テレビ新広島と連携・協力協定を締結

災害に備え、相互の強みを生かした情報発信に向けて

発表日時:2020年3月24日(火)14時00分

国土地理院中国地方測量部と株式会社テレビ新広島は、地理空間情報と空撮映像を相互に活用して、自然災害時の情報や安全・安心な地域づくりのため、広島県域の住民の方々により正確でわかりやすい情報発信ができるように協力協定を締結します。

■災害に備え、相互の強みを生かした情報発信に向けて
 
国土地理院では、大雨などで河川氾濫等により大規模な浸水が発生した際に浸水推定図を作成しています。
 浸水推定図とは、空中写真やSNS画像等から浸水時の浸水面や水際を判読し、標高データから浸水した範囲と深さを算出して、青色の濃淡着色により、浸水の様子を推定した地図で、「平成30年7月豪雨」の岡山県倉敷市真備町において初めて作成しました(資料1)。
 この浸水推定図は、参考となる映像・画像があれば数時間で作成することが可能なことから、各関係機関への提供やWebでの公開により、災害対応初動期の浸水域の排水計画やボランティア活動等の基礎資料として利用が可能です。
 今回の協定締結により、テレビ新広島のヘリコプターから空撮した映像が利用できることになり、より正確な浸水推定図の提供が可能になることを期待しています。
 また、情報発信のためのツールとして、国土地理院が保有する地理空間情報(地図や空中写真等)をテレビ新広島へ提供します。災害時や防災などの報道資料に地図や空中写真等のコンテンツを利用していただき、よりわかりやすい情報発信に貢献できると期待しています。
 国土地理院中国地方測量部と株式会社テレビ新広島は、国土地理院が保有する地理空間情報と空撮映像の相互提供・利用について合意し、以下のとおり協定調印式を行います。
 なお、本協定は、国土地理院の地方測量部と報道機関が締結する全国で初めての協定となります。

  1. 日時:令和2年3月26日(木)13:30~14:30
  2. 場所:広島合同庁舎4号館1階 第12会議室(広島市中区上八丁堀6-30)
  3. 取材:公開(調印式終了後、質疑応答の時間を設けております。)
 ※取材を希望される方は、3月25日(水)までに下記問い合わせ先へご連絡ください。
 ※カメラ撮りは冒頭から可能です。

資料1:平成30年7月豪雨による倉敷市真備町周辺浸水推定段彩図 【PDF 556KB】
資料2:連携・協力イメージ 【PDF 800KB】

問合せ先

〒730-0012  広島市中区上八丁堀6-30 広島合同庁舎2号館
国土交通省国土地理院中国地方測量部
        次長            富田   浩之   TEL:082-221-9729
        地理空間情報管理官 小野里 正明  TEL:082-221-9782
                                  FAX:082-221-4950

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