新地図記号が「防災の日」にデビュー

新地図記号が「防災の日」にデビュー

「自然災害伝承碑」を掲載した2万5千分1地形図を刊行開始

           図:地図記号「自然災害伝承碑」
新たな地図記号「自然災害伝承碑」

 国土地理院は、過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害の情報を伝える新たな地図記号「自然災害伝承碑」を掲載した初めての2万5千分1地形図(紙地図)を「防災の日(9月1日)」に刊行します。「自然災害伝承碑」を掲載した地形図を通じて、各地域における自然災害への理解を深めていただけるよう、「災害への備え」を支援してまいります。

 2万5千分1地形図(以下、地形図)は、国土の管理に必要となる基礎的な情報を記載し、我が国の領土を明示した、国土全域をカバーしている最も縮尺の大きい地図です。地形図は、地理・防災教育を始め各種分野で利活用されています。
 今回刊行する「自然災害伝承碑」を含む地形図は15面(管内では「福井」と「門前」)で、計60基が掲載されます。
 また、同日、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」で公開している「自然災害伝承碑」について、新たに21市区町61基を追加公開します(管内では新潟県長岡市の「新潟県中越大震災震央標柱」と「平成16年7月新潟・福島豪雨伝承碑」が追加)。今回の追加公開により、「地理院地図」における「自然災害伝承碑」の公開数は41都道府県94市区町村の278基となります(管内では3県5市11基)。
 今後も全国の市区町村に情報提供を引き続き呼びかけ、「自然災害伝承碑」の情報を定期的に更新し、公開していきます。

刊行される2万5千分1地形図の表示例

図:表示例1

2万5千分1地形図「福井」の一部

図:表示例2

2万5千分1地形図「門前」の一部

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、以下のページからダウンロードしてください。