私たちの身のまわりの環境地図作品展

第30回(令和2年) 全国地区(旭川) 主催:環境地図教育研究会

作品展の概要

「私たちの身のまわりの環境地図作品展」は、小・中・高校の児童生徒を対象に、身のまわりの環境について関心を持ったこと、考えたこと、調査したことを地図にすることを通して、地図や環境に対する関心を深めてもらうことを目的に毎年10月に開催されています。

作品:地盤から災害リスクを予測~地盤サポートMAP in 国分寺~

国土交通省国土地理院長賞

作品名:地盤から災害リスクを予測~地盤サポートMAP in 国分寺~

受賞者:早稲田実業学校中等部 2年 江島 未彩

作品主旨:
 東日本大震災以来、地盤に関心が高まり、自分の住んでいる東京都国分寺市を調査してみると、地盤が強く安定していることに気づいた。地盤は見た目だけでは判断しづらい分、不安も大きいが、その地域の地盤リスクを知ることで災害時の行動をあらかじめ考えておき、事前の備えやいざという時の適切な行動につながると思う。地盤強度を可視化することでこれからの災害対策の新常識として根付いていくことを期待している。


砂ぼこりと住居

国土交通省国土地理院長賞

作品名:砂ぼこりと住居

受賞者:埼玉県立浦和高等学校 1年 岡部 光祐

作品主旨:
 深谷市は、おいしい野菜がたくさん生産される農業都市であるが、冬には砂ぼこりが起き、地域住民の生活に支障をきたしている。そこで、畑の多い地域と少ない地域の玄関の向きを調査・比較し、住居の影響を調べた。すると砂ぼこりの原因が北西向きの風で、調査した2つの地域で風向が影響していることが分かった。この砂ぼこり対策については、暴風ネットなどよりも越冬緑肥がもっともコストパフォーマンスが高いと考えられ、広く普及を提案したい。


作品:旭岳登山MAP2)

北海道知事賞

作品名:旭岳登山MAP2

受賞者:旭川市立知新小学校 5年 髙橋 輝元

作品主旨:
 小学1年生の時にロープウェイ乗り場から頂上に登った旭岳を、5年生になった今回は登山道入口から登ってみました。地図は等高線で山の上と下の傾斜の違いや周辺の山を表現しました。等高線を書くのは大変だったが楽しかったです。山頂は晴天で、景色を360度見渡すことができ、撮影した写真を貼って名前を書き込みました。


東村山駅周辺 Y字路分布マップ

北海道知事賞

作品名:東村山駅周辺 Y字路分布マップ

受賞者:早稲田実業学校中等部 1年 軽部 裕太郞

作品主旨:
 この地図は東京都東村山市の北部にあるたくさんのY字路について特徴を示したものです。それぞれについてY字路の方向、カーブミラーの有無、車の交通量について調べた。作成してみてY字路が多いことに改めて気づき、普段通っている道路でも意識してみると面白いことが分かって楽しかった。


作品:川の町旭川!自転車で橋を攻略

日本地理学会長賞

作品名:土佐・高知の日曜市-日本最大の街路市-

受賞者:明治大学付属明治中学校・高等学校 地理研究部

作品主旨:
 地理研究部は、「行って、見て、考える」をモットーに毎年各地で合宿を行い、文化祭で発表している部活動である。2019年3月は、300年の歴史と文化を継承している「土佐・高知の日曜市」に行き、店の手伝いをしながら調べた。2015年に先輩が調べた調査結果との比較も加えて、足で稼いだ結果を作品にした。


作品:韓国だけじゃない 多様な文化の街大久保

IGU-CGE議長賞

作品名:韓国だけじゃない 多様な文化の街大久保

受賞者:筑波大学附属駒場中学校 1年 前尾 慧

作品主旨:
 歴史・人口、街の建物などから自分の住んでいる大久保の街を深く知ろうと作成した。街を写真を取りながらじっくり歩いてみると、外国語で書かれた看板がたくさんあり、韓国、中国、東南アジアや中東の国など、それぞれの地域の店がある程度まとまったエリアにあることに気づいた。大久保の古い歴史と文化、様々な国の文化が混じりあった街が大久保だと思った。


作品:東久留米市まるみえ大発見

旭川市教育長賞

作品名:東久留米市まるみえ大発見

受賞者:東久留米市立小山小学校 4年 中村 銀仁

作品主旨:
 自分がなぜ信号や坂などの身近なことを調べたかというと、身近なところにすごいことが隠れているかもしれないと思ったからです。特に小山に多い坂道についてどこが急なのか気にしたことがなかったので、5m間にボールころがして時間をはかり調べてみました。大変だったのは、7箇所ある坂の全部を調べたことです。調べてみて、こんなに急な坂がたくさんあることとその角度に驚きました。