最終更新日:2019年12月25日

採用担当Facebookアーカイブス ~地理空間情報部~

【あなたも地図をつくれます!!】 ~地理院地図Vector開発業務に携わって~

地理空間情報部 情報普及課 神田さん

2019年10月3日公開→Facebookで見る
みなさんこんにちは。地理空間情報部情報普及課に所属している神田(入省1年目、総合職、工学区分)です。国土地理院では様々なバックグラウンドを持った人が活躍していますが、その中で私は子どもの頃から都市や地図が好きで、大学・大学院でも人文地理学を専攻していた根っからの「地理っ子」です。今回はそんな私が今年の4月に入省してから携わっている地理院地図Vector開発業務についてご紹介します。

さて、突然ですが皆さんは地図記号をどれほど覚えてますでしょうか。もうあまり思い出せない...なんて方、ウェブ上の地図で記号をクリックすればそれが何の記号なのか表示されれば便利だと思いませんか?それが可能なのが国土地理院で今年の7月から新たに試験公開しているウェブ地図である「地理院地図Vector」(仮称) (https://maps.gsi.go.jp/vector/)です。

国土地理院で従来から公開しているウェブ地図である「地理院地図」は、本質的には中身は「画像」です。一方で「地理院地図Vector」(仮称)の場合、見た目は地理院地図と似ていますが、その中身には建物や道路といった「情報」が含まれています。したがって地図で描かれている記号や線を右クリックすると、「この記号は神社です」「この道路は県道です」といった情報が表示できる仕組みになっているのです!さらに中身が「情報」になっているため、特定の情報、例えば鉄道だけを取り出して「鉄道地図」をつくるなどといったように好きなデザインの地図を簡単につくることができるのも地理院地図Vectorの特徴です。

実際に私が携わった開発業務としては、昨年度までに骨組みが完成していた地理院地図Vectorを、一般に試験公開できる水準にするというものでした。この業務においてはSEさんに作業を依頼するほか、自分でプログラムを書きかえる作業も必要になりました。これまでプログラミングの経験がなかった私にとって、最初はプログラムのどの部分をどう修正すればよいか検討がつかず、とても戸惑いました。しかしながら、課内の方々の助けを借りながら少しずつ作業を進め、最終的に実際に自分が書きかえたプログラムが地図上で正しく表現された際には、ちょっとした達成感を味わいました。
こうして実際の業務を通しつつ新たな知識や技術を身につけられることは、国土地理院の職場の大きな特徴だと感じます。この記事を読んでくださったあなた、ぜひ私たちと一緒に国土地理院でこのような達成感を味わってみませんか?

写真1:タブレットで地理院地図Vectorを表示

写真2:地理院地図Vectorではこのように地図記号の確認や地図デザインの編集ができます

写真3:普段の業務では開発のほか地理院地図の普及活動も行っています

 

ページトップへ

【業務紹介(事務官):技術系部署にいる事務官の紹介】

地理空間情報部 企画調査課 小林さん

2018年9月25日公開→Facebookで見る
 地理空間情報部企画調査課に所属している小林(平成26年入省)です。地理空間情報部と企画調査課についてご紹介します。
 地理空間情報部には5つの課があり、主な業務としては、地理空間情報の利用の推進、国、地方公共団体との協力関係の構築、地図の刊行、地理院地図(ウェブ地図)の公開、情報システムの整備などを行っています。
 企画調査課の業務は、地理空間情報部で所掌している業務の総括や調整、部内の他の課に属さない業務です。総務係の私が担当しているのは、部内の総務、人事、厚生関係の業務、職員の出張手続等です。
 総務係は部内の様々な方と関わる係ですので、自身の担当業務以外にも地理空間情報部の仕事について知る機会があり、大変勉強になります。細かな規程など、覚えることが多く、未だに知識不足を痛感することもあります。
 今後一層、知識や対応力を身に付け、多くの方の役に立つ職員になりたいと思っています。  

今年の4月に異動をして来て半年ほど経ちましたが、職場の雰囲気は和やかで、笑顔で話している方が多い印象です。また、プライベートでは、9月末に部内の方を含む、様々な部署の先輩方と地域のマラソンイベントに参加する予定です。

職員の出勤簿の整理や提出された書類の確認を行っています。

執務室前です。企画調査課は6階にあり、エレベーターホールからは筑波山が一望出来ます。

情報サービス館の閲覧窓口にある地図を見せていただきました。

情報サービス館の閲覧窓口では、紙地図のほかにも地理院地図(ウェブ地図)が閲覧できます。

 

