仙台市中学校生徒地図作品展

第43回(平成23年) 仙台地区 主催:仙台市中学校社会科研究会

作品展の概要

「仙台市中学校生徒地図作品展」は、仙台市内の中学校生徒が高度分布図、土地利用図、地図模型の作成を通して、地図についての理解と地理的な考察力を育てるとともに、資料活用の能力を高めることを目的に、毎年11月から12月に開催されています。

作品:「土地利用図:前橋」

仙台市長賞

作品名:「土地利用図:前橋」

受賞者:仙台市立蒲町中学校 2年 菊池ひより

作品主旨:今回挑戦した前橋の一番の特徴は、桑畑が多いということでした。そこで、私は桑畑の紫色を濃く際立って見えるよう根気強く塗りました。紫色は、色むらが出やすく作業をすることは大変でしたがどこも同じ濃さで一つの絵のように見えることを心がけました。作業を進めるうちに今まで見るだけだった地図の分布の様子にも興味がわき、完成が楽しみになっていました。この作品の製作に使った時間は私にとって大切な宝物となりました。


作品:「土地利用図:成田」

仙台市長賞

作品名:「土地利用図:成田」

受賞者:仙台市立寺岡中学校 2年 刀根悠之介

作品主旨:僕は今回成田に挑戦しました。成田は、地図の中心に空港があり、細かい作業をする部分がたくさんありました。色決めや塗り方など、最初は分からないことがあり苦戦しましたが、薄くならないように、雑にならないように注意しながら塗りました。空港は、周りに溶け込みながらも目立つような特徴的な色を使って塗りました。丁寧に塗ることを常に考えながら、細かなところまで塗ることができたと思います。


作品:「高度分布図:桜谷」

仙台市長賞

作品名:「高度分布図:桜谷」

受賞者:仙台市立西山中学校 2年 守屋光梨

作品主旨:地名にひかれてこの地図を選びました。立体感が出るように色を工夫しました。色がはみ出さないように細かい部分まで注意しながら塗りました。また、色の濃さが同じになるように丁寧に塗りました。とても時間をかけて作成したので完成したときは達成感があり、とてもうれしかったです。よい体験になりました。


作品:「主題図:仙台・塩釜港付近の今と昔」

仙台市長賞

作品名:「主題図:仙台・塩釜港付近の今と昔」

受賞者:仙台市立第一中学校 2年 髙橋凛

作品主旨:今回挑戦した主題図は、テーマ決めに苦労しましたが、昨年取り組んだ「身近な地域調査」の年代別の地図を見比べての変化を調査したことを参考に3月11日の大震災で大きな被害を受けた仙台塩釜港周辺が、過去にどのような土地利用をされていたのか深い関心をもち調べることに決めました。まずは、仙台塩釜港建設までの背景を考察し、それを調べていく中で、貞山掘や多くの遺跡の存在と歴史を学習し、発見することができました。


作品:「土地利用図:札幌」

国土地理院長賞

作品名:「土地利用図:札幌」

受賞者:仙台市立蒲町中学校 1年 小野寺智香

作品主旨:私は今年初めて地図着色に挑戦しました。私が着色した札幌にはとても広い範囲に住宅街があり道路などにはみ出さないように着色するのがとても大変でした。時間もとてもかかり、部活動や家庭での勉強と両立することも大変でした。しかし、鮮やかな色とともに札幌の土地利用の特色が毎日少しずつ見えてきて完成するまで一生懸命取り組むことができたのでよかったと思います。


作品:「土地利用図:佐賀」

国土地理院長賞

作品名:「土地利用図:佐賀」

受賞者:仙台市立蒲町中学校 1年 下尾佑季

作品主旨:私は、初めて地図着色に挑戦しましたが、思った以上に大変でした。特に佐賀は田が多く、同じ色で塗る所ばかりで色むらが出ないように一つ一つ同じ筆圧で塗ることを心がけました。佐賀は吉野ケ里遺跡が有名なのでその色を工夫して塗ることを頑張りました。手が痛くなったけどとてもきれいに塗ることができたのでよかったと思います。


作品:「高度分布図:江住」

国土地理院長賞

作品名:「高度分布図:江住」

受賞者:仙台市立将監中学校 2年 小林和紀

作品主旨:僕は、初めて高度分布図に挑戦しました。最初は、意外と簡単に思っていました。しかし、小さな島を塗る細かい作業や色むらがないように何度も塗り重ねたりとてもたいへんな作業でした。完成まで2カ月かかりましたが達成感がありました。白地図だったのがだんだんと色鮮やかな地図になってとても嬉しかったです。また、ただ塗るだけでなく地形を意識して丁寧に着色することができたので良かったと思います。


作品:「地図模型:金華山」

国土地理院長賞

作品名:「地図模型:金華山」

受賞者:仙台市立上杉山中学校 3年 石倉瑛梨

作品主旨:今回初めて地図模型を作りました。作っているときには気が遠くなる作業だと思いながらやっていましたが、完成したときは達成感でいっぱいでした。「より丁寧に」を意識しながら作りました。地図模型と出会って地図模型を作製することがとても楽しく感じられたので、次はもっとレベルの高い作品を作ってみたいです。


作品:「主題図:青葉区は子育てしやすい?」

国土地理院長賞

作品名:「主題図:青葉区は子育てしやすい?」

受賞者:仙台市立第一中学校 2年 荘司美夏子

作品主旨:私の妹は保育園に通っています。私も小さいときにお世話になったので、この地域にどのような間隔で保育園があるのか興味をもち、このテーマにしてみました。特に大変だった作業は、全ての保育園間に垂直二等分線を引く作業です。これは非常に苦しく大変な作業でしたが完成したときには達成感を感じることができました。そして仙台の保育園の分布の特色を郵便局の分布と比較することにより把握することができました。


作品:「高度分布図:家山」

仙台市教育長賞

作品名:「高度分布図:家山」

受賞者:仙台市立蒲町中学校 2年 小野寺那智

作品主旨:今回挑戦した家山は、本校で誰も塗ったことがなく等高線を一つ一つ確認してやらなければならないので大変でした。家山には細かい川がたくさんあり、川を塗りつぶさないように根気強く塗りました。気を付けた部分は、むらを無くすこと、川を残すことなど基本的な部分を意識しました。