過去から未来へつなぐ災害教訓のバトン ~自然災害伝承碑1,611基掲載~

発表日時:2022年9月28日14時00分

 9月29日、自然災害伝承碑113基の追加公開により、合計の掲載数は1,500基を一気に超え、1,611基となります。

 掲載数が充実したことにより、防災教育や地域学習等の場でますます活用され、先人が経験した自然災害の被害状況や教訓を未来へつないでいくことが期待されます。

 

 国土地理院では、自然災害伝承碑を地図に掲載し、災害教訓を周知・普及する取組を行っています。令和元年6月の公開開始以来、市区町村による申請や都道府県・地方整備局等の情報提供等により、ウェブ地図「地理院地図」等への掲載数を着実に増やし、9月29日に追加する113基で1,611基となります。今回追加公開する碑の中には、愛知県東海市に建立された、伊勢湾台風(昭和34年9月)の被害の恐ろしさを伝える碑(「友情の塔」)があります。
 自然災害伝承碑の地図への掲載が充実したことにより、防災教育や地域学習にますます活用され、地域住民の防災意識の更なる向上が期待されます。例えば、国土地理院ホームページにおいて公開している自然災害伝承碑データを用いて、災害種別や建立年ごとに基数や災害名、分布等を確認することで、過去の自然災害について学習することができます。時代別の代表事例及び代表事例(分布図)についても、国土地理院ホームページで公開しておりますので、ぜひご活用ください。
 自然災害伝承碑が過去の自然災害を学ぶきっかけとなり、実際に過去の教訓が地域で活用されるよう、ホームページへの利活用事例の掲載を進めてまいります。
 地図に掲載されていない自然災害伝承碑に関する情報や地域における自然災害伝承碑の利活用事例がございましたら、該当市区町村や最寄りの国土地理院地方測量部(支所)へ情報提供をお願いいたします。


自然災害伝承碑の取組の推移地理院地図での自然災害伝承碑表示イメージ自然災害伝承碑掲載数の推移グラフ
自然災害伝承碑の表示(地理院地図):地理院地図で見る(愛知県東海市周辺を表示)
自然災害伝承碑のホームページ:https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html

添付資料

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地理情報処理課長補佐 宮下 妙香 TEL:029-864-6584(直通)
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