令和元年度地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議を開催

令和元年度地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議を開催

 令和元年度「地理空間情報の活用推進に関する北陸地方産学官連絡会議」(以下「連絡会議」という。)を10月29日(火)に金沢市の金沢商工会議所において、構成員、講演者及びオブザーバーを含め29名が出席し、開催しました。

写真:連絡会議の様子

連絡会議の様子

【連絡会議概要】

 連絡会議は金沢工業大学の鹿田教授を座長として進行し、北陸地方における地理空間情報の利活用推進に資する講演と地理空間情報の利活用状況及び課題について意見交換が行われました。
 今回の連絡会議では、地理空間情報のうち特に国土地理院のWeb地図である「地理院地図」の活用推進を図るため、一部を地理院地図パートナーネットワーク北陸会議として実施しました。
 地理院地図パートナーネットワーク※とは、「地理院地図」システムで使用されている地図データ「地理院タイル」をはじめとする地理空間情報の活用推進のため、国土地理院、受託開発者、ツール提供者が参加するネットワークを構築して、情報共有・意見交換を実施しているものです。

※詳しくは次のURLをご覧下さい。
https://maps.gsi.go.jp/pn/

1.講演

(1)地理院地図パートナーネットワーク北陸会議

[1]地理院地図を使ってみよう!~初心者でもわかるハンズオンデモ~
  講演者:国土地理院 地理空間情報部 情報普及課 北浦 一輝
   概要:「地理院地図」の機能の紹介や防災や地理教育現場での活用方法について、実習形式のデモを交えての説明

[2]「eまっぷいといがわ」のご紹介
  講演者:株式会社ナカノアイシステム ICTセンター 外立 久充
   概要:地理院地図パートナーからの活用事例紹介として、講演者が構築に携わった糸魚川市の住民公開GIS「eまっぷいといがわ」について紹介

(2)地理空間情報を活用した研究・取組について

  • 非線形同相変換を保証する古地図アプリケーション Maplat
  (Geoアクティビティコンテスト2018 最優秀賞・教育効果賞・来場者賞受賞作品)
  講演者:Code for History 大塚 恒平
   概要:古地図の魅力を損なうことなく活用するための画期的な技術について紹介

敬称略

2.意見交換

 各県の委員から地理院地図を含めた地理空間情報の利活用の状況と利活用にあたっての問題点、課題等が報告されたほか、大学等の委員からは、教育分野における地理空間情報の利活用状況が報告されるなど活発な意見交換が行われました。

3.連絡会議(分科会)の開催予定

日程 令和2年1月28日(火)
会場 富山市