児童生徒地図作品展

第24回(平成30年) 岐阜地区 主催:岐阜県図書館

作品展の概要

「児童生徒地図作品展」は、岐阜県内児童生徒の自主的な研究活動を奨励し、地図に関する興味や関心、活用能力を高めることを目的に10月から11月に開催されています。

作品:五平餅MAP~ナゾに迫る~岐阜・恵那市2018夏

審査員特別賞岐阜県知事賞

作品名:五平餅MAP~ナゾに迫る~岐阜・恵那市2018夏

受賞者:岐阜大学教育学部附属中学校 1年 尾崎 正汰、尾崎 功汰

作品主旨:朝の連続テレビ小説で注目された話題の五平餅。名前の由来や歴史も含め、五平餅についてもっと詳しく知りたいと思いました。恵那市内40ヵ所の店を訪ね調べることが出来ました。どの店もこだわりがあり、形や秘伝のタレについて熱く語って下さいました。地域的な特色があり、背景には長い歴史が関わっていることも分かりました。岐阜県に住む者として、この郷土料理を今後も守り続けていく必要があると思いました。


作品:川に囲まれた岐南町、立体洪水ハザードマップ

岐阜県教育長賞

作品名:川に囲まれた岐南町、立体洪水ハザードマップ

受賞者:岐阜大学教育学部附属中学校 1年 小島 風奏

作品主旨:昨年、私の家の前の道路が冠水し、避難のタイミングを教えてくれる雨量計をつくりました。しかし、避難するタイミングが分かっても、避難してよい場所が分からなかったら避難できないと思い、この作品をつくりました。立体地図をつくって、洪水の時は土地の高低差を考慮し、避難することが重要だと思いました。この作品をつくっている中で西日本豪雨がおきました。一番身近な地域の人の力が大切だと思いました。


作品:加納じょうとぼくの町

国土地理院長賞

作品名:加納じょうとぼくの町

受賞者:岐阜市立加納小学校 2年 松橋 英寿

作品主旨:ある日、加納小学校の校庭の壁が加納城址公園の石垣と同じであることに気付きました。僕の町には加納城とつながる秘密がどうもありそうだ!と調べることにしました。自分で歴史を調べたり、地域の人に教えてもらったりして、昔の加納の町や加納城と、今の町とのつながりが分かってきました。地図を重ねることで分かるように工夫しました。この作品を作って、前よりも加納の町がすきになりました。


作品:ぎふ市のまちのひみつ ぎふ市で人口が多い町はどこだ!!

(一財)日本地図センター理事長賞

作品名:ぎふ市のまちのひみつ ぎふ市で人口が多い町はどこだ!!

受賞者:岐阜大学教育学部附属小学校 3年 佐藤 礼人

作品主旨:僕の住んでいる岐阜小校区はたいへん子どもの数が少ないです。人が多い校区にはどれぐらいの人がいて、どんな違いがあるのかを知りたくてこの研究をしました。僕はこの研究に取り組む中で、アンケートや調査を通して、僕の校区と他の校区の様々な違いを知りました。僕の校区に人口を増やすのは大変そうだけれど、空き家を利用し、いろんな人と協力することで増やしていきたいと思いました。


作品:11日間日本縦断旅

(公社)日本地理学会会長賞

作品名:11日間日本縦断旅

受賞者:岐阜市立合渡小学校 5年 坂 勇多香

作品主旨:昨年度、岐阜県内の中山道を走って研究に取り組みました。とても楽しかったので、今度は歴史ある街道を使って、名古屋から敦賀まで、日本縦断の旅に挑戦しました。道の歴史を学んで、地図にまとめたことで、旅をより理解できるようになりました。3枚の地図を重ね合わせることでいろいろなことが分かりました。地図づくりは発見が多く、とても楽しいです。また挑戦したいです。


作品:ぼくの町 ぎ南町 さかい川れきしち図

岐阜地理学会会長賞

作品名:ぼくの町 ぎ南町 さかい川れきしち図

受賞者:岐南町立北小学校 2年 加藤 嘉人

作品主旨:境川の内側は全部岐南町だと思っていました。けれど、実際に歩いてみると、少しだけ岐阜市があります。どうしてだろう。不思議に思ったので調べてみることにしました。明治41年と平成21年の境川周辺の地図を比べ、実際に現地を歩いてみる中で、境川は昔の人ががんばって守ってきてくれたものだと分かりました。ぼくも大事にしていきたいです。


作品:ぼくの住む市 瑞浪 交通の移り変わりマップ~中山道からリニアへ~

岐阜県図書館長賞

作品名:ぼくの住む市 瑞浪 交通の移り変わりマップ~中山道からリニアへ~

受賞者:瑞浪市立釜戸小学校 6年 小栗 孝介

作品主旨:今、瑞浪市内に「瑞恵バイパス」という新しい道路がつくられていることを知りました。そこで、市内の道路や鉄道が時代ごとにどのように移り変わってきたのか調べたいと思い、この研究を始めました。江戸時代には市の北部に中山道が通っていたけれど、明治時代に、はやく移動できる乗り物になり、市の南部に主な道路がつくられたので、交通手段の変化によって、つくられる場所も変化するのだなと思いました。