小浜市立今富小学校で「地図教室と測量体験」を開催しました

小浜市立今富小学校で「地図教室と測量体験」を開催しました

 北陸地方測量部は、「測量の日」関連行事として、毎年、(一社)福井県測量設計業協会が主催する福井県内の小学生を対象とした「地図教室と測量体験」に協力しています。
 今年度は、福井県嶺南地方で2校の開催を予定しており、10月9日(水)に1校目となる「地図教室と測量体験」を小浜市立今富小学校において6年生45名を対象に実施しました。
 北陸地方測量部は、「地図教室」を担当し、今富小学校周辺の地図等を用いて地図を見るときのポイントや地図記号、電子基準点の役割(地殻変動を捉える)について、簡単なクイズを交えながら説明しました。また、新たな地図記号「自然災害伝承碑」の紹介と「北陸地方余色立体図」による3D地図体験を行いました。3D地図を体験した児童から、「楽しい」「面白い」といった声があがりました。
 福井県測量設計業協会は、グラウンドで測量体験を担当し、大きな三角定規を使った国旗掲揚ポールの高さ測定、目測や歩測によるグラウンドから隣の子育て支援センター横の放送スピーカーまでの距離計測、角度や距離を測る測量器機である「トータルステーション」の操作体験を行いました。
 また、グラウンドには電子基準点「福井小浜」が設置されていることから、北陸地方測量部の職員が測量実習を終えた児童に対し、電子基準点「福井小浜」の扉を開けて内部の簡単な説明を行いました。児童から、この電子基準点「福井小浜」は「えんぴつ」の愛称で呼んでいるとの話がありました。
 「地図教室と測量実習」終了後、児童から「地図の詳しい見方がわかってよかった」、「今度地図を使うときに目的地までの距離を測ってみようと思います」といった感想がありました。

【参考】小浜市立今富小学校の位置はこちらです
https://maps.gsi.go.jp/#17/35.486065/135.756710/(地理院地図にリンクしています:新規ウインドウ表示)

写真:地図教室の様子

地図教室の様子

写真:3D地図体験の様子

3D地図体験の様子

写真:測量体験の様子(国旗掲揚ポールの高さを測定)

測量体験の様子(国旗掲揚ポールの高さを測定)

写真:電子基準点「福井小浜」見学の様子

電子基準点「福井小浜」見学の様子