験潮場と電子基準点の施設見学を実施

験潮場と電子基準点の施設見学を実施

 北陸地方測量部では、国土地理院の業務を広く理解していただくための出前講座を行っています。
 今年も測量の日に合わせて6月4日に、測量を学ぶ新潟工科専門学校の学生17名に対して柏崎験潮場と電子基準点の施設見学を実施しました。
 参加した学生たちは、験潮場では験潮の仕組みや併設されている付属水準点と電子基準点の役割などについての説明を受け、これらの観測データがリアルタイムでつくばの本院へ転送され、海面の上下変動や地殻変動を捉える貴重なデータとして利用されていることの説明を受けました。
 その後、約1.1km離れた場所にある電子基準点「柏崎2」へ移動し、電子基準点内部にはGNSS測量機や通信装置以外にも、機器を正常に作動させるためのヒーターやファンのほか、傾斜計や停電時用のバックアップバッテリなど普段は見ることのできない内部の様子を見ながら説明を受けました。
 これらの観測施設の見学により、国土地理院が行っている験潮業務や電子基準点などの重要性を知っていただけたと思います。

 

写真:柏崎験潮場を見学

柏崎験潮場を見学

写真:電子基準点「柏崎2」を見学

電子基準点「柏崎2」を見学