GPS連続観測システム(GEONET)の解析戦略(第4版)から見た地殻変動について 要旨
Crustal Movement Reevaluated from Solutions of GEONET New Analysis Strategy (Ver.4)
著者
測地観測センター 宮原伐折羅・野神憩・梅沢武・岩下知真子・川元智司
要旨及び本文
国土地理院は,GPS連続観測システム(GEONET)のさらなる高度化・高精度化を目的として,2009年4月から,新しい解析戦略(第4版)の運用を開始した.新しい解析戦略(第4版)では,座標値に見られた様々な誤差が軽減されることにより,より詳細な地殻変動の把握が期待される.そこで,新しい解析戦略の運用開始に先立って,解析戦略の変更に伴い座標値に生じる差が,地殻変動監視においてどのような影響を及ぼすのか,第3版と新しい第4版の解析結果を比較することで検証した.比較には,過去の地震・火山活動に伴う地殻変動を用いた.また,解析戦略(第3版)で地殻変動監視の大きな障害として報告されていた大気の不均質による誤差(雨貝・石本,2007)が,大気遅延勾配推定の導入により大きく改善された事例が確認されたため,これを報告する.
本文[PDF:2,280KB]
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