--------
#国土地理院_業務紹介 , #国土地理院_業務紹介_事務官

ページトップへ

【業務紹介】地理院地図 ~いつでも誰でも簡単にアクセスすることができるウェブ地図です~

地理空間情報部 情報普及課 高野さん

2017年3月17日公開→Facebookで見る
 みなさんこんにちは。リクサポメンバーの高野です(入省10年目、2種/土木区分採用)。  
 「国土地理院」と聞いて多くの人が頭に思い浮かべるのは「地図」だと思います。でも思い浮かべたその地図って紙の地図じゃないですか?今の我々の“推し地図”はウェブ、つまりインターネットで見ることができる地図なんです。
 今回は国土地理院が提供しているウェブ地図である「地理院地図」について紹介します!
---
地理院地図(http://maps.gsi.go.jp/
 インターネット環境とスマホやPCなどの機器さえあれば、いつでも誰でも簡単にアクセスすることができるウェブ地図です(写真1・2)。地図や写真はもちろん、基準点や観測結果、災害情報など、1800以上の情報を見ることができます。
 3月14日には機能拡充やインターフェースの改良などを行った地理院地図をリリースしました!
改良により、地下の震源断層モデルの3D表示が可能になり、実際の断層モデルの形状や大きさをわかりやすく知ることができるようになりました。(写真3)
(詳しくはこちらをご覧ください→http://www.gsi.go.jp/johofukyu/johofukyu20170314.html
---
 私は今、地理院地図の開発・運用を担当しています。どんなに優れた情報も、使われなければ価値は低くなります。最新のウェブ技術を取り入れ、多様なニーズに応えながら、より多くの方に使って頂けるコンテンツになるよう日々改良に取り組んでいます。
 大学時代の専攻は農業土木で、衛星画像を使った植生環境の分析を行っていました。分析では国土地理院の地図データも使っており、それがキッカケでこの職場に興味を持ち、今に至ります。大学の頃は地図の利用者だったのに、10年後の今は地図の提供者になっているなんて、改めて考えると不思議な感じがします。
 地理院地図をキッカケにみなさんも国土地理院に興味を持って頂けたら嬉しいです。

(写真1)地理院地図

(写真2)地理院地図Globe 地図をシームレスに3D表示させることができます!

(写真3)平成28年熊本地震の震源分布と震源断層モデル

(写真4)仕事中の様子

 

ページトップへ

【業務紹介】国土地理院の地域連携 ~1年目の職員が感じた学生との違い~

地理空間情報部 情報企画課 渡辺さん

2017年2月26日公開→Facebookで見る

 こんにちは。地理空間情報部 情報企画課の渡辺です(入省1年目、総合職、森林・自然環境区分)。国土地理院に入省してもうすぐ1年。今回は、配属先で初めて知った、国土地理院と全国各地の国・地方公共団体との連携・協力、それに関連した日々の業務についてお伝えします。

--------
 地図をはじめとした“場所”に関する情報である「地理空間情報」を、行政機関が上手く使えると、一般の方々へ情報が分かりやすく伝わり、業務も効率化します。例えば災害時の避難場所は、住所などの文字列より、地図上へピンなどの“点”で示すほうが一目で認識できますよね。
 国土地理院は、国や地方公共団体が地理空間情報を上手く活用できるように、様々なデータや地理空間情報の活用ツールを提供して各機関の業務を支えています。そして各機関が持つ地理空間情報を提供してもらい、国土地理院の様々なデータの鮮度と質を維持する、という相互の連携・協力関係を築いています。

 現在の私の業務のひとつに、活用ツールの改良があります。国土地理院内外から寄せられる要望を集め、吟味し、反映させます。最近は、住所等の情報を簡単に展開して“地図上に見える化”するExcelツール「地理院マップシート」について、“点”のアイコンを選びやすくする改良を行いました。
 今後は、現在改良を進めている様々な活用ツールの新機能や特長を、全国の地方測量部(出先機関)を通じて各機関に伝える手はずを整えていきます。
◆地理院マップシート: http://renkei2.gsi.go.jp/renkei/130326mapsh_gijutu/index.html

 去年までは人文地理学を学ぶ地図好きな学生でしたが、いざ立場が変わると新しい発見や学びがあります。例えば、データ・ツールの整備、地域連携の業務がどのような過程で行われているか、また、技術を究めたスペシャリスト、広い視野で物事を見るジェネラリストといった多様な職員の考え方など・・・。
 実際に技術を使う場面に携わること、働くうえでの多様な考え方に触れられることは国土地理院の魅力だと感じています。ツール改良のためのプログラミング等は初めてで勉強の日々ですが、学生のころ(=ユーザー視点)を思い出しながら、ひとりでも多くの人々に「地理空間情報」を活用してもらえるよう、業務に励んでいます。
--------
 ちなみに、3月3日(金)に福岡市の国土地理院九州地方測量部で開催される「官庁OPENゼミ」に私も参加いたします。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
◆官庁OPENゼミ(福岡地区): http://www.gsi.go.jp/kyusyu/201703openzemi.html

“地図上に見える化”するExcelツール「地理院マップシート」の改良中

 

ページトップへ