薩摩硫黄島周辺のGNSS連続観測結果

国土地理院では、GNSS連続観測によって得られる薩摩硫黄島周辺の地殻変動の状況について、ホームページ上で1日1回提供しています。
国土地理院による観測では、「鹿児島三島」で2023年10月頃から西向きのわずかな変動が見られます。

基線図

薩摩硫黄島周辺GNSS基線図

基線変化グラフ(斜距離・東西・南北)

※画像をクリックするとpdfファイルをダウンロードできます(約300KB)。左側が長期間、右側が短期間です。

 
長期間グラフ 短期間グラフ
長期間グラフ 短期間グラフ
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地殻変動グラフを見る際の注意点

 地殻変動情報を迅速に提供するため、GNSS観測から2日後に公開される暫定的な衛星軌道情報を用いた解析結果(R5解:速報解)も表示しています。このR5解は、精密な衛星軌道情報を用いた解析結果(F5解:最終解)よりもばらつきが大きく、大きな外れ値が発生することがあります(GNSS測位の誤差に関するページ)。こうしたことから地殻変動を把握するには、グラフに表示されたプロット1点ごとではなく、全体のプロットの傾向を見て判断していただく必要があります。なお、解析結果は今後の精査によって変わることがあります。

問い合わせ先

国土地理院
測地観測センター  地殻監視課長    芝 公成  (直通 029-864-5971)
測地観測センター  地殻監視課長補佐  吉田 賢司 (直通 029-864-6259)

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