札幌市児童生徒社会研究作品展

第35回(平成26年) 札幌地区  主催:札幌市教育地図研究会

作品展の概要

「札幌市児童生徒社会研究作品展」は、札幌市の児童生徒の社会的なものの見方や考え方を育てると共に表現する力を高めるために、自由研究を中心に社会科・生活科及び総合的な学習の時間等の内容を生かした作品を募集し、将来のよき札幌市民・北海道民の育成につながることを願って、毎年9月から10月に開催されています。

作品:羆出没注意!札幌市~私の学区を中心とした目撃地点から共存するための柵設置を考える~

国土交通大臣賞国土地理院長賞

作品名:羆出没注意!札幌市~私の学区を中心とした目撃地点から共存するための柵設置を考える~

受賞者:札幌市立大倉山小学校 5年 柴田礼歩

作品主旨:私の学区ではヒグマが出没しており集団下校が行なわれていますが、特にこの数年間ヒグマの目撃が増えています。そこでヒグマと共存し安心して通学するためには、どうすればよいかを考えました。たくさん聞けたお話をまとめることや、地図模型に柵をつける作業は大変でしたが、ヒグマの目線で街を歩きコメントを書くのは、色々な発見があり楽しかったです。私の取材に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。


作品:札幌にオリンピックが来る!!

札幌市長賞

作品名:札幌にオリンピックが来る!!

受賞者:札幌市立山の手南小学校 5年 山﨑美紅

作品主旨:今年は、ソチオリンピックがありました。そんなとき、1972年に札幌でオリンピックがあったと知り、とても興味をもったので、この自由研究にしました。各競技が行われた場所を調べ、行ってみると全然使われなくなっている所や、今でも有効に利用されている所があり、その差にとってもおどろきました。いろいろな方にインタビューをして、オリンピックに対する思いが伝わってきました。私も札幌市民の一人として、応援していきたいです。


作品:せかいのはたまでつってQ 

札幌市教育長賞

作品名:せかいのはたまでつってQ

受賞者:札幌市立苗穂小学校 2年 掛作菜々美

作品主旨:世界の国旗と場所を、遊びながら覚えていくゲームを作りました。トイレットペーパーの芯で作った国旗を、割箸の釣竿で釣り上げて、世界地図の上に置くというものです。私は世界地図を見たり、国旗を覚えたりするのが好きですが、次は国の場所を覚えられたらよいなぁと思い、この作品を作りました。これからも世界遺産・首都・山・川などのコマをたくさん作って、この地図でもっと遊びたいと思います。


作品:札幌48歴史的建造物探訪

札幌市教育長賞

作品名:札幌48歴史的建造物探訪

受賞者:札幌市立山の手南小学校 4年 野路直暉

作品主旨:札幌の魅力の一つである札幌歴史的建造物は、長い間地域の人々に守り続けられた素晴らしい建物です。その魅力を夏休みを利用して探ってみたいと思ったのが、この自由研究を始めたきっかけです。歴史的建造物を調べてみて一番印象に残ったのは、先人や開拓使たちの頑張りと札幌の自然が重なり合って、今の札幌市ができたということを発見できたことでした。どうぞ皆さん、札幌の建造物を探訪してみてください。


作品:減りゆく公衆電話

札幌市教育長賞

作品名:減りゆく公衆電話

受賞者:札幌市立手稲東小学校 5年 青野友香

作品主旨:私がこの自由研究をしようと思ったきっかけは、地図を見るのが苦手なので、地図を使った内容にしようと思ったからです。そこで、近年少なくなってきている「公衆電話」に注目し、地図を持って調べました。昔は駅などにたくさんあったのに、携帯電話の普及により年々台数を減らしています。しかし、災害ダイヤルの役目もあり、公衆電話はなくなってはいけないと思いながら、まとめました。私は公衆電話を利用しています。


作品:東西線新聞

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:東西線新聞

受賞者:札幌市立本通小学校 2年 竹ヶ原麻央

作品主旨:私は、毎週木曜日に地下鉄に乗って新体そうに行っています。と中の駅には何があるのだろうな、一日何人利用するのだろうなと、ずっと思っていたので、東西線について調べることにしました。東西線は南郷7丁目駅がさいしょにホームさくが取りつけられたり、駅のえんちょうなどをはじめて知りました。みんなが安心してのれるようにたくさんのくふうがされていました。とてもべんきょうになりました。


作品:札幌の今と昔~120年での発展~

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:札幌の今と昔~120年での発展~

受賞者:北海道教育大学附属札幌小学校 4年 榎本寿美礼

作品主旨:私の家の隣には、北海道2代目長官だった永山武四郎の古い家があり、そこで見つけた昔の地図に私の学校の名前があったので、気になって歩いて調べました。そうすると、私の学校は、今は家から遠いのに、昔は家から近かったことや、昔あった川が今は無いことなどが分かり、驚きました。今の地図と昔の地図を比べながら歩くのは大変でしたが、面白かったです。昔の地図は歴史を知る手がかりだと思い、昭和の地図とも比べてみたくなりました。


作品:西車両基地見学

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:西車両基地見学

受賞者:札幌市立屯田南小学校 5年 牛水誠希

作品主旨:札幌市営交通局で開催された、地下鉄の車両基地見学に参加し、そこで整備されていた車両が、実際にはどうやって走り、地下鉄駅周辺はどういった様子なのかということに興味をもちました。整備されていた車両が走っている地下鉄東豊線を調べてみると、今までは何気なく乗っていた地下鉄を、違った感じで見ることができました。地下鉄はその駅ごとに様子や人の流れ、その近くにある施設などが全く違い、まとめて楽しかったです。


作品:石山の地形図の比較

札幌市教育地図研究会会長賞

作品名:石山の地形図の比較

受賞者:札幌市立真駒内中学校 2年 石川沙映

作品主旨:私は2026年の札幌五輪招致に興味をもちました。真駒内は1972年開催の札幌五輪とともに発展したといっても過言ではありません。そこで、真駒内の発展を地形図で調べようと思いました。見えてきたのは、札幌五輪により建てられた建物、発達した交通機関。当時人口が多かったことも予測できます。しかし、今の真駒内は高齢化、少子化の問題を抱えています。私は五輪招致で、また街が活性化し、問題が解決することを祈ります。


作品:札幌市の今と昔

(一社)地図協会賞

作品名:札幌市の今と昔

受賞者:札幌市立真駒内中学校 2年 吉田楓香

作品主旨:社会科の「地形図を使った研究」という課題で、私は「札幌市の今と昔」を調べました。特に私が気になった四つの場所を挙げ、四つの年代の地形図を使うことにより、その場所の土地利用や変化していく様子が分かりました。いろいろな文献を読むことも大切ですが、地形図を見ることで、その場所の時代ごとの変化を一目で理解することができたので、私たちの時代の地形図も未来に残していくことが大切だと思います。