沖縄支所の業務概要

沖縄支所の業務概要

国家基準点の整備・維持管理

 沖縄支所では、沖縄県内における国家基準点(電子基準点、三角点及び水準点)の測量や調査を実施し、常に最新の位置や高さの基準を提供するよう努めています。
 国家基準点はあらゆる測量の基礎となりますので、目的に応じて周期的に基本測量を実施し、維持管理を行っており、公共事業、国土保全、地震予知研究等に大きく貢献しています。
 なお、地球上の位置(緯度と経度)の基準となるのが電子基準点及び三角点、高さ(標高)の基準となるのが水準点です。これらは「測量標」といい、すべての測量の基準となる大切なものです。き損や無断で使用するなどの行為は行わないようお願いします。

基本情報調査

 国土に関する最新の基本的な地理情報を、国や地方公共団体等との連携を密にしながら、常時調査・収集・管理しています。
 沖縄支所では、沖縄県内における市町村合併、埋め立てなどの大規模造成、道路・公共施設・地名・行政界などの情報を収集しており、それらの情報を迅速な基本図の更新、地理情報システム(GIS)基盤情報の整備・更新等に利用しています。

電子国土基本図の整備更新

 国土地理院では、従来の地形図などの基本図体系を見直しデジタルデータを中心とした新たな地理空間情報体系への検討を行った結果、平成21年度から電子国土基本図(地図情報)の整備を進めております。本整備において、公共施設や道路の新設などの社会変化を迅速に地図データへ反映し、地理院地図や電子地形図として提供しております。


公共測量実施計画に対する助言等

 国・地方公共団体等が実施する公共測量について精度を確保し、測量の重複を除くため、技術的な助言を行っているほか、測量成果の有効利用を図るため公共測量の調整も行っています。
 なお、沖縄県内の公共測量成果については沖縄支所で審査・公表しています。


測量成果の閲覧・交付

 沖縄支所では、基本測量等で得られた測量成果・記録などの閲覧・謄本交付等を行っています。
 平成27年4月13日より、沖縄支所でも全国の基準点の測量成果等の謄本交付が可能となり、また、旧版の地図等の抄本交付も可能となりました。


測量成果などの使用・複製承認

 沖縄支所では、基本測量で作成された沖縄県内の地図や空中写真等といった測量成果の複製・使用承認を行っています。
 測量成果の複製・使用とは、測量成果(紙地図、数値地図、空中写真、基盤地図情報等)を利用して、新たな成果品(地図など)を作成することを指し、それらには、沖縄支所の窓口に申請し、国土地理院長の承認を受けることが必要です。
 なお、複製・使用承認申請には書式が定められていますので、沖縄支所までご相談下さい。