平成20年12月~平成21年1月の地殻変動について

発表日時:平成21年2月6日(金)16時00分

全国の地殻変動概況

 別紙1~7は、国土地理院が全国に展開しているGPS連続観測網の観測結果から求めた平成20年12月中旬から平成21年1月中旬までの1ヶ月間の地殻変動を表したものです。
 特に目立った地殻変動は見られません。

トピックス

  • 浅間山では、2月2日1時51分ごろの小噴火に伴う顕著な地殻変動は見られません。浅間山周辺の基線では、2008年7月初めごろから山体の膨張を示すと思われるわずかな伸びが見られます。この膨張に関与したマグマの量は、約2百万立方メートルと推定されます。
  • 別紙8[PDF形式:458KB], 別紙9[PDF形式:68KB]
  • 硫黄島内の電子基準点「硫黄島1」、GPS機動連続観測点「M硫黄島」では、隆起の傾向が継続しています。電子基準点「硫黄島2」では、南向きの地殻変動が継続しています。
  • 別紙10[PDF形式:73KB], 別紙11[PDF形式:401KB]
  • 桜島周辺では、鹿児島(錦江)湾を挟む基線で、長期的な伸びの傾向が見られます。
  • 別紙12[PDF形式:676KB]

問い合わせ先

国土地理院
〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
測地観測センター      地震調査官         中川 弘之  (029-864-4825)
測地観測センター      地殻監視課長        飯村 友三郎 (029-864-5971)
地理地殻活動研究センター  地殻変動研究室主任研究官  西村 卓也  (029-864-6925)

補足説明

  • 全国の1年間の地殻変動(平成20年1月中旬から平成21年1月中旬まで、別紙13)[PDF形式:271KB]
    • 北海道地方では、平成15年(2003年)十勝沖地震の余効変動、平成20年9月の十勝沖の地震に伴う地殻変動が見られます。
    • 東北地方では、平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う地殻変動が見られます。
    • 福島県を中心とする地域では、平成20年7月の福島県沖の地震に伴う地殻変動が見られます。
    • 茨城県を中心とする地域では、平成20年5月の茨城県沖の地震に伴う地殻変動が見られます。
    • その他の地方では、プレート運動による定常的な変動が見られます。

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