とやまみんなの地図作品展

第6回(平成24年) 富山地区 主催:とやま地図作品研究会

作品展の概要

「とやまみんなの地図作品展」は、富山県内の小・中学生を対象に、身のまわりの環境や地域の姿を観察・調査し、それらを「地図」として表現することにより環境や地図、さらには地域に対する関心を深めることを目的に毎年11月に開催されています。

作品:射水の空気はきれいかな?

国土地理院長賞

作品名:「射水の空気はきれいかな?」

受賞者:射水市立金山小学校 6年 京角顕史

作品主旨:昨年は「射水の川の水質調べ」をし、射水市内の川の水はきれいであることが分かった。そこで今年は「空気」に着目し、マツの気孔のよごれ方で調べる方法と二酸化窒素濃度を測定する『はかるくん』で調べる方法の2通りで、市内17カ所の空気のよごれを調べた。その結果をもとに、空気のよごれやすい条件を考え、その条件を当てはめて「空気のよごれ注意報マップ」を作成した。地図に表すと、土地利用と空気のよごれの関係がよく分かった。


作品:呉羽山周辺の古墳を訪ねて

日本地図センター理事長賞

作品名:「呉羽山周辺の古墳を訪ねて」

受賞者:富山市立船峅小学校 5年 大上真奈翠

作品主旨:夏休みに「婦中町の古墳群を探訪しよう」という会に参加し、古墳を初めて見た。発掘調査を行っている方から、土器等が今も出土していること、まだ発掘されていない古墳があることを聞いて驚いた。また、当時の生活についてパネルを見てさらに興味をもち、呉羽山全体の様子を詳しく調べ、作成した。自分が住んでいる校区にも直坂遺跡があり、今後は、どんな人がどのように暮らしていたのかを詳しく調べたいと考えている。


作品:はじめての立山とざんいろいろしらべ

日本測量協会長賞

作品名:「はじめての立山とざんいろいろしらべ」

受賞者:富山市立大広田小学校 2年 中田晴香

作品主旨:わたしは夏休みにはじめて立山と山をしました。学校のグランドからきれいに見える立山には、どんな花がさいているか知りたくて、しらべてみることにしました。と山は大へんでしたが、大すきな花をしらべていると、すずしいことに気がつきました。この日のと山市は、34℃あったのになぜだろうと思い帰ってからしらべました。まとめるのがむずかしかったですが、地図作りはたのしかったです。


作品:富山の町の歴史マップ

とやま地図作品研究会長賞

作品名:「富山の町の歴史マップ」

受賞者:富山市立芝園小学校 6年 林美佳

作品主旨:昔の富山の地図を見た時、今まで知らなかった町名や変わった町名がたくさんありました。その町名の由来を調べると富山城を中心に発展してきた町の様子や歴史を知ることができました。また、今の富山の町ができるまでには、神通川のはせこし工事などが行われ、長い時間をかけて整備されてきたことが分かりました。私の住んでいる地域にも数多く残っている歴史を伝える物や場所を大切にしていきたいと思い、地図にまとめました。


作品:我が街とやまの消防マップ

国土地理院北陸地方測量部長賞

作品名:「我が街とやまの消防マップ」

受賞者:富山市立月岡小学校 6年 奥田駿

作品主旨:ぼくは、新聞で富山県が「21年連続日本一出火率が少ない県」という記事を読み、自分の住む街の消防について興味をもった。そこで富山市には、どこに消防署があり、どんな消防車両あるのかを調べ、みんなに紹介したいと思った。消防署は、現場へ5分程度で到着できる様、幹線道路の近くに配置されている。また、車両は、適材適所に配置されていることが分かった。ぼくは、火事が少なく、安全安心な街にする為にぼく達でできる事を考えていかなければいけないと思った。


作品:富山の放射線測定マップ

富山県測量設計業協会長賞

作品名:「富山の放射線測定マップ」

受賞者:富山市立五福小学校 6年 石﨑泉

作品主旨:家庭用の放射線簡易測定器を手に入れたので、富山の放射線量を測定してみた。初めは自宅近くや、人工物からの影響が小さい河原や海岸で測定した。このような場所では低い値が測定されたが、家族で登山した山のふもとでは高い値が測定された。地質図を調べたところ、その場所は花こう岩でできていることが分かった。そこで地質図から花こう岩のある場所を探して測定を続け、測定値を花こう岩の分布と関連づけて地図を作製した。


作品:黒部市の移り変わり~僕の生まれた2000年と今を比較して~

国土地理院長賞

作品名:「黒部市の移り変わり~僕の生まれた2000年と今を比較して~」

受賞者:片山学園中学校 1年 八木大誓

作品主旨:この地図を作ったのは、僕が通った小学校が以前は別の場所にあったということを母から聞いたことがきっかけで、黒部市中心街が僕の生まれた2000年と今とでどのくらい変わったかを知りたいと思いました。比較した結果、小さい変化はいくつかありましたが、大きな変化はありませんでした。でも、現在黒部市内では新8号線と新幹線の工事が行われています。これらが完成すればもっと大きな変化が現れると思い、楽しみです。


作品:訪れたい富山の温泉

日本地図センター理事長賞

作品名:「訪れたい富山の温泉」

受賞者:片山学園中学校 1年 鬼頭昴

作品主旨:私は片山学園の入学式で初めて富山に来ました。その後に家族全員で山の中の細い道を行った旅館のある宇奈月温泉に行きました。露天風呂でみんなでポカポカできて気持ちが良かったです。そこで私は、このような温泉は他にどこにあるだろうか、また、どのような効能があるのか、と気になり調べてみました。私はそれをみんなに知ってもらいたくてこの地図を作りました。


作品:上市町の神社

とやま地図作品研究会長賞

作品名:「上市町の神社」

受賞者:片山学園中学校 1年 宮﨑遥

作品主旨:私の近所には、7個神社やお宮があり、出掛けてもあちらこちらで神社をみかけるので、上市町には神社はどの位あるのか、実際に行ったり、住宅地図、道路地図、上市町誌を調べ、由緒、祭神などまとめました。上市町には100以上も神社があり、古来の神様や偉人が、村の事情に合わせ祭られました。また、一社内に宮を数個合祀している神社もあり、実際150以上もあることが分かり、日本古来の神社等に興味が湧きました。


作品:富山の名水

富山県測量設計業協会長賞

作品名:「富山の名水」

受賞者:片山学園中学校 1年 並木翼

作品主旨:東京のいとこが「富山の水はすごくおいしい。」と言ったのでびっくりした。あたり前だと思っていて飲んでいたからだ。調べてみると全国の名水百選に8カ所も選ばれていた。それ以外にもたくさんの名水があり、多く人々が汲みに来ていた。立山連峰と富山平野の急流河川といった地形やたくさん降る雪などの気候が清らかで美味しい富山の水を作っているのである。