地図ならびに地理作品展

第56回(平成29年) 広島地区 主催:広島県地理作品展運営委員会

作品展の概要

「地図ならびに地理作品展」は、小・中・高・特別支援学校等の児童生徒に地図ならびに地理作品の制作を通して、地図に対する正しい理解を持たせると共に、それを活用する能力を身につけさせることを目的に毎年9月に開催されています。
作品:広島市 橋でむすぶ美しい町 橋マップ

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:広島市 橋でむすぶ美しい町 橋マップ

受賞者:広島大学附属小学校 3年 清次 美月

作品主旨:通学で通る「御幸橋」が原爆で落ちたことから、広島市の他の同様な橋を調べたところ、そのような橋は全部で1820橋もあってびっくりしました。
被爆橋では、猿猴橋の猿のすかし絵の欄干が心に残りました。橋の親柱に書かれている橋の名前の表記の違いや、被爆橋について復元されたり元のままであったりと、その多様性を調査しています。
川の近くに折り鶴がそなえてあるところもありました。私も橋を渡るときに平和を祈って行きたいです。


作品:生き物 いっぱい 比治山マップ図鑑

奨励賞/国土地理院長賞

作品名:生き物 いっぱい 比治山マップ図鑑

受賞者:広島市立 千田小学校 3年 濱田 莉乃香

作品主旨:普段から親しんでいる比治山の積層地図を私も作ってみたいと思っていました。地図を見てどこにどんな木や虫がいるのか知りたいと思いました。
たくさん写真をとって15冊もの図鑑で調べました。分からない木や虫があって大変でした。一番難しかったのは等高線をなぞっていく作業でした。比治山の道路は途中で切れたりして分からなくなっていることがあり、お母さんと一緒にたどって行ったりしました。比治山はたくさんのきれいな花やおもしろい虫の宝庫でした。
 


作品:二葉山 知られざる鬼門とのつながり

国土地理院長賞

作品名:二葉山 知られざる鬼門とのつながり

受賞者:ノートルダム清心中学校 2年 田山 有紀

作品主旨:現在、二葉山トンネルの工事が進んでいますが、便利になる一方で様々な影響があるのではないかと思ったので調べました。
調査方法は、ガイドさんからの聞き取りや現地調査を行いました。
二葉山は広島城の裏鬼門で、工事により「鬼門」が開くかも知れないなど、山が犠牲になるかも知れないことがわかりました。
二葉山を守るために自分でできることをし、いつまでも二葉山を残していきたいです。


作品:実は優秀!?公衆電話

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:実は優秀!?公衆電話

受賞者:広島大学附属東雲中学校 2年 黒石 愛子

作品主旨:この作品では公衆電話の便利さ大切さを伝えたいと思いました。中学入学を機に公衆電話を使う機会が増えましたが、撤去や数が少ないこともあり分布を調べました。同時に、バリアフリー、災害時の伝言、国際通話など機能の便利さも知りました。また、様々な種類ががあり面白いと思いました。近年、携帯電話の普及により公衆電話が必要とされなくなりました。しかし、私たちにとって大きな役割をするかも知れないのです。多くの人がもっと公衆電話に関心を持って欲しいと思います。


作品:大崎上島の変遷 ~私のルーツを求めて~

国土地理院長賞

作品名:大崎上島の変遷 ~私のルーツを求めて~

受賞者:ノートルダム清心高等学校 1年 土井  真由

作品主旨:自分のルーツである大崎上島を調べました。まず、大崎上島町の教育委員会に電話とFAXをして資料を取り寄せました。そして、実際に島を訪れ、2人の住職と農家の方にインタビューをし、フィールドワークも行い、地形や産業が昔と比べ変遷していること、時を経ても変わらない者があることに気付きました。
地形、産業、時を経ても変わらないもの、新しい動きのものなどについて考察し、色分けして示しています。


作品:土地利用図 1/25,00「岩間」

国土地理院中国地方測量部長賞

作品名:土地利用図 1/25,00「岩間」

受賞者:広島県立国泰寺高等学校 2年 小川 麗夏

作品主旨:この作品作りを通して学んだことは、どのような場所が何をするために使われているかという土地利用についてです。例えば、学校はおよそ等間隔に建物のある場所の近くにあること、田んぼは川沿いにあることを理解しました。知識として知っていたが、色を塗ることで実感でき理解が深まりました。
この作品作りを通して、より地理に興味が湧いてきたので、より意欲をもって地理の学習に取り組みたいと思います。


作品:大崎上島

第六管区海上保安本部長賞

作品名:瀬戸内海 ド真ん中 大崎上島

受賞者:安田学園安田小学校 3年 貞森 由宇

作品主旨:私の大好きな祖父母の住んでいる島です。今まで年5回行っていたのに調べたことがありませんでした。調べて見るとたくさんの驚きや発見がありました。母と島中を歩いたり車で走ったりして写真をとり、町役場で生まれて初めてインタビューをしました。大崎上島は日本一が6つもありました。すばらしい大崎上島でした。