最終更新日:2016年9月27日

測量と地理空間情報関連メールニュース vol.41(平成28年度第3号)

目次

近畿地方測量部からのお知らせ
  1. 関西G空間フォーラム2016 & G空間EXPO2016 in大阪を開催します
  2. 関西G空間フォーラム2016 in滋賀を開催します
トピックス
  1. 「平成28年台風第11号及び第9号」と「平成28年台風第10号」について
  2. 西之島に関する最新の計測結果を公開
  3. 超高精度の「光格子時計」で標高差の測定に成功
  4. 平成28年熊本地震に関する情報
  5. G空間EXPO2016について
地域の連携に関する取り組み
  1. 出前講座(「学校へ行こう」プロジェクト)募集

近畿地方測量部からのお知らせ

 今年度の関西G空間フォーラム2016は、G空間EXPO2016 in大阪と共同開催いたします。
 フォーラムでは機器・システム展と合同シンポジウムが実施されます。合同シンポジウムは三部構成とし、第一部は「測量技術講演会」、第二部は「関西地域GIS自治体意見交流会」、第三部は「合同パネルディスカッション(G空間社会の実現へ向けて)」となっております。この中で、地理空間情報に関する国全体の動向や関西で先進的に取り組んでいる事例等が紹介されます。
 なお、翌日25日(火)は、G空間EXPO2016 in大阪が開催されます。

日時 平成28年10月24日(月) 9時30分から17時00分
会場 ATCホール(大阪市住之江区南港北2-1-10)
※ G空間EXPO2016 in大阪と共同で開催いたします。

・開催概要:
 ○地理空間情報関連の機器・システム等の展示会(9:30から17:00)
  ※展示会は2日間開催いたします。自由に見学できます。
 ○合同シンポジウム
   測量技術講演会(10時00分から11時50分)
   関西地域GIS自治体意見交流会(13時15分から15時00分)
   合同パネルディスカッション(15時15分から16時30分)
  ※合同シンポジウムは事前申込が必要です。


2.関西G空間フォーラム2016 in滋賀を開催します

 関西G空間フォーラムは、地理空間情報に係る技術・研究開発及び関連産業の動向に関する情報提供や意見交換等を行い、関西における地理空間情報に係る課題の認識と産学官の間での情報共有を図ることにより、地理空間情報を高度に活用する社会(G空間社会)の実現に寄与することを目的として、例年大阪府とそれ以外の府県の2ヵ所で開催しております。
 今年度は、10月の大阪府に引き続き、平成29年1月に滋賀県で開催する予定です。
 なお、詳細については、後日、メールニュ-ス等でお知らせします。

トピックス

1.「平成28年台風第11号及び第9号」と「平成28年台風第10号」について ~「UAV(ドローン)動画、空中写真、推定浸水範囲、土砂崩壊・堆積地等分布」を公開~

 「平成28年台風第11号及び第9号」と「平成28年台風第10号」による被害状況を調査するため、UAV(ドローン)を用いた土砂災害箇所の撮影や災害発生後に撮影した空中写真(斜め写真)等を使用した浸水範囲の判読を実施しました。

▼詳しくはこちら
【台風第11号及び第9号について】
 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H28.taihuu11_9gou.html
【台風第10号について】
 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H28.taihuu10gou.html
 平成28年7月25日に無人航空機(UAV)による西之島の空中写真を撮影し、計測結果等の解析を行いました。
 面積は約2.75平方キロメートル、最高標高は約142メートル、体積は約8,722万立方メートルとなります。(数値はいずれも参考値です)
 国土地理院及び東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授(理化学研究所香取量子計測研究室主任研究員)の研究グループは、直線距離で約15キロメートル離れた東京大学(東京都文京区)と理化学研究所(埼玉県和光市)に光格子時計を設置し、2台の時計の相対論的な時間の遅れを高精度に測定することで、2地点間の標高差を5センチメートルの精度で測定することに成功しました。
 国土地理院が地震後に撮影した航空写真(4月16日、19日、20日及び7月5~24日撮影)から、地震及びその後の降雨等により生じた土砂崩壊地の分布を判読した結果を「土砂崩壊地分布図」として公開しました。

5.G空間EXPO2016について ~地理空間情報科学で未来をつくる~

 国土地理院は、今年のG空間EXPO2016において、リニューアルした「Geoアクティビティコンテスト」を主催するほか、国土地理院の取組を紹介する展示や、地理空間情報に関する講演・シンポジウムを実施します。
 また、今年は地理空間情報の活用の裾野をさらに広げるために、大阪・仙台においてもプレイベントを開催いたします。

【G空間EXPO2016 ~みんな「G空間」の中にいる~】
 日時 平成28年11月24日(木)・25日(金)・26日(土) 10:00~17:00
 会場 日本科学未来館(東京都江東区青海2-3-6)

地域の連携に関する取り組み

1.出前講座(「学校へ行こう」プロジェクト)募集

 国土地理院では、全国の地殻変動等を観測する「電子基準点」を設置している学校で、身近のある「電子基準点」をきっかけに児童・生徒達の防災意識の向上と、地図の役割・楽しさを認識してもらうことを目的とした、出前講座(「学校へ行こう」プロジェクト)に取り組んでいます。
 また、「電子基準点」の設置の有無にかかわらず、測量・地図の普及啓発を目的とした同様の出前講座も行っていますので、ご希望される方は近畿地方測量部までご相談ください。
  TEL 06-6941-4507

地理空間情報等についてはこちらのサイトをご参照ください。