をしていました。身近な材料をむだなく使用し、より良い生活ができる工夫がされていました。自然や人とのつながりを大切にする考えが、日本のくらしにいかされていました。日本各地の住まいの伝とうを調べていくことで、昔の人の知えを発見することができました。


作品:安全マップ

入選

作品名:安全マップ

受賞者:神戸市立井吹西小学校 3年 井上拓大

作品主旨:1学期にローラー公園近くで車と小学生の事故があったので、自分の住んでいる街の危険な場所を自分の足で調べようと思った。1枚の紙に大きく校区地図をかいて、標識や110番の家、危険と思った場所をかきこんだ。校区地図は学習で作成したことがあるので、友達や低学年の人にもよくわかってもらえると思って選んだ。地図にすることで、見てわかるし、掲示しておいてみんなに何度も確かめてもらって安全に暮らしたいと思った。