施設の紹介
![]() 石岡VLBIアンテナ つくば VLBIアンテナの後継機として平成26年に完成しました。IVSが推進する新たなVLBI観測仕様”VGOS”に対応したアジア初のアンテナであり、平成27年2月から観測を行っています。また、本施設は同敷地内に整備されたGNSS観測点及び重力測定点と共に、石岡測地観測局を構成しています。
![]() 相関処理、解析用サーバー群 IVSの相関局及び解析センターとして活動するための施設です。相関処理及び解析は専用のソフトウェアを使用するので、それらを動作させるサーバー群、データを格納するためのストレージ、観測データを取得するための高速通信回線などから構成されています。得られた結果は、IVSのデータセンターに提出されます。
つくばVLBI観測局![]() つくばVLBIアンテナ 平成10年に完成し、石岡VLBI観測施設に役割を引き継ぐまで、国土地理院の主観測局として長年観測を行いました。また、その大きさと駆動速度の速さから、アジア地域におけるIVSの主要な観測局のひとつとして活躍し、延べ2500回以上の観測を実施しました。石岡VLBI観測施設の完成後、約2年間の並行運用を経て平成28年末で運用を終了し、解体されました。
固定観測局1990年代に新十津川、父島、姶良に設置され、つくばVLBIアンテナと共に国内VLBIネットワークを形成し、2015年ごろまで観測を行いました。現在は運用を終了しています。
鹿島VLBI観測局![]() 鹿島VLBIアンテナの外観 郵政省電波研究所(現 情報通信研究機構)が昭和43年に建設した鹿島26mアンテナは、平成4年に国土地理院へと所管換され、つくばVLBI観測局が完成する前の国土地理院の主観測局としてVLBIの礎を築きました。
移動観測局![]() 可搬型アンテナの外観 固定観測局を整備する前は、可搬型の小型アンテナを使って観測を行っていました。昭和58年に国土地理院構内で観測したのを皮切りに、全国9か所で観測を行いました。
![]() 移動観測実施地点 |