平成26年度地理空間情報産学官中部地区連携協議会

平成26年度地理空間情報産学官中部地区連携協議会

 「平成26年度地理空間情報産学官中部地区連携協議会」を平成27年1月14日に、愛知県産業労働センター(ウインクあいち)にて、構成員17名、オブザーバー7名、国土地理院7名、計31名の出席で開催しました。

 はじめに、以下の5つが発表されました。
(1)「国土地理院の最新の取組」 国土地理院
 リニューアルされた地理院地図、地理院地図キット(改良版)の紹介、最新の地理院地図利用事例の紹介。
(2)「静岡県における地理空間情報の利活用事例」 静岡県
 静岡県が進めているGISの統合化の推移、国土地理院の地理空間情報を利用した事例(旧版地図、標高データ等)の紹介。
(3)「交通ビッグデータと公共交通運行情報のオープン化について」 名古屋大学
 位置ビッグデータの可視化と分析というテーマで、人や車(タクシー・バス)の動きをWiFiやGPSを用いて把握し、表示、分析する実験プロジェクトの紹介。
(4)「農業の知識産業化を支える地理空間情報」 中部大学
 農業分野での地理空間情報のGIS利用等に基づく知識産業化の重要性の指摘。
(5)「GIS開発側から見た地理空間情報の効果的な活用」 株式会社ファルコン
 受注開発した岐阜県、愛知県の統合型GISの特徴の紹介、災害に特化したeコミマップ(オープンデータを多種利用)の利活用事例の紹介。

 その後の意見交換では、県において地理院地図を利用するGISにリニューアルする取組みの報告、地理院地図の特徴と利用メリット、地理院地図のオープンソース化等について、活発な議論が行われました。最後に、事務局からの来年度の開催提案が了承され、会議を終了しました。
挨拶する中部地方測量部長   会議の様子
挨拶する中部地方測量部長   会議の様子