【近畿】地震災害の記憶を子供たちに

発表日時:2020年1月15日(水) 14時00分

~地震への切なる思いを込めた「自然災害伝承碑」を伝えます~

 今年1月17日は平成7年(1995)の阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)発生から25年となります。この記憶を風化させることなく後世に伝えるために、阪神・淡路大震災関連を含め新たに24基の自然災害伝承碑を公開しました。貴重なメッセージを防災地理教育等にご活用ください。
 阪神・淡路大震災関連の自然災害伝承碑は、既に公開していた兵庫県神戸市の3基に加え、新たに5基(明石市2基、西宮市2基、宝塚市1基)をウェブ地図「地理院地図」に本日公開しました。
公開している碑には、震災での被害状況、復興への歩みなど、後世に伝える内容が刻まれています。発生から25年が経ち、震災を経験していない若い世代の子供たちが増えてきました。昨年11月には神戸市において、ウォーキングツアーを開催し、「神戸港震災メモリアルパーク」や「慰霊と復興のモニュメント・1.17 希望の灯り」を経由地として巡り、自然災害伝承碑に触れる機会を設けました。震災の記憶を風化させることなく自然災害伝承碑を通じて子供たちに伝えていきます。
 自然災害伝承碑の掲載は、市区町村の協力のもとに行っています。今後も全国の市区町村に情報提供を引き続き呼びかけ、自然災害伝承碑の情報を定期的に更新し、公開して広く発信して行くとともに、活用方法を提示していきます。
 今回の追加公開により、地理院地図における自然災害伝承碑の公開数は、全国で45都道府県139市区町村の416基となります。近畿地方では6府県16市町50基となります

慰霊と復興のモニュメント・1.17 希望の灯り
「慰霊と復興のモニュメント・1.17 希望の灯り」(兵庫県神戸市)

【参考資料】
 資料1 阪神・淡路大震災関連の「自然災害伝承碑」 (PDF形式:447KB)
 資料2 近畿地方の「自然災害伝承碑」代表事例 (PDF形式:377KB)
 資料3 今回公開した「自然災害伝承碑」と伝承災害 (PDF形式:94KB)
 資料4 今回公開した「自然災害伝承碑」代表事例 (PDF形式:473KB)

※近畿地方の自然災害伝承碑の公開状況につきましては、以下のウェブサイトをご覧ください。
近畿地方測量部ホームページ「自然災害伝承碑」:https://www.gsi.go.jp/kinki/denshouhi.html

問い合わせ先

国土地理院 近畿地方測量部
次        長 千葉 浩三 TEL:06-6941-6090(直通) FAX:06-6941-4427
防災情報管理官 芝 公成   TEL:06-6941-4523(直通)

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。