鳥取県児童生徒地域地図発表作品展

第22回(令和2年) 鳥取地区 主催:鳥取県地域社会研究会

作品展の概要

「鳥取県児童生徒地域地図発表作品展」は、県内の小・中・高・特別支援学校の児童生徒の地域に対する関心を喚起し、野外における観察の能力・洞察力・表現力を高め、同時に地図利用及び地図作成能力の向上を目的に、9月から12月に鳥取県内4箇所において開催されています。

作品:探せ!!あの「夕焼け小焼け」はどこから聞こえてくるの?~防災行政無線とは~

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:探せ!!あの「夕焼け小焼け」はどこから聞こえてくるの?~防災行政無線とは~

受賞者:鳥取市立明徳小学校 5年 山中 咲季、3年 山中 那月

作品主旨:
 夕方になると、どこからともなく聞こえてくる「夕焼け小焼け」の音楽。いったいそれはどこから何のために流れているのだろう。疑問に思い調べてみると、それを解く鍵は、「防災行政無線」にあることが分かりました。そこで設置者である市の担当の方へ話を聞くことにしました。その結果、防災行政無線の役割や重要性を知るだけではなく、わたしたちの安心・安全な生活は様々な方々の努力から成り立っていることを改めて感じました。


作品:発見!わたしの街の新型コロナ感染予防対策マップ

(公社)日本地理学会長賞

作品名:発見!わたしの街の新型コロナ感染予防対策マップ

受賞者:鳥取市立岩倉小学校 5年 武安 瑠香

作品主旨:
 2020年は新型コロナウイルスの感染が広がり、お店や施設では新しい生活様式に合った感染対さくを発見しました。アイデアいっぱいの感染対さくをインタビューして調べました。お店や施設の人だけではなく、利用する私たちも協力して感染対さくをしていくことが重要だと感じました。このマップを見てくれた人達が、感染対さくを今まで以上に心がけてくれるとうれしいです。気持ちよく外出できる街にして、お店や施設をもっと応えんしていきたいです。


作品:こんなにあった いなばの太陽発電所ソーラーパネル

鳥取県測量設計業協会長賞

作品名:こんなにあった いなばの太陽発電所ソーラーパネル

受賞者:鳥取市立青谷小学校 5年 城市 咲結

作品主旨:
 最近、ソーラーパネルが設置されているのをよく目にするようになりました。そこで、わたしの住むいなばのソーラーパネルについて調べました。調べきれないほどたくさんのソーラーパネルがあることを知りました。ソーラーパネルがなぜこんなにたくさんあるのか調べたりインタビューをしたりすることで、エネルギーの自給率の低い日本がなくなることのない再生可能なエネルギーの開発をすすめることで、わたしたちの将来の安心も得られるし、地球温暖化の防止にもなると分かりました。


作品:カリヤの町を歩く~城下町を残す若桜町にふれて~

鳥取県教育委員会教育長賞

作品名:カリヤの町を歩く~城下町を残す若桜町にふれて~

受賞者:八頭町立八東小学校 6年 西田 佳夏

作品主旨:
 となりの若桜町は、私の住む八頭町とは少し雰囲気が違うなと感じました。そして、「若桜は昔、城下町だった」と聞いたことを思い出し、もっと詳しく若桜町の歴史について知りたいと思いました。そこで、伝統的なまちなみを残そうと頑張っておられる方にお話を聞いたり、昔の若桜町と比べたりして地図にまとめました。蔵通りやカリヤが、火事や雪から家を守る工夫だと知って、昔の人の知恵はすごいと思いました。同時にまちなみを残していく難しさを改めて感じました。


作品:JR鳥取駅周辺に麒麟獅子が舞う 日本遺産について

(一財)地図情報センター理事長賞

作品名:JR鳥取駅周辺に麒麟獅子が舞う 日本遺産について

受賞者:鳥取市立美保南小学校 6年 廣山 咲喜

作品主旨:
 幼い頃から、鳥取市内でよく見かける不思議な姿の麒麟獅子に興味がありました。テレビで麒麟獅子が日本遺産に選ばれたと報道されたとき、「私も見たことがある」と思い、さらに興味を持ちました。実際に鳥取市内を歩いてみると、市街地はこの麒麟獅子に守られているのだなと感じました。これからも、鳥取市内の一員として、この麒麟獅子を大切にし、「獅子の舞う鳥取」を守りたいと思い、この作品を作りました。


作品:きえてゆくゆうぐたち~どうなる!?ぼくのあそびば~

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:きえてゆくゆうぐたち~どうなる!?ぼくのあそびば~

受賞者:鳥取市立青谷小学校 2年 城市 結空

作品主旨:
 ぼくは、おばあちゃんの家のあるけたか町のいろいろな公園でよく遊びます。前は遊んでいたのに遊べなくなった公園があります。大すきな公園がなくなってしまうのではと思い、旧けたか郡にある公園が今どんな様子なのかを調べてみようと思いました。調べたところ、遊具が古くなり、安全ではないからと使えなくなっている公園が多かったです。とくに、子どもの少ないちいきにある公園はほとんど使えませんでした。公園のようすから、旧けたか郡の子どもが少なくなっていることを知りました。


作品:昭和17年の鳥取県東部の校外学習の指導書「鳥取地方校外指導便覧」で紹介されたスポットの現在

地図協会理事長賞

作品名:昭和17年の鳥取県東部の校外学習の指導書「鳥取地方校外指導便覧」で紹介されたスポットの現在

受賞者:鳥取敬愛高等学校社会部

作品主旨:
 戦時中に鳥取県東部の学校に配布された教師向けの校外学習の指導書「鳥取地方校外指導便覧」 に紹介されているスポットを巡り、高校生らしい視点で過去と現在を比較している作品である。地図は鳥取地方校外指導便覧に添付の地図を転写して作製している。特に、戦時中の鳥取砂丘でのグライダー製作と、現在も続くすっぽんの養殖池については、インタビューも行っており、鳥取の知られざる歴史の発見につながった。