令和7年8月の地殻変動

• 全国（PDF形式：785KB）
  ・北海道北部では、カムチャツカ半島付近の地震に伴う地殻変動が見られます。
  ・東北地方を中心に平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
  ・火山周辺では、硫黄島において地殻変動が見られます。
• 北海道地方（PDF形式：222KB）
  ・2025年７月30日に発生したカムチャツカ半島付近の地震に伴う地殻変動が見られます。
• 東北地方（PDF形式：357KB）
  ・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震後の余効変動が見られます。
• 関東・中部地方（PDF形式：410KB）
  ・特段の変化はみられません。
• 近畿・中国・四国地方（PDF形式：828KB）
  ・特段の変化はみられません。
• 九州地方（PDF形式：543KB）
  ・特段の変化はみられません。
• 沖縄地方（PDF形式：137KB）
  ・特段の変化はみられません。

• 山口県北部（PDF形式：935KB）
  ・この地域の地震活動とほぼ同期して地殻変動が観測されています。
• 宮崎県南部（PDF形式：870KB）
  ・2024年８月８日に発生した日向灘の地震（M7.1、最大震度６弱）及び2025年１月13日に発生した日向灘の地震（M6.6、最大震度５弱）後の余効変動と考えられる地殻変動が見られます。
• 吐噶喇（トカラ）列島（PDF形式：597KB）
  ・2025年６月頃からトカラ列島近海の地震活動に伴い地殻変動が観測されています。
• 静岡県西部から愛知県東部（非定常的な地殻変動）（PDF形式：728KB）
  ・2022年初頭からそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。この変動は、渥美半島周辺から浜名湖周辺にかけてのプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
• 紀伊半島南部（非定常的な地殻変動）（PDF形式：750KB）
  ・2020年初頭からそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測され、2024年秋頃から停滞していましたが、2025年初頭から再び地殻変動が観測されています。この変動は、紀伊半島周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。
• 四国中部（非定常的な地殻変動）（PDF形式：1.4MB）
  ・2019年春頃から観測されているそれまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。この変動は、四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。

• 岩手山（PDF形式：1.9MB）
  ・岩手山周辺の「雫石」－「岩手松尾」等の基線で、2024年４月頃から見られていた伸びは、2025年３月頃から鈍化しているように見えます。また、だいち２号及びだいち４号による干渉ＳＡＲ時系列解析結果によると、大地獄谷周辺及び岩手山西部周辺において、衛星に近づく変動が見られます。
• 草津白根山（PDF形式：336KB）
  ・顕著な地殻変動は観測されていません。
• 浅間山（PDF形式：547KB）
  ・顕著な地殻変動は観測されていません。
• 硫黄島（PDF形式：1.3MB）
  ・「硫黄島１」及び「Ｍ硫黄島Ａ」では隆起が、「硫黄島２」では南向きの変動が継続しています。
• 霧島山（PDF形式：603KB）
  ・「えびの」－「牧園」等の基線で2025年３月頃から見られていたわずかな伸びは、2025年７月頃から停滞しているように見えます。
• 桜島周辺（PDF形式：655KB）
  ・鹿児島（錦江）湾を挟む「鹿児島郡山」－「鹿児島福山」等の基線で2024年11月頃からわずかな伸びが見られます。
• 薩摩硫黄島（PDF形式：387KB）
  ・顕著な地殻変動は観測されていません。
• 口永良部島（PDF形式：374KB）
  ・顕著な地殻変動は観測されていません。
• 諏訪之瀬島（PDF形式：475KB）
  ・顕著な地殻変動は観測されていません。

本資料を利用する際は、国土地理院コンテンツ利用規約に従ってご利用ください。
なお、利用にあたっては、出典の記載をお願いします。
（出典記載例） 「出典：国土地理院」

• 国土地理院による火山周辺地域における地殻変動観測の概況
• 気象庁　令和７年８月の地震活動及び火山活動について