神戸市小学校社会科作品展

第17回(平成30年) 神戸地区 主催:神戸市小学校教育研究会社会科部会

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事象を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が、社会科への興味関心を高めることを目的に毎年9月に開催されています。

作品:私の町”垂水高丸”津波防災ハザードマップ

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:私の町”垂水高丸”津波防災ハザードマップ

受賞者:須磨浦小学校 6年 前野 琴巴

作品主旨:発生率が高まっている南海トラフ巨大地震の津波被害を考え、自宅近隣区域の標高や避難場所を調査しました。すると、県や市が指定した避難場所でも、東日本大震災の時のような想定を少しでも超える津波発生時には危険となる場所が多くありました。そこで、標高で色分けしたハザードマップを作成し、自分なりの避難経路を考えてみました。私達は防災マップを参考にし、想定外の災害に関する備えをしておく必要があると思いました。


作品:神戸まるわかりねん土地図

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:神戸まるわかりねん土地図

受賞者:神戸市立桜が丘小学校 3年 澤田 東吾

作品主旨:3年生になって社会のじゅぎょうが始まり、地図や神戸市についてべん強しました。ぼくは行ったことのある所を遠い、近いなどのことばでしか表わせなかったので、自分の目で見たり聞いたり調べたことをまとめてとても分かりやすいこのねん土地図を作りました。くろうした所は山の高さの調せつです。楽しかったのは神戸の有名な所を調べる事です。いろいろな区があって、何がどこにあるか楽しくたくさん学べて、やってよかったと思いました。


作品:住吉防災マップ

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:住吉防災マップ

受賞者:神戸市立住吉小学校 4年 谷田 遥香

作品主旨:登校時に大阪北部地震を経験し、一人でひ難できるように、区役所でもらった防災マップを手に、校区を歩きました。災害が起こったらと想像して歩くと、様々な危険に気付き、一目で見てわかる地図にまとめようと思いました。地図にすると、山と海に近く川にも面した南北に長い校区は、場所により共通に危険もあれば川のはんらんや津波など異なる危険もあることがわかりました。安全にひ難するのに役立ててもらえればうれしいです。


作品:ぼくの神戸マイマップ

入選

作品名:ぼくの神戸マイマップ

受賞者:神戸市立なぎさ小学校 3年 和田 昌士

作品主旨:ぼくの住んでいる神戸のまちは、北をむくと山があって南をむくと海があります。山の高さはどんな風になっているのかを知りたくなって、高さのあるジオラマを作りました。神戸のまちの高いところやひくいところを立体的に作って分かったことは、神戸市の人たちは、海ぞいの平らなところにたくさん住んでいることでした。たくさんの人が住んでいる神戸市には、神戸空港や神戸港もあり、とても便利で楽しいまちです。


作品:幻の徳川道を追え

入選

作品名:幻の徳川道を追え!

受賞者:神戸市立桂木小学校 6年 西村 順成

作品主旨:「僕が住む神戸市北区にも幕末・明治維新ゆかりの地があるのか」を調べてみると『徳川道』を見つけた。しかし道が途切れ途切れで、今にもなくなりかけていることが分かった。そこで昔の鳥瞰図や古地図を使い、色別立体模型にピンを落とし、線でつなぎ、消えつつある「幻の徳川道」を完全解明してみた。日本全国にも徳川道の様に消えつつある歴史の道や場所があるはず。それらを再発見してもらうきっかけになれば良いと思った。


作品:目指せ伊能忠敬!地図をつくってみよう

入選

作品名:目指せ伊能忠敬!地図をつくってみよう

受賞者:神戸市立福田小学校 6年 大杉 郁登

作品主旨:今年は伊能忠敬が亡くなって200年だと聞きました。GPSも機械もない時代に、忠敬がどうやって正確な地図を作ったのか、とても興味をもちました。まずは、忠敬の測量法や道具を調べました。仕組みが分かったので、ぼくも道具作りや自分の町の地図作りに挑戦しました。いつもは30分しかかからない道のりを2時間以上かけて測量しました。測量することの大変さと、地図を正確に作る難しさがよく分かり、とても勉強になりました。


作品:ごう雨できけんな場所

入選

作品名:ごう雨できけんな場所

受賞者:神戸市立北山小学校 3年 森田 紗優佳

作品主旨:今年は、豪雨被害に関するニュースを多く見ました。そこで、私が住んでいる町には、どこに、どのような被害が起こるのか気になり、調べてみることにしました。7月の豪雨後、実際に校区を周り、危険な箇所を探しに行きました。地図にまとめてみると、様々な場所で川や池が氾濫したり、崩れたりしていて、身近に危険が多く潜んでいることを知りました。今回調べて分かったことを生かし、今後災害に注意していきたいと思います。