鳥取県児童生徒地域地図発表作品展

「鳥取県児童生徒地域地図発表作品展」は、県内の小・中・高・特別支援学校の児童生徒の地域に対する関心を喚起し、野外における観察の能力・洞察力・表現力を高め、同時に地図利用及び地図作成能力の向上を目的に、9月から12月に鳥取県内４カ所において開催されています。

奨励賞／国土地理院長賞

作品名：山陰海岸ジオパーク 湖山池ぶらり自転車マップ

受賞者：鳥取市立修立小学校　６年　影井 仁

作品主旨：ぼくは、たくさんの人に湖山池を身近に感じてもらうためには、自転車で周るのがいいのではないかと思い、自転車マップを作りました。実際に湖山池を一周してみると、絶景スポットや湖山池を楽しめる場所がありました。また、トイレやコンビもあり、便利でした。自転車コースには、湖山池一周コースと書いてあるので分かりやすかったです。しかし、歩道がなく危険な所もあったので整備してもらえると、より安全に沢山の人に楽しんでもらえると思いました。

鳥取県教育委員会教育長賞

作品名：ようこそ鳥取へ！トワイライトエクスプレス瑞風おもてなし大作せん

受賞者：鳥取市立岩倉小学校　３年　本田 郷

作品主旨：ぼくは、トワイライトエクスプレス瑞風が鳥取県を走ることを知って、鳥取の人たちがどんなおもてなしをするのか調べたいと思いました。いろいろな駅に行って駅員さんたちに話を聞いたり、新聞記事を見たりして調べました。
くふうをしたところは地図のマークです。どんなおもてなしかが分かりやすいようにマークを考えました。瑞風をおもてなしすることで、町や人がもり上がっていることが分かりました。瑞風の乗客のみなさんが鳥取をすきになってくれたらうれしいです。

国土地理院長賞

作品名：千代川廃川埋立地の報国農場～鳥取高等家政女学校の資料から～
受賞者：鳥取敬愛高等学校　社会部　網師野真奈、田中快、バンヴィルジェイムズ、土井康裕、中島竜一、安田和貴、横山千紘、富山太陽

作品主旨：鳥取敬愛高等学校（元鳥取高等家政女学校）の校舎改築に伴う移設作業の中で『昭和15年千代川廃川埋立地報国農場作業指導指針』とその作業の記録が発見された。
資料の内容の解読とともに、そのほかの文献資料の調査やフィールドワーク、聞取り調査を通じて、報国農場の様子を明らかにした。
また、鳥取家政女学校の生徒が実際に農作業に従事した場所が現在のどの地点であるかを計算や写真調査によって推測し鳥取県鳥取市秋里付近であると結論づけた。

（公社）日本地理学会長賞

作品名：私が登った鳥取県の山ｍａｐ

受賞者：鳥取市立末恒小学校　６年　中原 碧海

作品主旨：山登りが好きで、今まで鳥取の山を登ってきた。登った山についてもっと知りたくなり、調べて地図にまとめてみることにした。山の特徴がわかるように、体力度、危険度などを表に示した。調べてみると、鳥取には修行の山、伝説のある山、城のある山などいろいろな山がたくさんあった。今まで登ってきた山の思い出をふり返ることができて良かった。山がもっと好きになり、まだ登っていない山を登りたくなった。

国土地理院長賞

作品名：桜ケ丘中学校区を流れる大路川の治水対策 ～繰り返すな！1979（昭和54）年浸水被害～

受賞者：鳥取市立桜ケ丘中学校　科学実験部　 １年 山根幸也、渡邊小絵　２年 石川一希、大野賢治、西尾明広、山下雄生　３年 萩原幸希、渡邊孝樹　
作品主旨：「地震」などの自然災害に加えて「水害」という自然災害も私たちの生活に大きな影響を与えている。河川には「治水」「利水」「環境」という役割が大きくあるが、時には洪水等による氾濫によって大きな被害をもたらす。まさに人間と自然との闘いである。
鳥取市にも水害から守る樋門や排水機場はいたるところに作られている。しかし私たち中学校区にはより重要な施設（治水緑地）があることが分かった。治水対策、大路川流域を中心とした樋門や治水緑地の位置や写真を地図にまとめてみた。

（一財）地図情報センター理事長賞

作品名：発見！別府（べふ）の名字

受賞者：鳥取県 鳥取市立用瀬小学校　５年　田中 麗

作品主旨：わたしが住んでいる百けんぐらいの村「別府」の名字の数や由来について調べました。一番多い名字「田中」は、昔の別府でも鳥取県でも一番多かったです。由来を調べた名字は、そのほとんどが地形に由来していました。地図に表してみると、別府は山や谷や崖、田などに囲まれていることがよく分かりました。「上紙」という名字は、全国的にもめずらしいようで、本で調べても本人に聞いても、なかなか由来が分からず苦戦しました。