基準点標石と地図用紙

基準点標石

  国土地理院の三角点・水準点の標石の多くは、香川県の小豆島産の花崗岩が使われています。
 明治期に全国的な測量を始めた当初には測量官が現地で標石を調達していましたが、品質・規格等を統一させるため、明治29年以降、一等三角点を除く三角点、水準点標石を合同調達することとし、この時から現在まで引き続き小豆島産の花崗岩が使われています。
 なお現在ではコンクリート製の中を空洞にした軽量標識や、金属標も併せて使われています。
地図用紙

 国土地理院の地図に使われる紙の多くは、愛媛県四国中央市にある製紙会社の工場で生産されています
 地図用紙は、伸縮の少なさ、耐用性、印刷適性の良さ、表面強度の強さなどをバランスよく備えていることが必要とされます。