第5回東海・東南海・南海地震対策中部圏戦略会議

第5回東海・東南海・南海地震対策中部圏戦略会議

 東海・東南海・南海地震対策中部圏戦略会議は、東日本大震災を踏まえ、中部圏の国、地方公共団体、学識経験者、地元経済界が幅広く連携し、東海・東南海・南海地震等の巨大地震に対して総合的かつ広域的視点から一体となって重点的・戦略的に取り組むべき事項を協働で策定し、施策を推進していくための会議です。会議は学識経験者13名、国、地方公共団体36、経済団体4、ライフライン等関係45、報道関係10機関で構成されています。事務局は中部地方整備局が担当し、中部地方測量部は構成員となっています。
 会議では、まず、新たに構成員となった名古屋税関、航空自衛隊中部航空方面隊など6機関が、災害対策に係る取組みを紹介しました。つぎに、平成25年度の取組状況が報告され、さらに、今年度の活動計画案が審議されました。活動計画案については有識者からのコメントを反映した上で了承されることとなりました。
 当部に関しては、昨年度の活動計画に「UTMグリッド地図の利用促進」が項目の一つとしてあげられ、その具体的な内容として「防災訓練におけるグリッド地図の活用」、「台風26号により被災した伊豆大島支援の際のグリッド地図の活用」、「地理院地図等の運用会議の開催」などが事務局より報告されました。今年度の活動計画案にも、継続施策として「UTMグリッド地図の利用促進」が位置付けられています。
 また、同会議に併せて開催された「中部ライフガードTEC2014防災・減災・危機管理展」は、南海トラフの巨大地震に備え、「防災」「減災」「BCP(事業継続計画)」をテーマに、最新の技術、サービスなどを一堂に展示・紹介するもので、当部からは「地理院地図」に関するパネルによる紹介と実演を行いました。来場者からは、標高及び単写真の見方(操作など)についての質問が多く寄せられたほか、防災関係者からは、地形を3Dで表示することで、災害危険箇所等(例:静岡県静岡市由比地区)の説明時に危険性のイメージを掴みやすくなるのでは、との感想が寄せられました。
会議の様子   展示ブースの様子

会議の様子

 

展示ブースの様子