神戸市立小学校社会科作品展

第7回:神戸地区【主催:神戸市小学校教育研究会社会科部】

作品展の概要

「神戸市小学校社会科作品展」は、各学年の学習能力に応じ、身の回りの社会事情を歴史的視点・地理的視点・環境的視点などから考察し、多様な発想で表現することで、神戸市内の小学生が、社会科への興味関心を高めることを目的に開催されています。

作品:井吹台西町のがいろじゅたち

入選(大臣賞候補)・審査員特別賞

作品名:「井吹台西町のがいろじゅたち」

受賞者:神戸市立井吹西小学校 3年 竹内颯

作品主旨:今までそばを通るだけで気にしてなかった町の木たちですが、よく見ればいろんな木があります。夏休み、この「がいろじゅ」について調べました。地図に番号をつけ、木の名前、とくちょうなどを調べます。すると町の「がいろじゅ」の様子だけではなくわたしたちの町を住みやすくするために、大切な役わりがあることが分かってきました。わたしは、木のことがすきになり、そして大切にしたいと思うようになりました。


作品:わたしの目から見た私の住んでいる街

国土地理院長賞

作品名:「わたしの目から見た私の住んでいる街」

受賞者:私立須磨浦小学校 4年 本橋花音

作品主旨:いつか、「わたしたち小学生のための地図」を作りたいと思いました。なぜなら、神戸市や兵庫区の地図は見るけれど、通学の道、散歩の道、サッカーや虫捕りをする公園の道等が詳しく記された地図は、見たことがなかったからです。また、わたしは私立小学校なので、学校の友達とは遠く離れています。学校の友達にも、「わたしの街は、こんな楽しい街よ。」と紹介したいと思いました。夏休みにそんな地図を作れて、とてもうれしいです。


作品:伊能忠敬に挑戦

入選

入選

作品名:「伊能忠敬に挑戦」

受賞者:神戸市立福田小学校 6年 中村美緒

作品主旨:私は地図や旅行の本を見ることが大好きです。飛行機やパソコンもない江戸時代に、伊能忠敬は十七年間もかけて測量を行い、正確な日本地図を作りました。そのことを本で読み、とても興味をもちました。そしてわたしも、伊能忠敬のように歩いて地図を作れるか挑戦しようと思い、この作品を作りました。家の周りの小さな地図ですが、歩数を正確に数えることや方位を測ることが難しかったです。また大きな地図も挑戦したいです。


作品:神戸旧居留地を歩く

神戸市立博物館賞

作品名:「神戸旧居留地を歩く」

受賞者:神戸市立箕谷小学校 6年 吉本萌華

作品主旨:私は今年の夏、神戸市立博物館主催のクイズラリーに参加しました。旧居留地を歩いていると、歴史的建造物、史跡の一つ一つが再確認でき、当時の様子を物語ってくれているように感じました。そして大切なのは、私たちがこの街を守っていき、未来へと歴史をつないでいくことだと思いました。そこで私は、現在に残る歴史的建造物、史跡をもっと多くの人に知ってもらいたいと思い、旧居留地を紹介する地図を作成しました。


作品:古墳の向きと場所

入選

作品名:「古墳の向きと場所」

受賞者:神戸市立霞ヶ丘小学校 6年 渡辺沙也子

作品主旨:古墳がどんな向きで、どんな場所にあるのでしょうか。大坂の百舌鳥古墳群と古市古墳群、奈良にある主な古墳に、調査のため足を運びました。古墳時代の地形は、今とは全く違います。私は当時の地形と交通、儀式を考え、古墳の向きと場所の意味を探りました。調べたことを分りやすく伝えるために、地図を作りました。10mごとの等高線で区切った立体地図にして、古墳の場所の高さも分かるようにしました。