地域連携により三俣蓮華岳などの登山道を調査

地域連携により三俣蓮華岳などの登山道を調査

 国土地理院では、登山者の安全安心の確保と地域の振興を図ることを目的に、地元自治体等の関係者と連携して登山道調査を行っています。中部地方測量部では、今年度、大沢岳に加え、北アルプス飛騨側登山道等維持連絡協議会(以下、協議会)と連携して、三俣蓮華岳などの登山道調査を行いました。

調査に使用したハンディGPS機器

○現地調査の概要
 調査期間 : 平成26年8月20日~10月18日(うち4日間で調査を実施)
 調査実施者 : 協議会事務局(岐阜県高山市)
 調査範囲 : 三俣蓮華岳~小池新道、笠新道、鍋平
 調査方法 : 国土地理院から貸与したハンディGPS機器を携帯し、調査対象の登山道を踏査することによって、修正に必要な精度を有する位置情報を取得しました(調査実施区間については登山道調査マップを参照ください)。


 現地調査後は、国土地理院でGPSデータを解析し、登山道の地図データの修正作業を行いました。現在の地理院地図に表示されている登山道と一部の形状に違いがある箇所や、地理院地図に未表示の箇所がありましたので、地図データの追加・形状の修正などを行っております。

 修正作業の結果は、近日中に、地理院地図に反映される予定です。また、この場をお借りして、調査にご協力いただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。

 登山道調査の取組みの詳細については、以下のとおり国土地理院のHPをご覧ください。

(登山道調査の記録)
 http://www.gsi.go.jp/kihonjohochousa/kihonjohochousa40023.html