いばらき児童生徒地図作品展

第13回(平成24年) 茨城地区 主催:いばらき児童生徒地図研究会

作品展の概要

「いばらき児童生徒地図作品展」は、茨城県の小・中学生が身のまわりの環境や地域の姿を自ら観察、調査し、それらを地図として表現することにより、環境や地図さらには地域に対する関心を深めることを目的に開催されています。

作品:土しゃくずれキケンマップ

最優秀賞

作品名:「土しゃくずれキケンマップ」

受賞者:高萩市立君田小学校 4年 佐藤遥香、田中海里
              3年 松崎美海

作品主旨:記憶に残る大地震。平成23年3月11日に起きた地震によって、私たちの住んでいる地域では様々なところで土砂崩れが起きた。1年半以上もの月日が過ぎてもなかなか復興が進まず、追い討ちをかけて今年の台風4号の影響で道路や川への土砂崩れが起きた。日頃、素晴らしい自然に囲まれて生活しているが、その自然は時には猛威をふるう。そこで、どんな場所で土砂崩れが起きるのか、そして、どこまで復興は進んでいるのかを調査することにした。すると、生活道路や私たちの通学路などから工事が始まり、やまや川の付近は遅れがちであることが分かった。また、伐採による木々の減少地域では土砂崩れが多いことが分かった。


作品:見つけたよ!ボクのまちのぼうさいしせつ

優秀賞

作品名:「見つけたよ!ボクのまちのぼうさいしせつ」

受賞者:牛久市立岡田小学校 4年 小林和樹

作品主旨:2011年3月11日に起こった大震災では、たくさんの人がお亡くなりになりました。今も被災地には多くの傷跡が残されたままです。ニュースを見てから僕の住んでいるまちではどのような防災施設があるのか関心を持ち、調べてみました。


作品:日立市の介護施設状況

優秀賞

作品名:「日立市の介護施設状況」

受賞者:日立市立河原子中学校 1年 梶山悟史

作品主旨:学校の行事で「一人暮らしの高齢者の方に花を贈る活動」をしたことがきっかけで、急速な高齢化に介護施設は足りるのか疑問に思いました。インターネットで日立市の人口の推移や介護施設の待機者数を調べたり、地域包括支援センターで施設の仕組みや介護サービスを教えてもらったりしながら、地図を作成しました。そして、介護施設が不足している事が分かり、高齢になっても健康でいられるような取り組みが大切だと思いました。


作品:植物分布 MAP of 谷津田

優秀賞

作品名:「植物分布 MAP of 谷津田」

受賞者:牛久市立牛久第三中学校 科学部 2年 豊島楽子、末吉遥、杉本茉侑香、宮本まお
                    1年 完塚茉由、下司彩加

作品主旨:本校は、牛久沼の北西に位置し、周辺は谷津田などの豊かな自然に囲まれている。科学部植生班では、1年間にわたって、谷津田に生える植物の種類と量、環境について調査を行ってきた。その結果、谷津田では日向を好むような植物が数多くみられることがわかった。これは、谷津田が開けた環境で、日光を遮るものが少ないことと、人の手が入ることによって、様々な植物の種子が、運ばれて育ったためだと考えることができる。


作品:筑波山立体地質図

優秀賞

作品名:「筑波山立体地質図」

受賞者:茨城大学教育学部附属中学校 2年 石倉叶望

作品主旨:私は、石に興味があり、時間があるとつくばの地質標本館に通っています。そこで、石の鑑賞のし方を教えてもらったり、石を磨いたりして、石のおもしろさに触れてきました。また、その地質標本館に展示されている彩色された富士山の立体地質模型を見て、その美しさに感動し、私も同じような模型を作りたいと思いました。そこで、地質標本館で買った地質図をもとに、筑波山の立体地質模型を作ることにしました。工夫の一つとして、筑波山の断面図が見られるようにもしました。作業の過程で、筑波山の成り立ちや理科で習った花崗岩が筑波山で見られること、また、花崗岩が産業にも役立っていることが分かりました。